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スカートの生地選び!夏に涼しいおすすめの縫いやすい素材

2019.3.5

スカートの作り方は簡単なものからあり、ハンドメイド初心者にも挑戦しやすいアイテムです。夏向けのスカートを作りたいという場合にはどのような生地を選べばいいのでしょうか?
暑い夏はスカートの生地も涼しげで、汗の吸収の良いものや通気性の良いものがいいですよね。
そこで、夏のスカート生地におすすめの素材をご紹介します。

初心者にとっては、縫いやすい生地というのもチェックして欲しいポイントです。

夏のスカートの生地におすすめの綿ブロード

子ども用の服の素材には綿のような肌にやさしい天然繊維を選ぶと良いです。綿にもいろいろありますが、中でも夏におすすめなのが綿ブロードです。綿ブロードはオーソドックスな生地で、様々な衣類に使われています。丈夫で伸びにくく、洗濯にも強いため、すぐに汚してしまう子ども服にぴったりです。通気性や吸湿性に優れているので夏は涼しく、適度な保温性もあるので冬にも使うことができる素材です。

綿ブロードはシャツやワンピースの他にパジャマなどにも適した生地です。子ども用ならスカートやパンツにも使うことができます。シワになりやすい面はありますが、熱にも強いのでスチームアイロンをかけてシワをとることができます。
綿は柔らかくて肌にも優しいので、子どもや肌がデリケートな人でも心配なく着ることができます。
様々な色や柄のものがありますので、生地選びから楽しめると思いますよ。

大人の夏のスカート生地には麻でナチュラルに

大人用の夏スカートを作るなら生地は綿ブロードよりも麻をおすすめします。

麻は吸水性や吸湿性に優れていて、通気性も高いので夏に人気の素材です。適度にパリッとした感じがあり、繊維が伸びることもありません。汗をかいても肌にはりつかずにサラリとしているので、暑い夏でも着心地がとても良いです。
着用していくうちにやわらかくクタッとしてきたり、シワにもなりやすいですが、これも麻ならではの持ち味です。

麻の生地には天然繊維ならではの特徴があります。麻の糸は均一ではないため、どうしても生地の表面にポコポコとした繊維が絡み合った跡ができてしまいます。これはネップやフシと呼ばれ、天然繊維の麻ならではの味わいでもあります。

麻は綿に比べて生地に硬さがありますので、麻で作られたスカートは適度にパリッとした感じがあり、また着用していくうちにできるシワがナチュラルな感じを出してくれます。涼しげな印象も夏に向いている麻ならではでしょう。

涼しい麻素材も綿との混合だと着心地の良いスカートに

夏に適した素材の綿と麻をかけ合わせた混合の生地もあります。

麻だけだとゴワゴワしたりシワになりやすいですが、麻に綿を加えることでシワになりにくく肌に心地良い生地になります。綿と麻の混合生地は、綿と麻の良いところを活かしてデメリットを補った生地とも言えるでしょう。

綿の特徴は吸水性や通気性に優れているため様々なアイテムに使われています。衣類の他にも肌着、タオルや寝具にも使われています。きれいに染めることができるため、カラーや柄も豊富です。
麻もまた吸水性や通気性に優れていますが、生地はシワになりやすく、毛羽立ちやすい面もあるため、なんとなくくたびれた感じを受けることがあります。
麻に綿を加えることで生地が適度にパリッとして麻独特のシワが目立たなくなり、より扱いやすくなります。
手触りが堅く染色しにくい麻ですが、綿を加えることで柔らかくなり発色もよくなります。麻の自然な風合いを残したまま手触りが柔らかくなり、吸水性や通気性といった機能面はそのままなので、夏の衣類にはおすすめの素材になります。

透け感を楽しむ夏のスカート生地

夏向けの生地なら厚地よりも薄手のものになりますが、透け感がある生地もまた夏ならではでしょう。

夏のワンピースやスカートにおすすめなのが、ミラクリース生地です。

ミラクリースは生地の表面にドット柄が入り少しデコボコに加工されている生地で、適度な透け感があります。軽さもあり、サラリとしているので、ワンピースやスカートの他にもブラウスや羽織ものにも適しています。
ミラクリース生地は薄いため、少し透けてしまいますので、スカートなどのボトムやワンピースには裏地が必要です。

夏用の衣類なら裏地もまた夏向けの素材を選ぶようにしましょう。汗をかいたときに肌にはりついてしまうものは不快になりますよね。透けてしまうのを防ぐだけではなく、汗を吸ってもすぐに乾いてベタベタしない生地を裏地に選ぶようにしてください。吸水速乾加工がされている生地なら肌触りもさらりとしていて通気性も高いので、夏用の衣類に最適です。

縫いやすい生地の特徴とは

洋服を作る場合の生地選びは、季節に合った素材や色柄だけでなく、縫いやすさも考えて選ぶようにしましょう。特に裁縫にまだ慣れていない初心者なら、扱いが簡単な生地を選ぶことも大切です。

生地に適度な厚みがあるもの

生地は薄すぎても厚すぎても縫いにくいものです。生地が薄いと糸の調整が難しく、縫い目で生地が引きつってしまうことがあります。生地が厚いと針を入れにくく、生地を折るのも大変です。
縫いやすく扱いが簡単な生地は適度な厚みがあるものです。春夏用のブラウスやスカートに使われている生地を目安にして選ぶと良いでしょう。

端がほつれにくいもの

裁断したときにほつれやすい生地だと扱いが大変になります。端から糸がほつれてきて、ボロボロになってしまい、せっかく取った縫い代がなくなってしまうことにもなりかねません。生地の端がほつれにくいものを選ぶこともポイントです。

他にも自分がイメージした通りに仕上げることができる生地を選ぶようにしてください。伸縮性のある生地は着心地は良いですが、縫うのは難しくなります。
夏向けの生地なら綿や麻だと生地が伸び縮みすることがなく、生地の厚みも十分なので縫いやすくなります。ナチュラルな風合いも出て、イメージ通りに仕上がることと思います。

この記事の編集者

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