在職中に転職活動!ハローワークに登録して紹介状をもらうこと
2018.4.2
在職中に転職活動を行うにはハローワークに登録することがオススメです。
ハローワークに登録しておけば、面接を受けたい企業の紹介状を発行してもらうことができますよ。
ただし、在職中でのハローワークの利用には気を付けたいポイントもあります。
そこで、在職中に転職活動を行う上でのハローワークの利用法や紹介状のもらい方などについてご紹介いたします。
この記事の目次
ハローワークの紹介状とは?在職中は発行されない?
そもそもハローワークの紹介状にはどんな存在理由があるのか。
転職サイトには紹介状のような制度がなくても成立するため、なぜわざわざハローワークへ出向いてまで紹介状を発行してもらわなければならないのか、といった疑問がわいてきます。
ハローワークで紹介状がある理由は4つ。
- 就業手当や就職支援金の支給対象となるかどうか、採用通知を通すことで把握できる
- 求人の記載に嘘があれば入社後に通報できるメリットがある
- ハローワークを通じて採用することで、企業に助成金が出る場合もある
- 入社後の追跡調査が可能になる
ただし、求人の中にはブラック企業もありますので、こういった目的が十分に機能できていないという側面もあります。
在職中で紹介状の発行を断られることもあります。
その理由としては、求人する企業が求めるスキルなどの条件が合わない、急募のため退職後の人を希望している、トライアルなど助成金を受給することを希望している企業などが理由として挙げられます。
在職中というだけで紹介状をもらえないことに不信感をもってしまいますが、その理由をはっきり聞くといいのではないでしょうか。
在職中にハローワークの紹介状を素早く出してもらうには?
ハローワークの紹介状は、求人探索端末で応募する企業を印刷して窓口に持っていくだけです。
紹介状発行は時間がかかりますが、自分の番が来るまで待つしかありません。
紹介状の発行に時間がかかる理由は、職員との面談や相談があるからです。混雑する時間だと、1時間程度かかってしまうこともありますので時間に余裕をみておきましょう。
どうにかして素早く紹介状を発行してほしい!そう思う気持ちもわかりますが、順番待ちになるのであきらめるしかありません。
でも方法がないわけではありません。
場所によっては「スピード紹介」といったコーナーを設けているところもあります。待ち時間なしで発行してくれるので、このコーナーを利用しない手はないでしょう。
ちなみに紹介状は、最寄りのハローワーク以外でも発行はできますので、もし最寄りのハローワークに「スピード紹介」のコーナーがなければ、別のハローワークを利用してみてはいかがでしょうか。
時間がかかる紹介状発行も、素速く済ませることができます。
在職中にハローワークに行かずに紹介状をもらうことはできる?
ハローワークで紹介状をもらうにはある程度時間がかかる覚悟が必要です。
在職しながらの転職探しは大変ですし、時間のかかるハローワークを利用する時間が無い場合も多いでしょう。勤務時間外の転職活動をすることになりますが、どう利用するべきなのか。
結論を言えば、ハローワークに行かずに紹介状をもらうのは無理です。
新規求人は少ないため、人によっては、朝一で新規求人を見て紹介状を書いてもらおうと、営業開始時間の1時間以上前から並んで待ち、紹介状を書いてもらって面接の予約を入れてもう人もいるほどです。
ハローワークへ行かずに転職活動をしようとしていたら、そういった人たちに出遅れるのは目に見えています。
それほど希望の職に就くのは大変困難なことなのです。
最近のハロワークは、あらゆる人のニーズに応えようと、平日の19時までや土曜も営業しているところも増えてきています。
在職中でうまく活動できないのであれば、そういった時間帯を利用するのも方法の一つです。
事前にネットサービスなどを使って求人を探しておけば、紹介状発行までスムーズに進む事もできます。
在職中のハローワークの利用で気を付けることとは
在職中のハローワーク利用で気を付けたいのは、ハローワークに通っていることを上司や同僚に知られることです。
会社側にまだ辞める事を伝えてない場合は特に注意が必要です。
良い求人がすぐに見つかるとは限りません。
求人が見つからずに転職活動が長引くことも予想されます。今在籍している会社と少しでも人間関係が悪化しないためにも、バレないよう注意をはらうべきです。
会社の規模が大きい場合は要注意。
従業員の数が大きければ大きいほど退職者も出やすいため、総務課の職員はハローワークに行くことが多いのです。
ハローワークへ行ったら総務課の職員と鉢合わせ・・・とういこともあるのです。
会社の人もハローワークを利用する機会はある、ということを頭に入れておきましょう。
会社と少し離れた場所にあるハローワークを利用すれば、鉢合わせしてしまう可能性も低くなります。
また、退職の時期がわからないまま転職活動を行うと、ハローワークから紹介状をもらえない事はあります。
在職中だから紹介状を出さないのではなく、退職の時期がわからないと、企業としても採用をしずらいことがわかるからです。
ハローワークの求人の多くは即戦力を求めているため、大手企業の求人も多い転職サイトなどを利用するのも方法の一つです。
仕事を辞める前にハローワークに登録しておこう!
転職活動は、基本的に仕事を辞める前に行うことが大切です。
転職活動で多くの人が利用するのがハローワークですが、ハローワークから求人募集の企業へ連絡を取りたい場合、ハローワークの紹介状が必要と記載しているところがほとんどです。
在職中に紹介状をもらうのは時間もかかり大変ですが、仕事を続けていてもハローワーク経由で応募することはできます。
ポイントとなるのが「求職者登録」。
求職申込書を提出することで貰えるもので、これに登録していれば紹介状をもらって面接をすることができます。
用紙に給料や職種などの希望条件を記載し、お近くのハローワークに提出するだけです。
在職中の求職活動で困るのが、面接日と現在の仕事の都合が合わないときです。
平日の日勤勤務だと都合を合わせるのも大変ですが、ここは割り切って、事前に有給休暇の申請をしたり、仮病を使うなどして面接に臨むべきです。
それでもどうしても休めない場合は、正直に事情を話して、面接日をずらしてもらえないか相談するべきです。