コンビニに外国人のバイトが増えた理由について
2018.1.31
コンビニで買い物をした時にレジで接客してくれた人が外国人だったなんてことありますよね。近年コンビニでアルバイトをしている外国人が増えてきています。
何故日本人ではなく、外国人の人が増えたのでしょうか・・・。
コンビニに外国人のアルバイトの方が多い理由について調べてまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
この記事の目次
コンビニの店員に外国人のバイトが多いのは?
コンビニの時給は他の職業に比べて低い傾向があります。
東京駅周辺にあるコンビニや飲食店のバイトは、募集をしてもなかなか集まらないと言われるエリアです。
この辺りにある居酒屋とコンビニの時給を比較してみました。
居酒屋のホールスタッフの場合、1,100円~1,200円というお店が多いのに対し、コンビニで働く場合、1,000円~1,100円というお店が多いようでした。
アルバイトを探すに当たり、いろいろな条件を確認すると思いますが、時給ももちろん重要な選別ポイントです。
このコンビニの時給が低いという傾向は、以前からありましたが、アルバイト不足の一因になっているのではないかという意見もあります。
このように最近は、アルバイトの人員を確保するのも大変な時代です。
日本人のスタッフが集まりにくいために、外国人のスタッフも増えているのです。
東京の新宿エリアのコンビニチェーンでは、外国人のスタッフが4割を超えるところもあるようです。
コンビニ店員に外国人のバイトが増える傾向がある理由
外国人アルバイトを雇用して、実際に接客が任せられるようになるにはトレーニングが必須です。
コンビニのバイトはマニュアル化されていて、システム化も進んでいますが、外国人の方にとっては、すぐに実践するのは難しい場合も多く、各店舗での教育が必要でしょう。
外国人のアルバイトに対してのクレームで多いのは「接客態度が良くない」というものが多いようです。
これは、日本語力が低いというのが一番の原因でしょう。
また、お客さんへの態度で、目を見て挨拶ができないとか、お金の受け渡しが丁寧に行えないということもあるようです。
各店舗の現場でもさまざまな方法を工夫していて、外国人スタッフの教育係として同じ国籍の先輩を指導係にするということもされています。
コンビニのマニュアルにある内容を、同じ国の先輩から聞くことによって、日本人から聞く場合よりもよりわかりやすく理解できると思います。
また、文化の違い等により、お客さんへの接し方も違うでしょう。
それも自国との違いなど、具体的に理解することが出来ると思います。
少子高齢化の影響や、求人倍率の上昇により、今後もバイトの人手不足は続くと考えられています。
コンビニの店舗数増加に伴い、外国人アルバイトを積極的に採用するというのは、安定した経営のためにも必要なことなのです。
大手コンビニでは外国人のバイト採用に力を入れている
大手のコンビニチェーンでは、外国人留学生の採用を積極的に行っています。
人手不足が深刻化していて、戦力として外国人の力も必要になっているからです。
コンビニの仕事というのは、外国人のアルバイト先としても人気で、日本の食文化を学べるとか、接客術を学べるとして、来日前の研修や説明会なども開催されています。
あるコンビニチェーンは、ベトナムや韓国の5か所に研修施設を作り、日本で働くことを前提に研修が行われています。
学生は、来日前にアルバイト先の候補を考えることができて安心して来日することができます。
また、違う会社のコンビニでは、留学生が多く通う東京や千葉の専門学校に、加盟店のオーナーが仕事内容などを紹介する説明会を開くこともあります。
年に3回ほど開き、多くの留学生が参加しました。
実際に、これをきっかけに27人の学生が採用になりました。
説明会は留学生にも好評で、今後もこのような説明会を行う予定だと言うことです。
ストレスの少ないコンビニのバイトが留学生に人気?
留学生が日本でアルバイトを探すのは、以前よりもずっと探しやすくなったと言います。
コンビニのバイトというのは、外国人の留学生にとっても働きやすい環境として注目されているようです。
コンビニは飲食店などに比べると時給は低いが、ストレスが少ないと言います。
居酒屋などの飲食店は時給は高いが、お客さんとのコミュニケーションが必要になる場面も多くあります。
お客さんの言うことがなかなか理解できなかったり、お客さんの要望にも即座に反応できない場合も多く、なかなか難しい面もあるようです。
しかし、コンビニの場合、接客もマニュアル化されているものが多く、慣れてくると外国人の方にとっても、働きやすい環境と言えるでしょう。
コンビニで働く外国人が増えているその理由とは?
今後も外国人の雇用が増えていくと考えられますが、外国人アルバイトの採用には次のような心配の声も聞かれます。
コミュニケーションの難しさ
日本語を話せる外国人の方は多いですが、多くの場合は日本語がたどたどしく、お客さんの言葉をリスニングする能力も、人により大きく差があります。
そのため、お客さんとのコミュケーションがなかなかスムーズにいかないということも多いようです。
日本の文化を理解していない
日本人の接客には、お客様を大切にするという意識がありますが、他の国では違う場合もあります。
そのため、お客さんに不愛想な態度に映ってしまうこともあるのです。