おやつは手作りが一番!?幼児のおやつ事情について
2018.7.7
幼児におやつは必要ですが、手作りおやつとなるとハードルが高いと感じてしまう方も、多いのではないでしょうか。
手作りおやつが一番だとはわかっていても、毎日作るとなると大変に感じてしまいます。市販品に頼ってしまう気持ちもわかります。
ただ幼児のおやつは、何も凝ったものを作る必要はなく、”おにぎり”でも十分なんです。
幼児のおやつ事情について調べてみました。
この記事の目次
おやつは手作りしなくてはダメ?幼児時期のおやつ事情について
おやつを手作りすることで、子どもに合わせて栄養管理やアレルギーの対応ができます。
おやつを手作りするのは手間や材料費がかかりますが、手作りにはこんなメリットがあります。
手作りの場合、原材料がわかっているので子どもに与えるときに安心感があり、アレルギーの対応ができます。
手作りは、素材そのものの味をいかすことができて甘さやバターの量などを子どもに合わせて作ることが出来ます。野菜を入れたり、アレンジもしやすいです。
また、子どもと一緒に作ることで食育にもなります。
おやつはどのように出来るのか、どんな食材を使っているのかなど一緒に行うことで食べることや栄養について学ぶことができるでしょう。
一緒におやつを手作りすることで、親子のコミュニケーションもはかれます。手先を使うので、子どもの成長にもいいでしょう。
同じものを繰り返し作ることで、成長していくさまを見ることができます。
幼児の理想的なおやつとは?手作りおにぎりで十分?
幼児期にはどのようなおやつをあげたらいいのでしょうか?
幼児は、食べる量も限られているので栄養を補給するおやつがとても大切です。
たくさんあげすぎてしまうと、ご飯を食べられなくなってしまったりおやつばかり欲しがってしまうようになっては困りますよね。腹持ちの良い理想的なおやつはどんなものなのでしょうか?
<理想的なおやつ>
- おにぎり
- 餅
- おやき
- とうもろこし
- 焼きいも(さつまいも)
- 干しイモ
- 甘栗
- 野菜スティック
- 煮豆
- 季節の果物
できれば、砂糖が入ったお菓子ではないほうがいいでしょう。理想的なおやつにあげたものは、噛めば噛むほど素材の甘みがでてくるものばかりです。
このようなおやつは、素材本来に含まれる「糖質」によって体を動かすエネルギー源となります。よく噛まなければ、食べることができないので満腹感があり精神的にも安定します。
おにぎりをおやつにするときには、ふりかけや、シャケそぼろ、煮豆、小魚など、その時家にあるものを混ぜてあげるといいでしょう。
幼児のおやつを手作りではなく市販品を選ぶときのポイント
市販のお菓子を子供にあげるときには、どんなことに気をつけたらいいのでしょう。気になることといえば、食品添加物ではないでしょうか?
市販のお菓子は、油や砂糖、塩分も気になりますよね。しかし、あげる量や頻度をお母さんがしっかり管理してあげれば大丈夫です。
食品添加物は、内臓へのダメージや発がん性などが問題視されているものが多くあります。市販品を買う時は注意してお菓子を選ぶようにしましょう。
商品を選ぶときには、原材料名を確認しましょう。名前を見てよく意味の分からないものが書いてあったら、気をつけましょう。
必要以上に材料が書いてあるものにも注意が必要です。
家庭でプリンを作るときには、「卵」、「牛乳」、「砂糖」で作ります。カラメルソースは、お水と砂糖で作れます。3~4種類くらいの材料でできるプリンですが、市販のものはかなりの材料が書かれているかと思います。
実際に手作りをすることで、本当に必要な材料かどうかがわかります。
幼児にどうしておやつは必要なの?
幼児期は、体も心もどんどん成長する時期になります。毎日、きちんと栄養を摂る必要がありますが幼児の胃は小さいので三度の食事だけでは足りないこともあります。
その足りない部分を補ってくれるのが、「第四の食事」となるおやつです。
幼児にとってのおやつはお菓子ということではなく、「補食」としての役割があり大切な栄養を補うものとなります。
おやつには、食事で不足しがちなものを与えるといいでしょう。では、不足しがちな食品、栄養とはどんなものなのでしょうか?
不足しがちな食品は、「乳製品」「豆類」「果物」です。乳製品には、子どもの歯や骨の成長に欠かせないカルシウムが含まれているので、ヨーグルトやチーズ、牛乳などがおすすめです。
豆類は、良質なたんぱく質や脂質、食物繊維などが含まれているのできなこや豆乳、豆腐などを与えましょう。
果物は、ビタミンやミネラルが豊富です。体の調子も整えてくれます。みかんの皮やバナナの皮をむくことはこどもにとっても楽しく手先の発達に繋がるでしょう。おやつにはぜひ、旬の果物を取り入れてみてください。
幼児におやつをあげるときの注意点
幼児にとってのおやつは、「補食」としての役割があるので必ずしも甘いものである必要はありません。
白砂糖は、強い依存を引き起こしてしまうこともあります。肥満や虫歯のリスクもあるので、過剰摂取とならないように気をつけましょう。
果汁100%のジュースや野菜ジュースも糖分を含んでいるので、できるだけ果物を与えるようにしましょう。
おやつのときの飲み物としておすすめなのは、水や麦茶など甘くないものになります。
ついつい手軽で、あげてしまうスナック菓子ですが塩分や脂肪のとり過ぎとならないように気をつけましょう。
3度の食事をきちんと食べなくなることがないように量を調節してあげましょう。
おやつで大切なことは、時間を決めて与えることです。だらだら食べたり、飲んだりすることは虫歯に繋がります。
おやつをあげるときには、時間と量を決めてください。また、子どもの好みのものばかりを用意するのではなく、色々なものを食べられるように用意してあげるといいでしょう。