寝る前に食べると胃もたれをおこす。食べないようにしよう!
2018.4.7
寝る前に食べると太るとよく言われますが、体への悪影響はそれだけではありません。
胃もたれを感じたり、何らかの病気を発症させるリスクが潜んでいるのだとか。
なるべく睡眠を摂る3~4時間前には食事を終わらせるのが理想です。
でも、寝る寸前に食べなければならないこともありますよね?
そんな時は、軽めの食事を摂るようにしましょう。
寝る前に食べるとどうして胃もたれをおこすのか。また、食事の摂り方や注意事項についてまとめました。
この記事の目次
寝る前に食べると胃もたれをおこすのはどうして?
寝る前に食べると太る?そんな心配もありますが、寝る前に食べると胃もたれをおこすのはどうしてなのでしょう?
寝る前に食べ物を食べた時の、胃の消化活動について
寝る前に食事をすると胃もたれや胃痛の原因になります。
胃の運動を阻害されているからのようです。
胃の運動というとどんなことを連想しますか?
食べたものを細かくする、腸で吸収しやすい状態にするなどではないでしょうか。
もうひとつあります。
胃の中に残っている残り物を出すということです。
食事をして2~3時間後は食べたものを小さくする時間帯です。
食べたものが胃に送られると胃の出口の辺りが収縮を繰り返して、食べものをとかしていきます。胃の中には2~3時間とどまっています。
食事のあとの8時間の胃の中はどうなっている?
この時間帯は食べてもののカスを掃除しています。
胃の中が空っぽになると胃の上の部分が収縮を始めて胃の中にある古いカスを十二指腸へと送りだします。
寝る前に食事をすると寝ている間も胃は働かなければ、ならない状態です。寝ている時間に押し出すことのできなかった食べ物のカスが残って胃がもたれるような感じがします。
寝る前に食べると胃もたれをおこす。それ以外にも体によくない影響が。
人の体は色んな部分で色んな働きをしていますが、寝ている時はどうなっているのでしょうか?
寝ているときの三つの仕事。
- 各細胞を新しくするまたは再生する
- 傷ついた細胞を修復する
- 体の中に、病気のもとになるものはないかパトロールする
など行っています。
寝る前に食事をするとそちらの仕事も増えてしまいます。
なので三つの大事な仕事がおろそかになってしまいます。
例え話しをあげてみましょう。
あなたが仕事をしている時に、別の仕事も頼まれました。大変ですよね。
同じように、食べ物をうまく消化することが出来ません。
未消化の状態になります。
未消化の状態になると・・・?
代謝が下がってしまいます。代謝がさがると・・・?
- 次の日も疲れが残っている
- 倦怠感がある
- 腰痛がある
- 肩こりがよくならない
といったことが起こってしまいます。
また消化が悪いと胃腸にも負担がかかっています。
胃腸に負担がかかると・・・
- 便秘になりやすい
- おなかがはる
- 肌が荒れる病気になりやすい
などということがあります。
寝る前に食べると胃もたれしにくい食事ってなに?
夜寝る前に食べるとどうして胃もたれをおこすのか。また、食事の摂り方や注意事項とは?
どうしてもお腹が減った・・・お腹が減って寝れない・・・という場合はこんなものはいかがでしょうか。
寝る前に食べると胃もたれしないおすすめな食事
良質なタンパク質がオススメです。
魚の場合は、サンマのつみれスープなどがいいですね。
温かいものは消化にもいいです。カツオを煮たものなんかもいいでしょう。
温かいものといえばスープもオススメです。
野菜をたくさん入れると満腹感も味わえますし、加熱されていることで柔らかく消化にもいいですね。
同じ野菜でも生のままだと消化されにくいので、火をとおすといいでしょう。
胃もたれしやすいたべものといえば、やはり肉や油っぽいものが思い浮かぶかもしれませんが、実は胃もたれしやすいもは炭水化物です。
夜遅い時間の食事の場合は、ご飯などの炭水化物を少なめにするといいですね。
炭水化物よりもおかずを多めにするなど工夫してみてください。
成長期の子供は、夜寝る前に食べると、成長に悪影響が出かねません。
夜食は子供の成長に影響ある?子どもの夜食の習慣がある場合は注意してくださいね。
大人でも夜遅い食事は胃がもたれてしまいますね。
子どもにも影響はあるでしょう。
夜食をとるという習慣は子供の成長に影響するそうです。
成長期の子供は、成長ホルモンが活発です。
夜遅い食事は、成長ホルモンの分泌が悪くなるといいます。
寝る前に血糖値の上がりやすいパンやご飯などの食べ物は注意してくださいね。
食べてすぐ寝ると、こんな病気になる可能性が高くなる!?
寝る前に食べると太る?体への悪影響はそれだけではありません。
逆流性食道炎って聞いたことはありますよね?
食事をしてすぐに横になってしまうと逆流性食道炎になる可能性があります。
消化途中の食べ物が食道に戻ってきてしまい炎症をおこしてしまいます。
胃酸が逆流すると、胸焼けや胸の痛みを感じる場合があります。
食後から3時間くらいは、横にならないように注意しましょう。
満腹の状態で寝てしまうと、脳に送られる血液が減ってしまいます。
寝る前の食事には気を付けましょう。
どうしても食べたいときは、消化のいいものや負担の少ないものにするよう心掛けましょう。