子犬【2ヶ月】噛み癖を直すためのしつけ方法と対策のポイント
2019.3.16
子犬は生後2ヶ月くらいから噛み癖がはじまる子犬もいます。子犬を飼いはじめたら、なんでも噛んでしまうので困るという飼い主さんも多いです。そんな子犬の噛み癖は、大きくなっても直らないのではと心配になってしまいませんか?
そこで、子犬の噛み癖を直すためのしつけ方法と対策のポイントについて、子犬に噛み癖がある理由や噛み癖を直す必要性、噛み癖を直すためのしつけ方法や対策、褒めるときのポイントなどお伝えしていきましょう。
これを読めば、子犬の噛み癖に頭を悩ませていた飼い主さんでもすぐに対処することができるでしょう。ぜひ子犬のうちから噛み癖を直すようにしましょう。
この記事の目次
生後2ヶ月の子犬に噛み癖がある理由
犬は鼻が優れているので何でもまず臭いをかぎますが、次に噛むことで確かめたりもします。子犬同士がじゃれあっている様子を見ても、お互いを軽く噛んだりして遊んでいます。
子犬と遊んでいるときに飼い主の手に噛み付いてくることもあります。これは遊びの延長で、興奮して手に噛み付いてきたり、甘えて噛んでくることもあります。飼い主の方は驚いてしまいますが、子犬の方はじゃれてるだけなのです。
子犬のうちは噛まれても痛くはありませんが、噛み癖がついてしまうのではないかと心配になってしまいます。大人になっても人を噛むようでは問題です。子犬とは違って噛む力もあるので、人を傷つけてしまいます。
本来、生後2ヶ月の子犬は兄弟とじゃれあって過ごしているはずです。兄弟同士でじゃれて噛み合っているうちに、強く噛むと痛いことを学び、こうして社会化が身についてきます。人間の都合で幼いうちに親や兄弟と引き離されたおかげで、社会化を身につけることなくペットとなっているのです。子犬を迎えたら、子犬の親や兄弟に代わって飼い主が社会化を教える必要があります。
子犬の噛み癖は生後2ヶ月から直すための訓練が必要
生後2ヶ月の子犬なら噛まれても痛くはありませんが、成犬になったら噛む力も強く怪我につなっがってしまいます。じゃれて軽く噛むだけでも、成犬は噛むこと自体、許されません。生後2ヶ月はまだまだ幼いですが、この頃から噛むことはいけないことだと教える必要があります。
噛むことを許してしまったら、成犬になっても噛む癖がついてしまいます。成犬になってから噛み癖を直そうとしても、そう簡単にはいきません。犬のしつけのプロでも時間がかかり難しいと言われています。子犬をしつけるのは可愛そうに感じるかもしれませんが、誰からもかわいがられる犬になってもらうためには必要なことです。
もしも、なかなか噛み癖を直すことができない場合や自信がない場合は、プロに相談すると良いでしょう。しつけを専門にしている人が見つけられない場合は、動物病院で紹介してもらうと良いです。
生後2ヶ月の子犬の噛み癖を直すためのしつけ方法
噛み癖を直すには、噛んだ時にはっきりとだめだと伝えることがポイントです。犬をしつけるときは、悪いことをしたら叱り、ちゃんと出来たときには褒めるようにします。叱るときは絶対に手をあげたりはしないでください。飼い主が言葉や行動で見せるだけで、子犬でもちゃんと理解してくれます。
子犬の噛み癖を直す方法
噛んできて歯が当たったら「痛い」と大きい声を出します。犬は大きな音が苦手なところがあるので、大きな声を出すだけで飼い主に注目します。
噛むのをやめて大人しくなったら、優しい声で褒めてあげます。嬉しそうに笑顔で褒めてあげてください。
噛んだ時に大声を出すのではなく、痛いと言ってその場から立ち去る方法もあります。噛んだら遊ぶのをやめることで、噛むのはだめだと学んでもらうのです。
いずれの方法も、子犬がすぐに理解することはありません。根気よく続けることが大切です。
子犬によっては、痛いと大声を出したら余計に噛んでくる場合もあります。その場合は、親犬が子犬をしつける時のように、子犬の首元をおさえて動きを止めさせ、子犬の目をしっかりと見て叱ってみてください。叱るときは、親犬のように「うー」と低い声を出しても良いですし、「だめ」とか「いけない」といった言葉で教えるのでも良いです。使う言葉は統一するようにしてください。
ただし、子犬の性格がおとなしい場合は逆効果になることがあります。子犬の性格に合わせて、しつけの方法も工夫が必要です。
子犬の困った噛み癖には対策も必要です
生後2ヶ月程度の子犬が噛んでくる場合は遊びの延長であることが多いですが、生後4ヶ月頃からは歯が生え替わるため、ムズムズして噛んでくることがあります。歯の生え替わる時期は人の手に限らず、オモチャや家具、本など何でも噛んでしまうことがあります。歯の生え変わりが原因なので、子犬の方も辛いことを理解してあげましょう。
噛みたがる場合は、噛んでも良いオモチャを与えると良いです。ゴム製や木製のもので、犬が噛んでストレスを発散できるように作られているオモチャがあります。これなら噛んで良いよ、と教えながら与えるようにしましょう。
人の手を噛むことをだめだとしつけたら、今度は他の物を噛み出す場合があります。オモチャなら良いのですが、家具や子供のオモチャ、バッグや靴など、噛むことができるものなら何でも噛みだしてしまう子犬もいます。
噛んで欲しくないものは子犬の目につかないところに片付けておくことも必要ですが、市販の噛み癖防止スプレーを使ってみてください。犬の体に無害なもので、犬が苦手な匂いや味になっています。噛んで欲しくない物にスプレーをするだけで、噛むのを防止することができます。犬は酢の臭いが苦手なので、酢を薄めたものをスプレーしても効果がありますよ。
子犬が噛まずに居られたときには褒めてあげましょう
子犬のしつけで大切なことは、ちゃんと出来たときには「褒める」ことです。しっかりと褒めてあげることで、良い行いをしたんだと理解してくれます。悪いことをしたら叱り、やめたり大人しくできたら褒めることで、良いことと悪いことを次第に理解していくようになります。
褒めるときは子犬に伝わるように、叱るときと口調や表情を変えてください。飼い主が喜んでいる様子を子犬に示すことがポイントです。
また、褒めながらおやつを与えたり、褒めたらすぐに遊んであげるなど、子犬が喜ぶことを加えるのも良い方法です。
大人しくしたらおやつがもらえる、噛むのをやめたら遊んでもらえた、などのように、子犬にとって良い印象を持たせることがポイントです。
褒める際に与えるおやつは、ほんの少しだけにします。いつも与えているおやつを小さくちぎったものや、しつけ用の小さいビスケットなども良いでしょう。与えすぎると肥満の原因になってしまいますので気をつけてください。
子犬の噛み癖は小さいうちに直すことが大切です。かわいい愛犬のためにも、噛むようになってきたら、ちゃんと正しい方法でしつけるようにしてください。