4桁パスワードの組み合わせ~あなたは大丈夫?避けるべき番号
2018.6.13
今の私たちの生活の中には、さまざまな場面で「パスワード」が必要になりますよね。
キャッシュカードを始め、クレジットカード、スマホの各種設定、ネット通販などのログインなど、覚えておくのが大変と感じている人は多いと思います。
このパスワードも「忘れると困るから…」と言う理由で簡単なものに設定している人はいませんか?
パスワードは悪用される可能性もあるため、第三者には推測できないような番号にしておかなければなりません。
ありがちな4桁のパスワードの組み合わせなど、避けた方が安心な番号を調べてみました。
この記事の目次
使ってはいけない4桁パスワードの組み合わせ
私たちの生活では、今では暗証番号やパスワードでセキュリティ対策しなければならないことが増えてしまいました。キャッシュカードやクレジットカードはもちろん、スマホのロック解除などにも暗証番号が必要です。
この暗証番号には、4桁の数字を求められることとが多いですよね。0~9の数字の中から4桁の数字を選ぶというのは、1万通りあります。そのため他の人に解る可能性が低いとされていますが、実際のところは人気が高い4桁の数字を使っている方が多いようです。ほとんど誰も使うことがない組み合わせもある中、どのような番号が良く使われているのでしょうか。
「4桁の数字を決めてください」と言われて、すぐに思い浮かんでくる4桁の数字は、誕生日などの特別な日や電話番号という方が多いでしょう。それ以外の数字では、「1234」という4桁を挙げる方が非常に多いのです。つまり、暗証番号にこの数字を使っているという方も多いということになります。
また、ゾロ目数字を使用する方も多くなっています。「1111」から「9999」「0000」を使用する方が多いです。その他、2つの数字を組み合わせる「1212」や「1122」などを使用するかたも多い傾向にあるようです。
このようにわかりやすい暗証番号を設定していては、セキュリティをかけていてもすぐに破られてしまうでしょう。だいたい20回ほど試みたら、ロック解除になってしまうような確率です。このようにわかりやすい4桁のパスワードは、避けるべきと言えます。
4桁のパスワードの組み合わせにはこんなパターンも多い
先述のとおりですが、人気が高い4桁の数字は単純に数字を繰り返したり同じような数字の羅列のものです。しかし、これら以外の数字でも人気が高い数字があります。
それは、記憶に残るような大きな事件や事故などの年号です。どの方でもすぐに出てくるアメリカのテロ事件「9.11」は、西暦2001年に起こった事件でした。そのため「2001」の暗証番号を利用する方が特に多いようです。
その他に、オリンピックの開催年をパスワードにする方もいらっしゃいます。人気映画をちなんで、「0070」や「0007」とする方も・・・。自分の生まれた年にする方は最も多く、「19××」や「20××」と設定する方は、全体の5分の1もいらっしゃるようです。
暗証番号を設定した方の趣味や趣向、生年月日が分かれば、すぐに解読できるような暗証番号のパターンを多く利用されているということが分かりました。
スマホに簡単な4桁パスワードの組み合わせは危険!設定を変更
4桁の数字のパスワードを利用して、スマホをロックする方法が多く採用されています。しかし、1万通りの数字の中でも本人が覚えやすい数字を選ぶと、簡単に破られてしまうような数字になってしまいがちです。そのため、数字4桁でパスコードをかけるのは危険と言えるでしょう。
その理由は、まず『数字しか選択できない』という点です。10個の数字を一つずつ組み合わせていけば、時間はかかりますがいつかは破ることができます。また、『パスコードは4桁』と分かる状態であると、「4つの組み合わせを考えればいいのか・・・」と推測させやすくなります。
それらのことから、パスコードは入力しなければならない桁数がわからないよう、スマホの設定を変えることが大切です。設定アプリから、パスコードの設定を変更することができるので試してみてください。
また、パスコードを複雑化するためにも、アルファベットを組み合わせたパスワードにすることをおすすめします。ロック解除に必要な桁数も文字種類も分からない設定だと、ロック解除をしようと思う気を抑えさせることができますよ。
第三者に推測されにく番号とは?
自分にとって覚えやすい数字で、第三者に推測されにくい4桁の数字はあるのでしょうか。その数字を決めるヒントを、いくつか挙げてみたいと思います。
まず、周りの人がすぐにわかる、自分の好きなものや人物に関する数字は避けましょう。例えば、「好きな芸能人の誕生日」や「現在の車のナンバー」などは調べるとすぐにわかってしまいます。そのため、「自分は覚えているけど、周りは知らないだろう」という数字に注目するといいでしょう。
- 以前に住んでいた場所や勤めていた会社の郵便番号、番地
- 以前使っていた自宅電話番号や携帯電話番号
- 自分の出生時間、出生体重
- 趣味やペットに関する数字
- 普段持ち歩かない資格や免許の番号
- 変更前の車のナンバー
- 好きなスポーツ選手の背番号の組み合わせ
- 好きな山やビル、マンションの高さ
- 好きな銘柄の株式番号 …etc
これらに関する数字は調べても、なかなかわからないことが多いです。その数字をそのまま使ってもいいのですが、逆順にして利用したり、二つの数字を足すという方法もああります。仮に自分の出生時間が15時28分だとすると「8251」、出生体重の2511gだとした場合「1528+2511」=「4039」という数字になりますよ。
これからの時代は8桁以上のパスワードが増える!?
インターネットが主流になっている現代では、メールやネット通販、ネットバンキング、SNSなどさまざまなものへ簡単にアクセスができるようになりました。大変便利なのですが、個人情報の流失や乗っ取りに遭わないか心配になります。
セキュリティをしっかりと保持するため、インターネットサービスを利用するときは、8桁以上の英数字を組み合わせたパスワードを設定することが推奨されています。中には大文字と小文字を含ませたり、記号を含めなければならないサービスもあります。
なぜ6桁ではなく8桁を推奨するのかというと、パスワード解析にかかる時間が長くなるためです。4桁の数字はわずか3秒で解析されてしまい、6桁の英数字では1週間もあれば解析が完了してしまうようです。それでは大切な情報などは守り切れません。
そこで英字を大文字と小文字を区別し、数字を掛け合わせた8桁のパスワードにすると、解析するのに50年かかるのだそうです。重要な機密情報をハッキングする人ならば時間をかけるでしょうが、個人アカウントにそこまで時間をかける人は滅多にいないでしょう。
しかし、パソコンの性能や技術が発達してきているため、今ではもう少し早く解析できるかもしれません。そうなると、10桁以上や12桁以上などのパスワードを求められる時代が来るでしょう。桁数が増えても、破りにくいパスワードを考える必要が出てきそうです。