将棋が強い人の特徴~将棋に大切なこととは
2018.2.27
将棋が強い人には、どのような特徴があるのでしょうか?
最近の将棋ブームに乗り、はじめてみたいと思っている方や、子供にさせてみたいと思っている方も多いと思います。
将棋のプロ棋士になれなくても、将棋を覚えることはプラスになることが多そうですよね。
将棋が強い人の特徴や、初心者向けの将棋の勉強方法などご紹介します。
この記事の目次
将棋が強い人に特徴はあるの?
将棋が強い人はどんな特徴があるのでしょうか?
特にあげられるのが
- ゲームやパズルが好き
- ポジティブ
- 負けず嫌い
です。
将棋は自分の頭の中で考えなくてはいけません。頭の中で考えるゲームやパズルなどが好きな人は将棋が強い、強くなれる素質があるかもしれません。思考力がすごく高いと思われている将棋ですが、一般的な思考とは違うものとなります。
どんなものかというと、平面における位置関係を考えられるかどうかとなります。 一般的な思考は言語となります。将棋の強い人は、空間的な思考力が優れているのです。
将棋が強い人の多くは、性格が明るく楽天的だそうです。このポジティブな要素は正しい大局観に繋がります。
負けず嫌いに関しては、将棋に限ったことではありませんが負けを何十回も経験してそれでもなお、諦めないという心が強さに結びつくと言えるでしょう。
将棋が強い人の特徴、記憶力がいい人が多い
将棋と頭の良さは関係しているのでしょうか?
将棋は十数ある駒の動きを正確に把握する必要があります。何十手先まで読み取る能力も必要です。先の先まで見通せるのだから、頭がとても良いのだろうと思ってしまいますが将棋での頭の使い方と、その他の分野における頭の使い方は全く違います。
最初から最後までの将棋の棋譜を一度で覚えることができるプロ棋士がいますが、この記憶力はすべてのものに当てはまるわけではありません。主に将棋に対してだけ発揮されるのです。
プロ棋士はもともと記憶力が高い人が多いという事もありますが、将棋の強さは駒の配置と動きのパターンを脳内にどれだけ記憶しているかも大きく関係しています。
この配置であれば、次はこれしかないというように推測します。将棋は、足し算のようでありながら最終的な目標を果たすために引き算もできなくてはいけないのです。
将棋が強い人の特徴「負けず嫌い」
将棋が強い人は、とにかく負けず嫌いです。勉強にしても運動にしても人を動かすのは、この負けず嫌いという思いなのかもしれません。
悔しい、そしてめげない心が次の一手となるのです。
将棋はどれだけ上手くなっても負けるものです。負けるのが嫌いな人は、そもそも勝負をしないでしょう。負けず嫌いは、負けても負けても次こそはと諦めない人です。
勝てるようになるには、負けた将棋から学ぶしかありません。負けを活かし次の将棋に挑むのです。
大天才棋士とアマチュアとの差は負けず嫌いの程度が関係しているのでしょう。
また、将棋が強い人はとにかく将棋が大好きです。将棋に集中すると寝食を忘れてしまったり、何も聞こえなくなる人もいるそうです。また、将棋の強い人は謙虚でもあると言われています。将棋は、感想戦や反省将棋などのような自分の将棋の分析が必要となります。自分の将棋の不完全さを知ることによって、さらに伸びしろが生まれることでしょう。
初心者向けの将棋勉強方法
将棋が強くなりたいのであれば、簡単な詰将棋がおすすめです。詰将棋をたくさん解くといいでしょう。
詰将棋を長時間するのは、プロ棋士でも大変なことです。子どもにとっては、かなりのものとなるでしょう。詰将棋を考える時間を半分に分け1手詰めなど、自分のレベルよりも低いものをどんどん解いていく方法がおすすめです。
簡単な詰将棋の本をお手本に、集中して何度も解くといいでしょう。同じことを何度も繰り返すことで形を覚えることができます。
詰将棋の問題集を10問ごとに分けるのもいいでしょう。タイムアタック形式でするのもおすすめです。解くほどに時間が早くなると思うので、前回より速くなってる!スゴイ!と声掛けをしてやる気につなげましょう。
詰将棋をすることで、自分が苦手な詰将棋の形などを知る事ができます。
また、難しい詰将棋に挑戦することも忘れないでください。自分のレベルより少し上くらいのものにすることでモチベーションが上がりますよ。
将棋をさらに上達させるために
将棋をさらに上達させるために必要なのは、手筋を覚えることです。手筋は柔道の背負い投げ等の技のようなものです。
手筋を知ることで、攻撃の方法や戦い方を広げることができます。
また、棋譜ならべもおすすめです。戦法を覚えることができ、良い手・悪い手を感覚的に学べます。プロの対局は難しいかもしれませんが、解説を読むことで理解することができるでしょう。
他にも、将棋の格言を覚えることをおすすめします。将棋の格言は、将棋の上達に役立つことわざのようなものです。
- 馬の守りは金銀3枚
- 開戦は歩の突き捨てから
- 玉飛接近すべからず
など、勝負をしていて迷ったときに助けてくれるものとなります。
将棋には様々な戦法があるので、いろいろな定跡を覚えて攻撃と防御とどちらが得意か好きかなどを知れるといいですね。得意な戦法を1つ持っているのはとても心強いものです。将棋初心者であればなおさら使う戦法を持つ、固定するといいでしょう。
将棋の上達が早い子は、感想戦を行っているそうです。負けた原因を知ることは負けない原因を知るチャンスです。ぜひ、感想戦で力をつけてくださいね。
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