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家族の不仲が子供に与える影響は?機能不全家族の中の子供

2018.6.21

毎日明るい笑顔が絶えない家庭で育つことが、子供の成長にとってとても大切なことです。ですが、中には喧嘩ばかりしている両親に育てられたり、安心した環境で生活できない子供もいます。

家族が不仲な家庭で育った子供にはどんな影響を与えてしまうのでしょうか。

そこで今回は、家族の不仲が子供の性格に与える影響についてお伝えします。

家族の不仲が子供の性格に与える影響は?

子供の性格は両親からの遺伝と育った環境に大きく影響されます。

どんな食べ物が好きか、どんな洋服が好みか、運動神経、知力は遺伝による影響が大きいのですが、協調性や神経質などの性格は生まれてきてからどんな環境で育ったかによって左右されます。

神経質な親に育てられた子供は神経質な子供に育ち、おおかで社交的な親に育てられた子供は同じような性格の子供に育つそうです。

つまり、子供の性格はどんな生活環境の中で育ってきたのかが鍵になるということなのです。

ですが、同じような生活環境で育ってきた兄弟でも全く違った性格の大人に成長することもあります。

幼いころは同じような性格だったとしても、成長して新しい出会いを重ねるたびに、自分がどのような環境で生活しているかによって性格が変わっていくのです。

選んだ友人関係や恋人によっても性格が変わるのです。

家族が不仲「機能不全家族」が与える影響

「機能不全家族」という言葉はご存知でしょうか。

機能不全家族とは、家庭の中で弱い立場の人に対して精神的なダメージや肉体的なダメージを与えることが日常的に行われている家族のことです。

機能不全家族の被害を受けるのは、立場の弱いお年寄りや子供のことが多く、虐待やネグレクトといった育児放棄、家族の不仲による対立や貧困、子供に対して過剰に期待をするといったことが挙げられます。

機能不全家族の中で育った子供を「アダルトチルドレン」と言います。

健康的な生活を送る過程で育った子どもは、家庭生活の中で生きることに必要な能力を学んでいきます。人格を作り、合理的で道徳的な考え方を養っていくのです。

ですが、親が偏った考え方をしている家庭で育った子どもは、健全な生活を送ることができずに本来なら家庭で身に付けるものを学ぶことが出来なくなってしまいます。

子供時代の経験が、自己認識を歪ませたり対人関係を円滑に進めることが出来ないといった生きづらさを与えてしまうのです。

家族の不仲が影響!アダルトチルドレンの特徴

アダルトチルドレンには以下のような特徴があります。

自分に自信が持てない

人の評価ばかりを気にして自分に自信が持てない子供になり、無理ばかりするようになります。

感情を抑える癖がつく

自分の気持ちを抑える癖がついてしまい、自主性に欠いてしまいます。「鈍磨」という、自分の気持ちややりたいことが分からない性格になります。

嫌だと言えない

人に見捨てられる恐怖心があり、嫌だと言えない傾向にあります。犯罪に巻き込まれやすくなり、恋愛でも相手に依存しやすくなります。

人間関係を「支配する側」「支配される側」で考える

家庭の中で自分の周りに壁を作り、人の言葉を受け入れようとしません。失敗を怖がって問題に立ち向かわず、勝ち負けにこだわってしまう傾向があります。

また、なんでも自分で背負い込んで自分が悪いと攻めてしまう傾向もあります。

親の仲が悪いと精神的にも悪影響がある

親が喧嘩ばかりしている家庭で育った子どもは、本来安らぐことが出来る場所で安らぎを感じることが出来ません。

不安でいつも怯え、この先のことを考えて落ち着かない気持ちで生活をしています。いつ両親が喧嘩するかわからない環境で、緊張感を持ちながら生活しているのです。

大人だって人のトラブルを見るのは嫌ですよね。トラブルに出くわすと、周囲も静まり返ると思います。

他人の喧嘩でさえ嫌な印象を持つのに、自分の両親の喧嘩が頻繁に起きていると、子供の心に傷を作ってしまうことになります。

夫婦喧嘩を子供の前でするということは、子供に精神的な不安を与えて傷を作ってしまうことです。こうしたことが子供に悪影響を与えて、精神的なストレスを抱えて心の病を発症してしまうこともあります。

摂食障害やうつ、自律神経の乱れを引き起こすこともあるのです。

家族の仲が悪いことが原因で子供の体に起きる可能性がある変調

家族の不仲は子供に以下のような症状を引き起こすこともあります。

うつ病

うつ病になってしまう子供もいます。子供の場合は気持ちを上手に表現することが出来ないため大人が気付けずに、症状が悪化することもあります。

不登校

文部科学省の発表では、2012年の全国の不登校の人数は11万人にも上るそうです。他人事とは思わないでくださいね。

摂食障害

風や体調不良ではないのに食事を摂れなくなっている場合は、摂食障害の可能性があります。

不安障害

初対面の人とのコミュニケーションが取れない子供や周囲の視線が怖いという子供は、不安障害を発症してパニック障害になることもあります。

リストカット

自分の存在を責めて家庭の不和を自分の責任だと思い込み、体に傷をつけることで心の辛さを訴える子供もいます。

体を傷つけることで不安を和らげているのです。

この記事の編集者

INTELIVIA

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