右目と左目の大きさが違うのは使い方に関係有り。効き目とは
2019.3.5
鏡や写真に写った自分の顔を見た時に、右目と左目の大きさが違うと感じることはありませんか?
中には片方が一重まぶたで、もう片方が二重という人もいます。
なぜ右目と左目の大きさが違うのでしょうか。
私達は普段両目を使って物を見ますが、実は利き手のように効き目というのがあります。
効き目をよく使うことでそちらの目に負担がかかり、目の形が変わるといいます。
ではあなたの効き目はどちらでしょう?簡単に調べる方法を紹介します。
利き目はスポーツにも関係してきます。どんな関係があるのかみてみましょう。
また美人の顔の条件は左右対称なのが美しいとされています。大きさを揃えるメイクの方法もご覧ください。
この記事の目次
右目と左目の大きさが違うということはあるのでしょうか
右目と左目の大きさが違う原因とは?
鏡に映った自分をよく見てみると、左右の目の大きさが違うと感じることがありますよね。
何か物を見る時に、私達は両目を使って見ているように思いますが、実は効き目の方の目を使って見ています。
片方の目を優先的に使って見た情報を脳で処理し、立体化映像にして認識しています。
効き目は人によって右目の場合も左目の場合もあります。
両目を使っているつもりでスマホやテレビを見ていても、実際には効き目の方をよく使っているため、効き目ではない方の目は使われないことで筋力が弱くなり、効き目に比べると小さめになってしまうことがあるのです。
目だけではなく、顔の表情筋も効き目側がよく動くため、一日中パソコンに向かうデスクワークの人などは、効き目側の表情筋が固まってこってしまうことも多いです。
そのため、左右の目の大きさが違うということは珍しいことではありません。
効き目によって右目と左目の大きさは違う。調べ方を紹介
効き目が右目か左目かを調べる簡単な方法
自分の効き目はどちらかを理解している人は少ないでしょう。
右利きだから効き目の右側とは限りません。
自分の効き目を簡単に調べる方法もあります。
まず、どちらかの手の親指と人差し指で輪っかを作り、数メートル離れた対象物を輪っかの中にいれます。
対象となるものは、壁掛け時計などがわかりやすいです。
その状態で、片方ずつ目をつむると対象物が輪っかに収まる方と、輪っかから外れる方があるはずです。
効き目は、この輪っかの中に対象物が収まる状態で見えている方の目です。
この方法以外にも、例えばスマホを見る時、人は自然と効き目側の前にスマホを持っていく傾向があります。
右側にスマホを置いて見ることが多いなら、効き目は右目である可能性が高いと言えます。
右目は知性を表し、左目は感性を表す
脳の働きと目の大きさは関係している
体のバランスを考えると、両目を同じくらい使った方がバランスは取れそうですよね。
人間の目は右目と左目の2つがありますが、どちらか一方の目(効き目)を優先して使うようになったのには、人間の脳の働きが関係しています。
人間は、動かす方の反対側の脳が指令を出すことで体を動かすことができます。
例えば、「右手を挙げる」ためには、「左脳」が指令を出しているのです。
脳の中でも、右脳と左脳の働きの違いはご存知の方も多いでしょう。
左脳は、物事を論理的に考える論理的思考の働きが大きい一方で、右脳は、”直感”の働きが主な役割です。
空間や音楽を認識したり、情緒をコントロールしたりするなどのイメージ脳や芸術脳とも言われます。
効き目は反対側の脳の働きが大きくなるということを考えると、右目は知性を表し、左目は感性を表すということが分かります。
芸術家や音楽家など芸術を仕事にしている人には、左目が大きめの人が多いということも、このような脳の働きが関係しているということが言えます。
利き目はスポーツにも関係します
スポーツの種類によって、効き目の働きは違う
視力を測定した時に、どちらかの視力が低いということも少なくありません。
左目が右目に比べて視力が弱い場合は、効き目の右目を酷使していることが原因ということもあります。
効き目ばかり使っていると、片方にばかり負担がかかるため、あまり使われていない方は、脳が「使わなくていいんだ」と勝手に誤解し、使わないようにプログラミングされた状態になってしまうのです。
使われないということは、筋力も発達しませんので、視力は当然下がります。
このような「効き目」は、スポーツの成績にも影響を及ぼすとされています。
例えば、早い球を追う野球では、効き目で球の動きを追うことで、対応しやすくなり、フィギュアスケートでは、効き目側に回転したり、飛んで着氷する際に効き目側の足から下りることでバランスを取りやすいと言われています。
アーチェリーや弓道など、標的を決めるスポーツでも、効き目は重要な働きがあります。
両目ではなく、効き目をしっかり使って標的を定めることで、的に当てることが出来るのです。
そのため、効き目と同じ側の手を使って弓を持つことが一般的です。
一方、野球のバッターの構えは、効き目と利き手は違う組み合わせであることは有利です。
右目が効き目で、利き腕の右手の右バッターという組み合わせの場合、ボールの動きは左目で捉えることになるため、視野が狭く、ボールの動きを追いにくくなってしまうのです。
右目と左目の大きさを揃えるメイク方法
右目と左目のバランスが取れた美人顔にメイクするには
左右の目の大きさが違う理由は、「効き目」が関係していることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
理解はしたけど、左右の目の大きさが揃っていないのはなんとかしたいという人も多いでしょう。
美人と言われる人は、パーツや大きさなど全体のバランスが取れた顔であることがポイントです。
顔の中でもバランスを決めるポイントとなるパーツは、「目」ですよね。
左右同じ大きさに揃えることが、顔全体のバランスを整えることにもなります。
左右対称の顔にするためには、メイクをすることがもっとも簡単な方法。
ポイントは、利き顔の方に片側を合わせていくことです。
右目が効き目なら、利き顔も右側です。
右側の眉山の位置や、カーブ、目の大きさに左側を揃えていくようにメイクすると、左右バランスが取れた顔にすることができます。
アイメイクには、シャドウやアイホール、アイライナーを上手く使うことで、目の大きさを自在に見せることが出来ますよ。
左右の目の大きさをメイクで揃えて、美人顔にしましょう。
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