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子猫と先住猫を仲良くさせる対面方法!スムーズに慣れるステップ

2019.3.11

家に先住猫がいて、新しい子猫を迎えたいという時には、猫同士仲良くなれるのかというのが、一番の気掛かりではないでしょうか。

先住猫にとっては、新しく来る猫をライバルとして見てしまうこともあります。

そこで、スムーズな対面のための準備や、対面のステップをご紹介します。

子猫が家に来て、突然合わせるのはNGです。少し時間を掛けて、徐々に慣れていくように配慮してあげましょう。

先住猫と子猫を対面させる前の準備

先住猫と新しい子猫を対面させるまえに、いくつか準備をすすめておきましょう。

新しい子猫を迎える2~3週間前には先住猫の健康状態の把握とワクチン接種

新しい子猫との間で病気などの感染を防ぐためにも、先住猫の健康状態の把握とワクチン接種をしておきましょう。
先住猫が1年以内にワクチンを接種していなければ、先住猫の健康状態の良いときにワクチン接種をするようにしましょう。
免疫力が備わる期間を考えると、新しい子猫を迎える2~3週間前にはワクチン接種を済ませておくのがよさそうです。

先住猫と新しい子猫との別々のスペース確保

新しい子猫が来たとしても、しばらくは先住猫と生活スペースを分けて生活するようにしましょう。
新しい子猫は生活環境や飼い主などに慣らす期間が必要です。
そのため、すぐに先住猫と同じ生活スペースで暮らし始めるのではなく、まずは別々のスペースで生活を始めるようにしましょう。
猫は狭くて暗い空間に安心するので、新しい子猫用の生活スペースを用意しましょう。
押入れやクローゼットなどの一部分を利用したりするのもおすすめです。

1週間前には新しい猫用グッズの用意をする

先住猫にとって、知らない猫が来たことと同時に見慣れない道具まであると落ち着くことが出来ません。
新しい猫グッズは1週間前までには用意をして、匂いに慣れさせてあげましょう。
また、猫グッズは共有にするのではなく新しい子猫専用のものを準備するようにします。
猫によっては、違う猫の匂いがついたご飯や水に手をつけない猫もいます。
ご飯や水の器など、新しい子猫専用の新しいものを準備するようにしましょう。

先住猫と子猫は別の部屋からスタート

新しい子猫を連れて帰宅したら先住猫の目に触れないように、予め決めておいた先住猫とは接触のしない別のスペースに子猫を入れてあげます。
新しい子猫は、新しい生活環境がどのようなところかまだ分からないので怯えています。
その状態で先住猫と対面させないのはもちろん、飼い主も子猫の食事やトイレ、部屋を自由に歩かせる時間以外で子猫を構うのは極力やめましょう。
しばらくは、先住猫と別々のスペースで子猫が環境や生活、飼い主に慣れることが出来るように見守りましょう。

先住猫に子猫を対面させる時に飼い主が気をつけること

新しい子猫が、生活環境や飼い主になれてきたところで先住猫と対面させる機会をつくりましょう。
そして、先住猫と子猫を対面させるときに飼い主が気をつけなければならないことがあります。
それは、子猫を抱っこした状態で先住猫と対面させることです。
飼い主が子猫を抱っこした状態で先住猫に会わせると、先住猫は「大好きな飼い主が新しい新入りの子猫に盗られてしまった…」と思ってしまいます。
そのことから子猫のことを敵対視してしまったり、それまで懐いていた先住猫が急に反抗的な態度を取り始めるようになる可能性もあります。

先住猫と新しい子猫の関係を良好な関係にしてあげたいと思うのであれば、先住猫と新しい子猫を対面させるときに抱っこをしながら対面させてはいけません。

子猫と先住猫の対面の前にはお互いのニオイを交換

スムーズに先住猫と子猫の対面を進めるためには、対面前にお互いのニオイを交換しておきましょう。
相手の情報を予め知ることが出来ていれば、対面をスムーズに行うことが出来ます。

先住猫と新しい子猫のニオイの交換方法について

  1. まず、先住猫の顔周りを撫でることによって飼い主の手に先住猫のニオイをつけます。
  2. 次にその先住猫のニオイがついた手で新しい子猫の体を触ります。
    これだけで、先住猫のニオイを新しい子猫につけることが出来ました。
  3. そして、この逆も行うことによって先住猫の体にも子猫のニオイをつけることが出来ます。
    お互いのニオイの交換が完了です。
  4. お互いのニオイが交換出来たら、いよいよ対面させてみましょう。
    対面は無理せず、猫たちの様子を見ながら進めるようにしましょう。

子猫と先住猫の対面はケージ越しから始める

先住猫も普段通りの様子で、新しい子猫も落ち着いて生活が出来るようになったら対面させてみましょう。
初めて先住猫と新しい子猫を対面させるときには、チラッと見せる程度で十分です。
新しい子猫はゲージに入れたまま、先住猫に少し見せるだけで大丈夫です。
そのとき、子猫のゲージにはタオルなどの布で目隠しをしておき、先住猫を連れてきたら少し布をめくってチラッと子猫を見せてあげましょう。
ほんの数秒間対面させることができたら、また後日同じように対面させましょう。
先住猫が逃げたり、威嚇するようであれば無理強いはしないでください。
そして徐々に対面時間を延ばしていきます。
先住猫にも新しい子猫も逃げたり威嚇したりする様子がなくなったら、いよいよ子猫をゲージから出して対面させましょう。
猫同士を無理やりくっつけるようなことはせず、自然に任せましょう。
最初は2匹とも警戒をしてあまり動かないかもしれませんが、慣れてくると猫2匹に動きが出てきます。
相手を警戒せずにすれ違ったり、相手の体をなめたり、同じ部屋にいても安心して寝たりするようなことがあれば、本格的に合流させてもいいでしょう。

せっかく新しい子猫を迎えるのであれば、先住猫と仲良く良い関係を築いていってほしいですね。
そのために対面は無理せず、徐々にゆっくりと先住猫と子猫が慣れていけるように飼い主が配慮してあげましょう。

この記事の編集者

INTELIVIA

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