中国へ化粧品を送るための一番良い手段と注意点を教えます!
2018.5.11
中国にいる友達に日本製の化粧品を送ってあげたい・・・そんな時気を付けるポイントがあります。
送る方法には「EMS」や「船便」などがありますが、届くまでの日数にも料金にも差があります。さらに化粧品に含まれているアルコール度数にも注意が必要だといいます。
一筋縄ではいかない?中国へ化粧品を送る場合に注意すべきこととその費用などについて詳しく説明します。
この記事の目次
中国へ化粧品を送る場合に気をつけるポイント!
中国へ化粧品を送る場合は、その化粧品に含まれるアルコール度数に気を付けましょう。アルコール度数が24%を超えているものは、飛行機を利用して輸送することはできないからです。荷受け自体を拒否されてしまいます。
基礎化粧品についてはほどんど問題ありませんが、香水やマニキュアはこの制限を超えているため送ることはできません。
化粧品に含まれているアルコール度数は、各化粧品メーカーのホームページで確認することができます。または、各化粧品メーカーのお客さま窓口に聞いてみましょう。
海外に化粧品を郵送する時には、郵便伝票とインボイスが必要になります。インボイスとは、関税に郵送品の内容を申告するものになります。関税の係員に郵送品を開けて見られる可能性を下げることができるのです。
中国では、郵送品の中身の抜き取りが問題になることもあります。そのためにも必要なのです。
アルコール度数が24%以内であれば、伝票とインボイスの内容品記載の後に
「Not Restricted, as per Special Provision A58」
と書きましょう。
中国へ化粧品を送る一番安い手段は?
中国に安く化粧品を送りたいのであれば「船便」を使いましょう。時間がかかりますが、これが一番安く送る方法です。
船便の場合は、2か月くらいかかると考えておきましょう(実際には1カ月で着く場合もあるようです)。
中国の宅配便の配送事情は良くありません。日本のように安定していないのです。そのため、個人宅に荷物を送っても届かないこともあります。特に旧正月などの大型連休前に多いようです。
それを防ぐためにも、中国の大型連休前には荷物を送らないようにしましょう。
そして、個人宅よりも法人宛の方が荷物が届かないという事例は少ないと言います。仕事をしている人であれば、勤務先の住所に送るようにしましょう。
ただし、法人宛であっても大型連休前であれば届かない場合もあるそうなので、注意しましょう。
中国にある運送会社の中で「顺丰(順豊)」という会社は一番信用できるといいます。追加料金がかかりますが、大切なものであればこの会社を指定して送るといいでしょう。
中国へ船便よりも早く化粧品を送るなら【SAL便】!
値段は航空便よりも安く、そして船便よりも早く到着する郵送方法があります。それが【SAL便】です。
これは、日本国内と中国国内は船便として扱い、日本→中国間は航空便扱いになる郵送方法となっています。
日本〜中国間の航空便では、EMSの郵便を優先して積み込むようになっています。そしてその空いたスペースにSAL便の荷物が詰め込まれます。EMSの荷物が多い場合は、SAL便で運べる荷物が減ることになってしまうので、時間がかかることもあります。
だいたいの場合は約1〜2週間で中国に荷物は到着します。ただし先ほども説明した通り、春節や国慶節など大型連休前後は時間がかかる場合が多く、1ヶ月かかることもあります。余裕を見ておいた方がよいでしょう。
SAL便を利用する時には、追跡をして荷物が届いたかどうかをチェックするようにしましょう。届いたことになっているのに相手の自宅にはまだ届いていないというケースもたまにあります。その場合な中国国内の郵便局でストップとなっている可能性もあります。
EMSで中国へ化粧品を送る場合の伝票の書き方を解説!
中国へEMSを使って化粧品を送る場合は、まず郵便局で伝票をもらいましょう。その時に包装材ももらってきましょう。EMS限定で無料となっています。
中国へEMSで化粧品を送るときの伝票の書き方
1.まず、自分の名前と住所、郵便番号を記入します。
FROM(ご依頼主)~自分の住所と名前をローマ字で書きましょう。住所は日本とは反対に書くようにしましょう。
2.電話番号とFAX番号は、市外局番の0を取ります。そして日本の国際番号の「+81」を付けて記入します。
3.TO(お届け先)には相手の名前と住所を書きましょう。
4.FROMとTOの欄の下に、内容品を記載する欄があります。個数、重量などを書きます。
内容品は詳しく書くようにしましょう。大まかな内容だと、税関検査で時間かかかってしまうことがあります。最悪の場合、返送されることにもなりかねません。
例えば化粧品の場合は、「化粧品」(Cosmetics)と書くのではなく、「マスカラ」(mascara)や「口紅」(lipstick)など詳しく書くようにしましょう(英語で書きます)。
個人で利用する場合は」「Personal Use」を最初に書くようにしましょう。
中国から日本に荷物を送るのは大変?
中国を旅行していて買ったものを日本へ送りたい場合、日本とは違って梱包する前に中身を郵便局員に見せる必要があります。
このチェックが曲者で、その郵便局員によって良い物悪い物がバラバラなのです。
基本的に本やノートなどの紙製品、洋服などの衣類は問題ないようですが、それ以外についてはその時にならないとわからないと言っても過言ではありません。
ある人は飲み薬がダメだった、またある人は時計や電卓もダメだった、などケースバイケースなのです。
また、小包の中に手紙を入れることもNGのようです。本の間に挟むなどして検査を逃れたという人もいますが、大きなものであれば隠しようがないでしょう。
なぜダメなのかを聞いても、理由が納得できるものもあれば納得できないものもあるとか・・・中国から日本へ荷物を送るのは大変かもしれません。
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