メダカの水槽掃除の方法!水の準備から掃除方法・頻度を紹介
2019.3.17
メダカの水槽を掃除したいと思っても、掃除の方法が分からないと綺麗にすることができません。今まで熱帯魚の飼育をしたことがない人は特に、どんな方法や手順で行えばいいのかわからないですよね。
ここでは、メダカの水槽を掃除する手順についてお伝えします。水換えに使用する水を準備する方法から床掃除までと、掃除の頻度についてご紹介しますので、是非参考にしてください。
水槽を綺麗に掃除して、メダカが過ごしやすい環境を作ってあげてください。
メダカの水槽の掃除方法・まずは水を準備
メダカのお世話の中でも、もっとも大変な水槽掃除。
水槽掃除はメダカの健康を左右する、とても大切な作業です。
初めて水槽掃除をする時には、何から始めたら良いのか迷ってしまいますよね。
ここでは順を追ってご説明していきましょう。
まず、水槽掃除をする前には、水の準備が必要です。
水槽掃除のラストは、水換えだからです。
水道水の水にはカルキが含まれているので、そのまま使うことは出来ません。
バケツなどに水槽の1/3程度の水を汲み、日の当たる場所で1日ほど放置します。
急いでいる時には、カルキ抜き剤を使う方法もありますよ。
カルキ抜きした水は、水槽の水と同じ温度になるように温度合わせを行います。
水温の変化はメダカにとって悪影響となるからです。
水槽の隣にカルキ抜きした水を並べて、半日程度そのままにしておきましょう。
メダカの水槽掃除・壁面の掃除
メダカの水槽の掃除は、壁面の掃除から始めます。
壁面には藻がこびりついていますよね。
見た目が悪いので掃除されてしまいますが、実はメダカにとってはさほどデメリットはありません。
反対にメリットすらあるかもしれないのです。
雑食性のメダカは藻を食べることがありますし、藻は水草同様に光合成をおこないますから、水質浄化に一役買っているのです。
しかし、残念がら見た目はよくありませんよね。
水槽でメダカを飼育するのは鑑賞のためですから、掃除するのが一般的です。
壁面の掃除はスクレーパーやスポンジで軽く擦るだけです。
専用の商品も売られています。
この掃除に関しては多少手を抜いても問題ありません。
鑑賞出来るように前面のガラス面だけは掃除して、側面や後ろは放置でも大丈夫です。
メダカの水槽の底に溜まったゴミの掃除
メダカの水槽掃除で次にご紹介するのは底の掃除です。
メダカを飼育する時にはバクテリアの住処となるので、底砂を入れることが多いですよね。
しかし、この底砂の間には食べ残した餌や糞、ゴミなどがたくさん含まれているのです。
底砂の簡単な掃除方法は、専用のポンプを使う方法です。
水槽の水と一緒に、底砂の汚れも一緒に吸い上げてくれるすぐれものです。
水換えとセットで行えるのもメリットですよね。
吸い上げた水はバケツなどに貯めて置きましょう。次のフィルター掃除の工程で使います。
メダカの水槽のフィルター掃除について
メダカの水槽掃除、最後はろ過フィルターの掃除についてです。
フィルターなどの器具やアクセサリーも一緒に掃除しましょう。
この時に注意して頂きたいのが、「洗いすぎ」です。
放ったままではフィルターのろ過機能が低下してしまいますが、掃除をしすぎてしまうと水を綺麗にしてくれるバクテリアを減らすことになってしまい、水質悪化を招いてしまう可能性があるからです。
ろ過フィルターやアクセサリー類を洗う時には、飼育水を使います。吸い上げた飼育水を使うと良いでしょう。
これは、バクテリアの減少を出来る限り少なくするためです。
ですから、絶対に洗剤などは使わないでくださいね。
ろ過フィルターの交換は、水が濁るようになった時や、排水の量が減った時を目安にすると良いでしょう。
飼育環境やお手入れによって多少異なりますが、飼育水で軽く洗うなどして上手に使えば3~6ヶ月程もたせる事ができます。
綺麗になったろ過フィルターやアクセサリー類を水槽に戻し、不足分の飼育水として、カルキ抜きして温度合わせを行った水を追加しましょう。
これで、水交換も終了です。
メダカの水槽を掃除する頻度
メダカの水槽の掃除は、大変ですよね。
そこで気になるのが、頻度だと思います。
先程ろ過フィルターについては上手に使えば3~6ヶ月ほどもつとご説明しましたが、水換えは1~2週間毎の交換が理想的です。
ここでは、一度にすべてを清掃できるようにご紹介してきましたが、実際に私が水槽の掃除をする時には、普段は「壁面」と「フィルター」の日に分けて行っています。
- 壁面の日
フィルターの日から1~2週間後に行います。
壁面をスポンジで擦り汚れを落としてから、水換え用の専用ポンプで床の掃除をしながら飼育水を吸い上げ、最後に吸い上げた分の飼育水を補充します。 - フィルターの日
壁面の日から1~2週間後に行います。
水換え用の専用ポンプで床の掃除をしながら飼育水を吸い上げ、バケツに貯めます。
ろ過フィルターやアクセサリーを外して、飼育水の入ったバケツの中で洗ってから水槽に戻します。
この時、フィルターも優しく飼育水で洗います。
最後に不足分の飼育水を補充します。
基本的にはこれを繰り返しています。
一度にすべての掃除を行なうよりもバクテリアの減少を抑えることが出来ますし、何より掃除内容を分けることで手間が減るので、掃除が楽です。
底砂は水換え用ポンプで掃除していても、取り切れないゴミや糞などがありますから、1~2ヶ月くらいに一度、飼育水で米とぎのように洗って汚れを流しています。
この方法でも我が家の魚たちは元気にしていますよ。
参考にしてみてくださいね。