スイミングを子供がやめたいと言い出した時、親としての判断は
2018.2.3
スイミングを子供がやめたいと言い出したら…
子供の習い事として人気のスイミング。
小学校入学前から、スイミングを習っている子は多いですよね。
始めのうちは水遊び程度だったのに、そのうち進級テストがあったり、お友達とのトラブルやコーチの厳しい指導など、楽しいだけじゃない現実を突きつけられる時期が来ます。
そうなると、子供は通いたがらなかったり「もう辞めたい」と口にしたするように…。
そんな時、親としてどのような判断をしたらよいのでしょうか?
子供が、どんな点を嫌がっているのか。
そもそも、スイミングが向いていないのかなど、大人の判断する時に一番大切にすることは、いったい何なのでしょうか?
子供の悩みに、親としてどう向かい合うのかが、大切なのではないのでしょうか?
子供を通して一緒に成長しましょう。
この記事の目次
習い事のスイミング。子供がやめたいと言い出した。みんなどの位続けてるの?
子どもが6年以上続けている回答した保護者の割合が最も高かった習い事
- 音楽(ピアノ・電子オルガン・バイオリンなど) 約7割
- 英語教室・英会話 約5割
- 水泳、サッカー、習字が3割台
では、習い事の成果を感じるようになるのはいつごろからでしょうか。
小4以上の子供がいる保護者に聞くと、水泳、習字、そろばんが、習い始めて2年以内に成果を実感するようになったという保護者が6~7割。
サッカー、英語教室・英会話、音楽(ピアノ・電子オルガン・バイオリンなど)は、2年以内に成果が見られたという保護者は4割台にとどまり、4年~6年かかったという回答が2割です。
習い事によって、成果を早く感じられるものとある程度長期間にわたらなければ感じられないものがあるようです。
また、習い事の成果を実感する場面について聞くと
スイミング教室の進級テストに何度落ちてもめげず、必死に練習した息子は、努力のあとからついてくると身をもって感じたようで、ほかの習い事や勉強にも意欲的に取り組むようになりました。習い出したころはまるでお遊戯のようだったのに、今ではバレエを美しく舞っている娘の姿に成長を実感します。
スイミングを子供がやめたいと言っているけど、続けさせた結果…
私は、子供の乗り越える力を育てたいと思っています。
自分の力で乗り越えるためには、悩んだり、苦しんだり、工夫したり、そうしたチャレンジをして、出来なかった事ができるようになるという成功体験を積む事が大切だと思います。
自分で乗り越えた経験が自信になり、この先に何があっても乗り越えられる力が付いて来るんですね。
でも、子供が高い壁を乗り越える為には、実は親だって、悩み考え、いろいろなチャレンジをして、「これだ!」というものに気づき、親自身も乗り越えていく力を身につけるのです。
そしてそれも同様に親としての自信になっていくんです。
「スイミングが嫌だ」という子供に、短絡的に答えを出せるものではありません。
葛藤してこれでいいのかと不安に思いますよね。
でも、それでいいんです。自分で悩んでみた。考えてみた。そして、やってみた。これが素晴らしいのですね。
それを重ねる事で、自分に力が付いてくるのです。
自分で考えてやってみなければならないのは、親も子供も同じです。うまくいかなくても失敗してもいいんです。
いえ、失敗しなくちゃいけません。自分で考え、悩み、いろんなチャレンジをしてみるんですね。親も、誰かに教えてもらうばっかりでは、自分の判断ができません。
正解はひとつではありません。
いろいろ悩んで決めたことが、正解でも失敗でも考えることが必要なのです。
スイミングを子供がやめたいと突然言い出したら、あなたはどうする?
すぐにやめさせると忍耐力のない子に育つの?
嫌だと言ったらすぐやめてばかりいると、我慢強さや忍耐力はつきません。
でも、「将来は絶対にオリンピック選手に!」とか「有名なピアニストにする」などの強い信念がないのならば、嫌がることを無理に続けさせなくてもいいのではないでしょうか?
無理してやらせることで身につくことは少ないかもしれません。やめるのも一つの選択だと私は考えます。
我慢強さは習い事以外でも育てられる
我慢強さは無理して習い事を続けるよりも、欲しいおもちゃを簡単に買い与えないなどの日常生活での親の姿勢で身に付いていきますよ。
何故嫌がっているのかを分析することも大事
子どもが一度始めた習い事を嫌がるようになった場合、親は原因を分析する必要があります。
水泳は好きなのに意地悪する友達がいる、コーチが厳しすぎるなど、思いもよらなかった原因が見つかる場合もあります。
習い事そのものが嫌なのならばやめるのも方法ですが、その他の理由の場合は嫌がる原因を取り除いてあげることで解決することも多々あります。
頑張ってスイミング9年も続けた子の話。
子供が生まれる前までスイミングのコーチをしていました。
私が習い事について考える時に、いつも思い出すのは、幼稚園の年少から小学校6年生の卒業までずっと通ってくれたAくんのことです。
9年間もきちんと通ってくれたのに、Aくんはクロールも背泳ぎ、平泳ぎも25メートル完泳することができませんでした。
Aくんのお母さんは、「上達しなくても、始めたことを最後までやり遂げることの大切さを教えたい」とおっしゃっていました。
私は、自分より後から習い始めた子達にどんどん抜かされながらも、黙々と練習しているAくんを見ていると胸が痛むときもありました。
Aくんのお母さんのようにあえて苦手な習い事でも続けさせる、というのもひとつの考え方かもしれません。
親となった私個人としては、習い事は限りある時間とお金を使ってわが子の得意分野を伸ばすためのものだと考えています。
どちらが正解ということではなく、習い事に何を求めているのかを深く考えることで、続けるかやめるかの答えが出るかもしれません。
うちの子はこんな理由でスイミングを辞めました。
習い事を辞める理由は様々です。
- 先生が合わない
- 他の教室に行く
- 勉強が忙しくなった
- 金銭的な事情
- 新しい習い事を始めた
子どもが通っていたスイミングスクールを辞めることがあります。
理由は様々ですが、突き詰めていくと2つに分かれます。
通いたいけど辞める
親の仕事の都合で引越しする場合や、進学して通学に時間がかかるようになる場合、新しい子どもが生まれることで送り迎えが難しくなる場合、学年が上がることによって、勉強の時間を増やさなければならないなど、水泳が嫌なわけではないのに、辞めざるをえない場合があります。
通えるけれど辞める
子どもがいまいち水泳を楽しめていなかったり、スクールに不満があったり、コーチに不信感があったり、また他の保護者とのトラブルなど、本当に様々な理由があります。
理由はたくさんありますが、お金を払ってまで続ける価値がないと判断した時に辞めることになります。
我が子も水泳を習い始めてもうすぐ丸2年になります。
毎回、行く前は行きたくないそぶりを見せますが、行ってしまうとお友達もいて楽しいようです。
最近はどんどん新しいことも上手にできるようになって、自信にもつながってきているようです。
子供が楽しめているうちは続けさせたいと思っています。
もしもやめたいと言ったら、これまでまとめてきた記事を参考に、やめたいと言う背景などもしっかり理解して判断したいです。