セキセイインコが噛む!痛いほど噛む理由や、その対処法をご紹介
2018.5.28
飼育しているセキセイインコが痛いほどに噛む場合、その原因が気になるところですよね。
甘噛みであれば愛情表現の可能性もあるようですが、痛いくらいに噛む場合は腹を立てていたり、発情期だったりということがあるみたいです。
一体どうすれば良いのでしょうか?
また、セキセイインコは何でもかんでも噛んでしまう癖があるようですので、噛まれてNGなものは置かないようにしましょう。
セキセイインコを飼育する際のポイントについても調べてみました。
この記事の目次
セキセイインコが痛いくらいに噛むようになった理由とは
愛嬌のある表情やカラフルな身体の色が特徴で、癒してくれるセキセイインコ。
比較的、手軽に飼えるので、ペットとして人気の鳥ですよね。
最初はおとなしくて従順だったのに、なぜか最近噛んでくるということはないですか。
実は、人間と同じように鳥にも反抗期というものがあるみたいです!
セキセイインコの場合は、生後半年くらいで反抗期がやってきます。
前と同じように可愛がっていたのに、急に噛むようになった時は反抗期を疑ってみるのもひとつの方法です。
また、しょっちゅう飼い主の肩にインコをとまらせている場合、インコが飼い主より優位になったと勘違いして、強気になっているということも考えられます。
飼い主の体の高い位置にインコを乗せるということは、インコに優越感を与えてしまうことになります。
また、家の中で自由に放して飛ばせている場合も要注意です。
繰り返していると、野生の血が目覚めて言うことを聞かなくなることもあるようです。
また、発情期に入るとオス・メスともに陽気になり、攻撃性も通常期より高くなります。自然の摂理ですから仕方ないのですが、発情期が終わればもとに戻りますので、スキンシップはいつもより控えた方が無難でしょう。
セキセイインコが、痛いほどに噛む場合の対処法
セキセイインコは「噛む」という行為がとても好きな生き物です。
この噛むという行動ですが、飼い主に対して甘噛みするのは愛情表現のひとつと考えてよいでしょう。
しかし、インコのクチバシはとても鋭く、ちょっと強い力で噛まれたら血が出るくらいの怪我をすることもあります。
もし強く噛まれた場合、間違ってもインコの体を握ったり、クチバシをさわってはいけません。インコが攻撃されたと勘違いし、さらに攻撃してきたり、飼い主を怖がって近寄らなくなるという可能性があります。
また、インコに噛まれたときに飼い主が痛がって大きな声をあげると、それを喜んでいると勘違いして、もっと飼い主に喜んでもらおうとさらに噛んでくるというケースも!
インコでも、ちゃんとした感情があり、いやなものはいや、好きなものは好きなのです!
とはいっても、強く噛む癖をなんとかしたいという飼い主さんも多いのでは。
効果的な方法として、インコが強く噛んだときに声は出さないで、インコにむかって「ふっ」と息を吹きかけるということがあげられます。
また、別の方法として、噛んだらゲージに戻すということも効果的です。
これを繰り返すことで、「噛んだらゲージに戻される=外で遊べない」ということを理解し、噛まなくなるというケースもあります。
痛い!セキセイインコが何でも噛む場合は、噛んでも良いものを用意しよう
「噛む」のが大好きで、それが仕事といってもいいほどのインコ、人のみならず、家の中に置いてある様々なモノを噛むこともあります。
明日会社で使う大事な資料を噛まれたなんて経験、ありませんか?
インコと飼い主さんが遊ぶ時間は、インコにとっても飼い主にも楽しみな貴重な時間ですが、この時間はインコに噛まれて困るようなものはしまっておくということが大切です。
それが難しい場合は、インコが噛んでもよいおもちゃなどを用意します。
噛むのが大好きなインコに、それを一切辞めさせるというのは無理がありますし、インコが心にストレスを抱えてしまう要因にもなります。
ちょっとした木製のおもちゃを用意するのがよいでしょう。
おもちゃをかじったら、飼い主さんが褒めてあげるということも大切。
それを繰り返すことで、「これは噛んでいいもの、だめなもの」とインコが学習していき、噛み癖が減ったという例があります。
セキセイインコ、オスとメスでの性格の違いや飼育に向いている人について
人間もひとりひとり性格が違うように、インコもそれぞれ個性があります。
インコの種類によっても違い、例えばオカメインコは穏やかで平和主義、コザクラインコは愛情表現豊かな人懐っこい性格、ゴシキセイガイインコは陽気で明るい性格など、様々です。
その中でもセキセイインコは、インコの中でも個体差の性格の違いが顕著で、人懐っこいインコもいれば、ドライなインコもいます。
このセキセイインコ、雛のときはオスもメスもさほど違いはありませんが、成鳥とともにオスとメスで性別による特徴がうまれます。
セキセイインコに限らず、他の動物でも言えることですが、パートナーを選ぶ選択権はメスが握っているので、オスは自分を選んでもらえるように必死にアピールをしますよね。
その行動からも、メスよりオスの方が人に懐きやすいと言えるでしょう。
言葉を覚えやすいのもオスです。
ただ、人に懐きやすい分、孤独が苦手で寂しがるのもオスが多いようです。
メスは、卵を産んで、自分で温めて子育てをするという役割がはっきりしているので、オスよりも気が強めでマイペースなインコが多い傾向があります。
セキセイインコを飼育する際に必要なものについて
カラフルで、愛くるしい仕草が魅力のセキセイインコ。
子どもから大人まで見る人を楽しませてくれます。
セキセイインコを飼育するとなったら、どんなものを用意すればいいのでしょう。
一般的に必要なものは次のようなものです。
- 鳥かご
- エサ入れ
- 水入れ
- 止まり木
鳥かごの置き場も大切です。
気温の変化が激しい窓際や湿気の多い場所は避けましょう。
また、外敵に狙われる危険性がある場所もNGです。
エサと水は毎日新しいものに取替えて、衛生環境をきれいに保ちます。
インコが一日の大半を過ごすのが、止まり木の上です。
止まり木はインコが安全で快適でなければいけません。
最低でも2本の止まり木を用意し、ゲージの中を移動しやすいように配置しましょう。