人種はそもそも幻想か?人間の種類によって違う特徴とは
2018.5.26
世界には多様な人種が存在しています。そんなこと当たり前だと思いますよね。一般的には白人、黒人、黄色人種と3種類が大きな分類として認識されています。
でも、そもそも生物学的には「人種」なんていう違いはないというのです。確かに、それぞれ特徴はありますが「人間」であることには変わりありません。
人種を分けて考えるときの分類、それぞれの特徴などを考えてみましょう。
この記事の目次
人種は大きく分けて3種類。それぞれの特徴
日本人は黄色人種といわれます。
世界にはたくさんの人がいますが、人種は大きく3種類に分けられています。
黄色人種(モンゴロイド)
肌が黄色または黄褐色で、黒褐色系の瞳を持つ人々です。
黒色人種(ネグロイド)
黒色系の肌と縮れた毛をもつ人々です。
白色人種(コーカソイド)
他の人種に比べて皮膚や瞳の虹彩が極めて薄い人々です。
人種は肌や瞳の色や髪の毛の特徴によって分類されていますが、非常にあいまいな基準です。
黄色人種である日本人だけを見ても、色白な方、地黒な方ではかなり肌色が違います。
住む場所によって肌の色はある程度変化してしまいます。
瞳も黒褐色系といわれますが、茶色の人もいれば、真っ黒の人もいます。
世界中で考えれば、3種類の人種がいて、その中で細かく分かれているのですから、それこそ無数の特徴があるでしょう。
そうなると、肌や瞳の色、髪の毛の特徴だけで3種類に分類するのはかなりあいまいな基準と言えるでしょう。
科学的にはこの分類方法は不正確とされていて、自然人類学者や遺伝学者は「人種」という概念は使わないそうです。
人種の違いはメラニン色素が特徴に繋がる?遡ると人種は3種類に
世界にはたくさんの人々がおり、細かく分ければたくさんある人種ですが、大きく分けると3種類に分類されています。
その分類基準は肌や瞳の色、髪の毛の特徴です。
そして、髪や肌、瞳の色にはメラニン色素が大きく関係しています。
太陽の光に含まれる紫外線には強い発ガン作用があり、浴びすぎるとやけどになる可能性もあります。
この紫外線を吸収して細胞などを守ってくれるのがメラニン色素です。
メラニン色素の量は紫外線の強さによって変化します。
いわゆる「日焼け」もこのひとつです。
赤道付近に黒色人種が多く、高緯度になるほど白色人種が多く住んでいるのはその為です。
人類の進化には太陽の光に含まれる紫外線が大きく影響していて、人種も過去に住んでいた地域の気候が影響しています。
3種類に分類した場合の主な人種別な特徴とは?
大きく3種類に分類される人種ですが、肌や瞳、髪の毛以外の特徴はどうでしょうか?
黒色人種の人たちは、ホモサピエンス発祥の地であるアフリカの人種です。
猿人からずっと保持し、高めてきた能力や性質を純粋に受け継いでいるので、運動能力や音楽や踊りなど、人間の根本的な欲望に関することに特に優れています。
しかし、学問のような新しいものには興味をあまり示さなかったため、文明も発達しませんでした。
白色人種の人たちは、アフリカから出たホモサピエンスで、西アジアの乾燥地帯で進化しました。
食料や水が少ない中でも、新しいより良い場所を求めて生き抜いてきました。
新しいことに挑戦する行動力があり、好奇心に優れているので、文明は爆発的に発達しました。
しかし、有り余る好奇心と行動力により、文明の衝突や衰退も多くありました。
黄色人種の人たちは、アジアに広がってゆきますが、氷河期にはシベリアで氷河に閉じ込められてしまいました。
極寒の世界でひたすら耐え努力することで、着実に文明を発展させました。
その為、忍耐力にするれています。
以上のように、人種の性質の違いが、それぞれの歴史にも影響しました。
人種の違いに生物学的根拠はなく、社会的な人間の種類分け
「人種」という考え方は、ダーウィンの進化論の考え方に沿ったものでした。
世界中のいろいろな民族グループを、それぞれの「人種」として考え始めたのです。。
しかし、このことによって、人々の中に民族グループに対する偏見が植え付けられてしまいました。
しかし現在では、生物学上人間にはったった1つの人種しかないと科学者は認めています。
世界のすべての人は「ホモ・サピエンス」に分類されるのです。
ある科学者は「”人種”とは社会的な概念であって、主に歴史的事実に由来していて、生物学的な根拠は全くない。」と言っています。
また、文化的な違いはあれど人種的な違いはないと見解を示す中のある科学者は、「人種」という言葉は意味がないので使うのを止めるべきとの意見を述べたようです。
黒人の運動能力の高さを日本人と比較すると土台から大きく違う
日本人と黒人を比べると体型に違いがあります。
この違いが運動能力の差へと直結しています。
黒人は太ももの裏のハムストリングと呼ばれる部分、そしてお尻の筋肉が発達しやすいのです。
これらは体を前に進めたり、上に飛んだりするときに使われる筋肉です。
車に例えるなら、アクセルでしょう。
しかし、日本人は逆にブレーキにあたる筋肉が発達しやすいのです。
それは、太ももの前側にある大腿四頭筋と呼ばれる部分です。
ここはジャンプの着地や止まるときに使われる筋肉です。
日本人はこの筋肉が発達しやすいので、走るときもジャンプの時もこの太ももの前側にある大腿四頭筋が使われやすくなります。
すると、スピードを出したいのにブレーキ(の筋肉)を使っているという矛盾が生じます。
黒人の方と違い、最大限のスピードや高さが出せないことは、容易に想像できます。
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