犬との信頼関係が崩れる飼い主の行動と信頼関係を取り戻す方法
2019.3.11
飼い主さんの軽率な行動によっては、飼っている愛犬のと信頼関係が崩れる原因になってしまうことがあります。
最近愛犬との関係にヒビが入ってしまった気がする場合、自分の態度を見直して信頼関係を失ってはいないかチェックしてみましょう。
ここでは、犬との信頼関係が崩れる原因になる飼い主さんの行動と、信頼関係が崩れてしまったと感じる時に、関係を回復させる方法についてお伝えします。
自分のせいで信頼関係を失ってしまったと感じる場合は、早めに対処し愛犬との関係を改善させましょう。
また、愛犬が飼い主さんを信頼している時に見せる行動についてもご紹介しますので、そちらも参考にして関係改善に努めましょう。
この記事の目次
犬との信頼関係が崩れる原因になる飼い主の行動
「信頼関係」はちょっとした行動や言動であっというまに崩れてしまうもの。
これは人間関係、犬と飼い主の関係においても同じです。
最近愛犬との信頼関係が崩れた気がすると感じる場合には、もしかすると飼い主さんのとった行動が関係しているのかもしれません。
いま一度犬にとった行動を思い返してみましょう。
信頼関係が崩れる飼い主の行動とは?
気持ちの浮き沈みが激しい
さっきまではすごく可愛がっていたのに突然怒り出すなど気持ちの浮き沈みが激しいと犬は飼い主に不信感を抱きます。
例えば、可愛がった直後にトイレを失敗してしまった場合などで怒る必要がある場合でも、怒鳴り散らすのは厳禁!
怒る必要がある場合は、無視または、「ダメ」と一言で簡潔に怒るのが最適です。
暴力を振るう
どんな場合にしても暴力はいけません。
暴力は信頼関係を壊すのはもちろん、犬に恐怖心を与え飼い主さんを敵だと認識させてしまいます。
繰り返し同じ失敗をされると「いい加減にして!」と怒りたくなる気持ちも分かりますが、暴力は何も生まれませんので絶対にやめましょう。
犬が嫌がることをする
動物を飼っていると色んな行動や表情を見たいですよね。
しかし「やり過ぎ」は信頼関係が崩れる原因です。
基本的に自分がやられて嫌と感じる行動はしないようにしましょう。
犬との信頼関係が崩れる行動を取ってしまったときはスキンシップをする
犬にもう一度自分のことを信頼してもらうには「日々の行動」が重要です。
信頼を回復する方法には様々な方法がありますが中でもオススメなのはスキンシップ。
短い時間でも構いません。
必ず「毎日」犬とのスキンシップの時間を作るようにしましょう。
また、スキンシップの方法のひとつとして愛犬を撫でることがありますが、信頼関係が崩れている場合には飼い主さんに触られるのを嫌がる場合があります。
そうした場合には無理に触らずに、おやつなどを与えながら撫でてあげるのが良いです。決して無理やり撫でるようなことはしないで下さいね。
信頼関係はすぐに築けるものではありません。
長く積み上げてきたものが崩れてしまった場合には、再度長い時間をかけて築かなければいけないのです。
そのため、再度信頼関係を築く際には短い時間で信頼して貰おうとせず、じっくりと長い時間をかけて行うことが大切です。
信頼関係を取り戻すには飼い主の一貫性のある態度も大切
前述したように犬との信頼関係を取り戻すにはスキンシップが欠かせません。
しかし、いくら毎日スキンシップを取っていても、飼い主さんの態度に一貫性がなければ犬の頭の中は「?」だらけで混乱してしまいます。
一貫性の無い態度とは「あの時は良かったのに今回はダメ」のようなこと。
例えば、前はトイレを失敗しても怒らなかったのに今回は怒る、このような行動は一貫性の無い行動で犬はワケが分からなくなってしまい、信頼関係が回復しない原因になる場合がありますので注意が必要です。
その時によって躾けを変えるのではなく一度決めた躾けやルールは曲げないようにすることが大切です。
信頼関係が崩れる行動を取ってしまったら犬の気持ちを理解する事に努めて
犬との信頼関係が崩れてしまったということは、犬の気持ちを理解できていなかったということにもなります。
そのため信頼関係回復には犬の気持ちを理解してあげることも重要です。
犬は今どんな気持ちなのか?ストレスを感じていないか?など、犬が出しているサインを見逃さないようにしてあげて下さい。
犬は人間のように思っている気持ちを口に出して伝えることができませんので、気持ちを理解するためには、犬の態度や行動、仕草から汲み取るしかないのです。
飼い主さんは自分のことをよく理解してくれていると感じられるように態度や行動で示してあげましょう。
そうした飼い主さんの気持ちが伝われば、犬との信頼関係の回復も一歩前進するはずですよ。
飼い主を信頼している犬が取る行動
犬は飼い主さんのことを信頼すると以下のような行動を取るようになります。
犬が飼い主を信頼している時にとる行動
目で追ったり付いてきたりする
犬は飼い主さんのことを信頼すると飼い主さんの行動が常に気になるようになります。
結果、犬は飼い主さんのことを常時目で追うようになり、場合によっては、どこに行くのも付いてくる場合もあります。
首を傾げる
コミュニケーションを取った際、犬が首を傾げることはありませんか?
犬はしっかりと話を聞こうとする時に首を傾げることがあると言われています。
どこを触られても平気
尻尾や耳、前足など犬が嫌がる場所を触っても嫌がらない場合には、飼い主さんと体が触れ合うことに対して嫌と思っていない証拠で、信頼関係が築けていると言えます。
同様に犬と寄り添って寝ても逃げなかったり嫌がらなかったりする場合にも、同じことが言えるでしょう。
名前を呼んだら飼い主の元へ来る
どんな状況でも名前を呼べば自分の元に来るような状態は、犬が飼い主さんのことを信頼していなければできません。
遊んでいる時やご飯を食べている時など、名前を呼んでくるようであれば信頼関係に問題は無いでしょう。
犬との信頼関係は、飼い主さんのちょっとした行動や態度であっというまに崩れてしまうものですが、一度崩れてしまったとしても努力次第で取り戻すことができます。
まずは犬の気持ちを理解してあげることを最優先して、信頼関係回復に努めましょう。