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アメリカの大学生の勉強量は凄い!日本の大学生との違い

2018.6.27

アメリカの大学では、とにかく課題の量も多く、たくさん勉強をしなければ卒業できません。

では、アメリカの大学生の一日の勉強量はどれくらい必要なのか?

また、逆に日本の大学生の勉強時間の平均は?海外の大学生との違いとはなにか?

そこで、アメリカの大学生の勉強量が多い理由や日本の大学生との違い、さらにアメリカの大学のメリットなどについてもまとめてみました。

アメリカの大学生の一日の勉強量はどれくらい?

海外のドラマなどを見ても、アメリカの大学生はいつでもどこでも勉強しているという印象があります。

実際、調べてみると、アメリカの大学生の勉強に費やす時間は他の国に比べてもかなり多い傾向にあるようです。

それは、アメリカの大学は日本の大学より卒業するのが大変というのが大きな理由のようです。

実際に見る風景で、オシャレなカフェや美しい芝生などに座って、景色を楽しむ余裕もなく、勉強にひたすら打ち込む大学生をよく見ます。

それは、現地の大学生はもちろん、アメリカ以外の留学生も同じで、みんな変わりなくひたすら勉強に時間を費やしているようです。

特に留学生は、普通の大学の勉強に加え、英語も勉強しなくては理解できませんから、その勉強時間は相当なものだと想像がつきますね。

実際、日本からアメリカに留学している、ある大学生の一日の勉強時間は平均6時間という驚きの回答をみました!
それでも勉強時間が足りないと感じるくらいなので、びっくりです。

どうしてアメリカの大学生はそんなに勉強量が多いの?

では、なぜそんなにアメリカの大学生は勉強をするのでしょう。

それは、自分が希望する就職や進学に就くために、優秀な成績を必要するからということが大きい要素です。

日本では、限られた専門職でない限り、全員が大学で専攻した学部で就職先は決まるということはありませんよね。

一方、アメリカでは、大学で自分が何を専攻したかによって、就職先が決まるという傾向にあるので、たとえば銀行に就職するには、大学で経済やビジネスの学位をとった学生が採用されることがほとんどなのです。

そして、アメリカの大学では、法学部や医学部、薬学部といった専門的な学部は大学では専攻できませんので、これらの分野を希望する学生は、4年生大学を卒業した後は、プロフェッショナルスクールや大学院などへさらに進学し、専門知識を学ばなくてはいけないのです。

この受験のときに、評価されるのが成績やテスト、課外活動といったもの。
なので、大学の時の成績がとても重要になってくるのです。

プロフェッショナルスクールへの受験だけでなく、企業へ就職する際の試験もこの大学時代の成績や履修科目が重要なポイントになります。

日本の企業では、新卒の学生を一から育てるという風習ですが、アメリカの企業では初めから即戦力を求めるという傾向にあります。

国によってこんなにも違う大学生の勉強事情ですが、勉強した分だけ自分に返ってくるシステムは大変な分、うらやましくもあります。

アメリカの大学ではどれくらいの勉強量が必要なのか?

アメリカの大学は単位制になっています。

一般に、120単位を取れば、晴れて卒業ということになります。
(ただし、コミュニティカレッジの場合は60単位)

そして、アメリカの多くの大学で取り入れられている「メジャー・マイナー制度(major=主専攻、minor=副専攻)」というものがあり、これは学生の関心に合わせて主専攻と副専攻を組み合わせ、科目を自由に選択することができるシステムです。

日本の大学と同様に4年間で卒業を目指す場合には、学生は一学期につき15単位ずつ、一年で30単位が目標の単位ということになります。

そして、アメリカの大学では、国の教育機関によって、1単位をとるためにどのくらいの勉強が必要かというのが定義されています。

一般的に、1単位をとるのには、1時間の授業と2時間の自習となっていて、この合計3時間を16週間とることによって1単位と認定されるのです。

言葉にしてみると簡単なように見えますが、実際は相当の勉強量ということが言えるでしょう。

現地のアメリカ人でも相当の勉強量が必要なのに、母国語が違う留学生にとっては、さらに何倍もの勉強が必要になってきます。

日本の大学生の勉強時間は?海外の大学生との違い

アメリカの大学生の勉強事情はわかりましたが、わが国の大学生の勉強時間はどのくらいなのか気になりますよね。

2013年に集計された学生生活実態調査概要報告のデータによると、一日あたりの勉強時間が文系の学生で約28分、理系の学生で約48分となっています。

このデータは、講義に出ている時間は含まれないので、それ以外の自習の時間ということになります。

この数値からも、講義が終われば授業の予習・復習に費やす時間が少ないということが言えるでしょう。

他の国の大学生の勉強時間は、人にもよりますが、1日6~10時間と圧倒的に多く、いかに大学で勉強しているのかがわかる結果が出ています。

アメリカの大学は大変だけど、メリットもある!

アメリカの大学は、とにかく「課題が多い!」ということで有名です。
よく、アメリカの大学に入るのは比較的たやすいが出るのが困難という話は聞いたことがあります。

この理由も、課題の多さに大いに関係ありそうです。

ただ、メリットも多くあります。
日本の大学では、日々の講義を受けて、期末試験やレポートなどの一発勝負で成績が決まる授業も多く、これは試験前だけ集中して頑張っても、試験当日に体調不良になってしまったら最悪なケースになります。

アメリカでは、課題が多くある分、個人の成績を決定するために細かく配分された「得点」があります。そのため、努力すればその分よい成績をおさめられるということになります。

特に頑張った生徒には、エクストラ・クレジットなどボーナスのようなものが与えられるなど、努力した分報われる制度は、学生が勉強する上で励みになりますね。

この記事の編集者

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