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市役所の仕事は難しい?市役所の仕事内容や仕事が難しい理由

2018.4.3

市役所は私たちが生活していく上で色々なことを担ってくれる場所になり、なくてはならない存在になります。そのため、市役所の仕事は難しいという話や、大変だという話も耳にすることがあります。

市役所の仕事が難しいと言われるのは、どうしてなのでしょうか?市役所はどんな仕事をするの?

市役所の仕事が難しいと言われている理由や、仕事内容・市役所にで働くことのメリットなどについてお伝えします。

市役所の仕事が難しいのにはこんな理由があった!

市役所の仕事で大変なところ。それは、法律や制度についての知識を頭に入れなければならないというところにあります。
何も知らないのに対応なんてできませんよね?

市役所の仕事で窓口業務を任された場合は、市民が提出する必要書類や相談内容について適切な対応をしなければなりません。

市民のニーズに合わせて対応する力が求められるので、豊富な知識と経験がある人の方が仕事をスムーズにこなすことができます。

婚姻届けなど戸籍の届け出を出しにくる市民もたくさんいます。
その場合はすべての書類に目を通し、書類漏れがないかをチェックしなければなりません。

このとき見落としてしまうと大きなトラブルに発展してしまう事になるので、その役割は重要です。
添付書類が足りなかったら説明をしなければならなくなりますし、わからない人にもわかりやすく説明する能力も必要なのです。

難しい仕事が多い?市役所には色々な部署がある

市役所職員の中でも事務系職員は、大体3~4年ごとに人事異動があります。人事異動を頻繁に行う事で、より幅の広い分野の仕事を経験することができます。

部署はたくさんあり、福祉、教育、観光・交際交流、環境整備保全、産業振興などの部署を経験していくのです。

それまでいた部署とは全く内容のことなる部署へ異動することもあるので、異動当初は知識も経験もないことから仕事を上手く回せないことも多々あります。
知識を得るために自宅で勉強をしなければなりません。

その点技術系職員は、各自の専門に関連した部署に配属されるため、部署内で業務の経験を積む事になります。
建築系だと建築部の中で様々な経験を積むために、公共施設の増改築・修繕などを担当する営繕課から許認可業務などを行う建築指導課へ異動するなどの処置がとられます。
建築工事の現場から事務作業へ仕事が大きく変わる戸惑いはあります。

市役所にはたくさんの部署があるので、部署異動を経験しながらキャリアも積んでいくことになるのです。

市役所の仕事を理解しよう!難しい仕事も市民のためにしています

公務員を目指している方も多いと思いますが、試験に合格することがゴールではありません。なんだか結婚がゴールではないという言葉に似ていますが、合格がゴールではなくスタートだということを覚えておきましょう。

公務員にどんなイメージを持っていますか?
ほとんど方が「残業が少なく定時で帰ることができる反面、窓口業務で市民の対応に追われるけど毎日同じ作業の繰り返しで仕事は楽そう」と思っているのでは?

昔は確かにそういったイメージが根付いていましたが、今は違います。

財政難に陥っている自治体は多く、公務員も人件費を抑えるために必ずしも定時で帰れるような楽な仕事ばかりできる状態ではなくなってきているのです。
実際役所の窓口業務を担当している職員の多くは、派遣など公務員ではなくなってきているのが現状です。

窓口業務など比較的楽な仕事は派遣社員に託し、職員は他の仕事に追われているのです。人件費削減だけでなく、昔よりも職員の業務量が増えているのも要因のひとつです。

IT化が進んで事務処理が効率よく行われるようにはなったものの、以前よりも住民の目がシビアになっているのはたしかなのです。

市役所の役割って何?

市役所の役割。それは「地域住民の方が快適に日々の生活が送れるようにサポートをする」の一点しかありません。

住民が一番利用するのが住民票などの発行手続きです。
一番利用される機会が多いところで、この業務についても、その方の身分証明をしっかりサポートしているという役割を持ってるのです。間違いなくあなたはこの住民だということを公的に保証します、という書類を発行するのです。

市役所業務は多岐にわたれど、根本にあるのは「住民の生活をサポートする」という仕事につきます。

市役所業務は大きく分けて「組織の内側に対する業務」と「組織の外側に働きかける業務」とで分かれています。

総務や経理、人事などが組織の内側に対する業務であり、地域の魅力を広げたり、経済的に活性化させるための業務、公衆衛生や健康福祉に関する業務などは組織の外側に対する業務になります。

総務や経理などはどの企業においてもあるものですが、組織の外側に働きかける業務は市役所にとって大切な役割となっているものなのです。

市役所の仕事にはやりがいやメリットもある

市役所の仕事にはどんなやりがいやメリットがあるのか。

市役所の仕事ですぐに思い浮かぶ業務といえば、住民がよく利用する住民票などの各種手続きを行う窓口業務ではないでしょうか。

しかしそれだけでなく、市役所の仕事は災害でも注目されたように、防災・安全対策、廃棄物処理、上下水道、市営住宅の管理、各種施設の運営、文化・スポーツ生涯学習の振興、子育て支援。障がい者自立支援、生活保護などここでは書ききれないほど多くの仕事があります。

上記のように仕事の業務は多岐にわたるため、色々な部署を回って仕事を経験するのは、市役所職員として営利に囚われることなくやりがいを見出すことはできるのではないでしょうか。

女性職員にもメリットがあります。
福利厚生もしっかりしており法律で地位が保障されているため、女性も安心安定のなか仕事を行うことができます。
女性が仕事を続ける際に壁に当たるのが、結婚と出産です。
結婚や出産後も仕事を続けられる制度がしっかりなされているのも、市役所の仕事の魅力ではないでしょうか。

この記事の編集者

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