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コオロギの飼育・繁殖方法!繁殖の手順と育て方・孵化しない原因

2019.3.25

コオロギの飼育をしている飼い主さんの中には、これから繁殖に挑戦してコオロギを増やしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

ですが、今まで繁殖に挑戦したことがないと、上手に繁殖させる方法がわからないものです。

ここでは、コオロギを繁殖させる方法についてお伝えします。卵を産み付ける産卵床の作り方や産卵のさせ方・孵化するまでの期間など、繁殖に関する知識を知って上手に繁殖させてみましょう。

また、なかなか孵化しない時に考えられる原因についてもお伝えしますので、こちらも併せて確認してみましょう。

繁殖を成功させて、コオロギの飼育を楽しんでください。

コオロギを繁殖させて飼育したい!繁殖に必要なものと環境創り

虫好きでコオロギを飼育し繁殖させたいという方は、まずコオロギの繁殖について調べてからにしましょう。
知識なく飼育し予期せぬことが起きたら、あたふたしてしまいますよね。
いざという時のためにも知っておく冷静に対応することができます。

コオロギの繁殖に必要なもの

  • 小さめのタッパー
  • 水で湿らせたティッシュ数枚
  • ティッシュを千切りにしたもの
  • 霧吹き

※使用するティッシュは香料が使用されていないもの

  1. タッパーの中に湿らせたティッシュを敷き詰めます。
  2. その上に千切りしたティッシュをのせて霧吹きで湿らします。
  3. この工程を繰り返す

コオロギが繁殖しやすい環境

コオロギの習性として産卵針がささる柔らかい場所に卵を産む性質があります。
なので前述のような環境を作ってあげることが適切です。
ティッシュではなくコットンでも可能ですが、飼い主さんが男性であればティッシュの方が扱いやすいですね。

コオロギの繁殖と飼育方法・産卵~産卵床を取り出すまで

前述で作った産卵場所に産卵する親のコオロギを入れます。
しばらくすると産卵針をティッシュに指している様子を伺えることができれば産卵している証拠です。
3日ほど、放置しておくとけっこうな数の卵を産み落としています。

飼育温度が28度前後であれば10~14日で孵化し始めます

この温度からいくと気温が下がる冬場は孵化のかかる日数はもう少し長くなるでしょう。
冬場になかなか孵化しないと心配し揺らしたり、倒したり、ついつい刺激を与えたくなるでしょうがそれはしないでくださいね。
環境が悪いと孵化するものもしませんので、気長に待ちましょう。

ある程度、孵化したと思って安易にティッシュをゴミ箱に捨てないでください

なぜなら、まだ孵化していない卵がティッシュについてるとゴミ箱の中で育ってコオロギがヒョッと姿を現してしまうかもしれないからです。

また繁殖用に作ったタッパーは夏場は特に蒸れて湿ったりカビが生えたり、悪臭がしたりします。

これらは卵の孵化には特に影響がありませんが、湿気が多く水が溜まってしまった場合には卵が孵化できなくなります。
少し通気性を良くしておきましょう。異臭やカビも削減できそうですね。

コオロギを繁殖させるために少しずつ知識をつけていきましょう。

コオロギの飼育と繁殖・孵化について

コオロギを繁殖のために飼育する場合には、コオロギがまず繁殖しやすい環境を整えましょう。
繁殖させるためにはオスメス一緒に飼育しますが、初めて繁殖行動をするオスメスであれば、繁殖行動をするのに時間がかかるかもしれません。

飼育するカゴが面積が広すぎる場合には繁殖行動がしづらくなります

よりオスメスを近づけるためには、適切な面積のカゴを使用してみましょう。

無事にメスが卵を宿したら、メスのお腹はオスに比べパンパンになりますので妊娠の判断がつきやすいです。

妊娠がわかれば、その環境や個体差にもよりますが早いもので4日ほど、長いものでは10日以降に孵化していきます。

これはコオロギの種類とその飼育下の環境によっても大きく異なるそうですよ。

なぜ、産卵床を作るのかというと、土の上でも構いませんが、繁殖目的で飼育するなら、より分かりやすいほうが良いですよね。
そしてメスが自ら産卵床を探すよりも、与えてあげたほうが産卵もすんなり進みます。

コオロギの繁殖・幼虫の育て方

コオロギの繁殖、産卵床作り、産卵、孵化の飼育が終えたら、次は幼虫の育て方です。
コオロギの幼虫の別名はなんと呼ばれているか知っていますか。

コオロギの幼虫はピンヘッドと呼ばれています

幼虫がそれ程小さいことが由来だそうですよ。

この別名の通りコオロギの幼虫はかなり小さく、水滴にはまってしまったり、水分補給の水を数日忘れただけでも簡単に命を落としてしまうです。

そのため孵化後は幼虫を入れるカゴに湿らせたティッシュと餌だけを入れます。
この時、広い入れ物をしようしてしまうと、幼虫が水分元までたどりつけないことがありますので使用するカゴの大きさに注意してください。

湿らせたティッシュが乾いてくると、新しく湿らせたティッシュに取り替えてあげましょう。
餌に関しては、高さのある餌箱にいれてしまうと餌が食べられないものもでてきてしまいます。
この時期は低い高さの餌箱に、餌を砕いて入れてあげましょう。

この繰り返しで3令幼虫になるまで飼育してあげましょう。
それまでは少し手がかかるかもしれませんが、やりがいや達成感は感じられることでしょう。

コオロギがなかなか孵化しないときは

コオロギの繁殖飼育の初心者であれば、なかなか孵化しないと焦ってしまいますよね。

その原因として考えられることはコオロギの産卵床の容器の温度が低い可能性があることです。
チェックしてみましょう。

コオロギが繁殖に適している温度といえば28度前後です。

季節が冬であれば、コオロギの産卵床の容器の温度も下がります。
温度が低いと孵化に時間がかかります。

また産卵したティッシュが乾いていませんか。
乾いていると孵化するのに適した環境ではありません。
定期的に霧吹きでティッシュを湿らせて、そして温度を保ってくださいね。

コオロギの繁殖は大変ですが、とても楽しくやりがいがありますのできっとあなたもコオロギの繁殖飼育にハマること間違いないでしょう。

この記事の編集者

INTELIVIA

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