大学にスポーツ推薦で入ったけど退部したい!そんな時の心得
2018.5.7
大学にスポーツ推薦で入ったけれど、退部したい・・・と悩んでいる学生さんもいることでしょう。
退部するということは、イコール退学となってしまうのでしょうか?退部する場合に気を付けることとは?
今一度きちんと、本当に退部を選ぶべきかどうか考えてみましょう。
この記事の目次
大学にスポーツ推薦で入ったけど退部したい・・・その時に気を付けること
スポーツ推薦で入学して退部してしまったら、その後どうなってしまうのか不安になるでしょう。
普通の部員であれば退部しても大きな問題なる可能性は低いでしょう。
ですが、スポーツ推薦で入学した場合は注意が必要です。それは、退部をすることで部に大きな痛手を負わせてしまうからです。
普通の部員以上に気遣いが心構えが必要になりますし、自分が下した決断に自信を持つことも大切です。
退部に向けて一番重要なことは、監督や仲間の部員からの理解を得ることです。なかなか理解を示してくれないかもしれませんが、相手が分かりやすいように順番立てて説明することが大切なのです。
嘘は絶対に言わないこと。
正直にありのままの話せば、きっと退部する気持ちを理解してくれるはずです。自信を持って自分の気持ちを話してみましょう。
相談するのをためらってしまう気持ちもわかりますが、相談する時は退部を先延ばしにしないことも大切です。
大学にスポーツ推薦で入ったのに退部する場合、イコール退学になる?
スポーツ推薦で入学した以上、退部をしたら大学を辞めなければいけないかも・・・と感じてしまうでしょう。
そんな心配はいりません。
大学に合格した以上、別に退部したからといって大学を辞める必要はありません。大学での勉強についていけると判断したから入学できたのであり、退部しても大学で勉強を続ければいいのです。
ただここまでは原則としての話。
円満に解決できればの話かもしれません。実際部の監督の力は大きいものですし、その後大学に居づらくなって辞めてしまうことも考えられます。
練習中の大怪我で選手生命が絶たれ、競技生活を続行できなくなってしまうこともあります。退部を選択することもできますが、部のサポート程度には参加し、引き続き大学に残って勉強することもできると思います。
某体育大会の推薦入試で合格後、入学直後に退部したいという申し出た人も。実は最初から入学だけが目的だったようですが、その場合は大学を辞める必要はなくても、入試を悪用したと判断され、その体育会は以後セレクションでの合格を禁止されてしまう事態にもなりかねません。
多くの場合は、監督と話し合って部に残ってサポートにつくか、退部をして大学は継続するそうです。
退部=退学にはならないのでご安心を。
大学にスポーツ推薦で入ったけど退部したい・・・部活を続けるメリットとは
大学での部活の仲間との繋がりは、社会人以降も続くことがほとんどです。10年以上経っても交流が続いているという人もいます。
交流が続く要因としては、OB会とか、そういう集まりがあることも影響しているようです。たとえOB会に参加していなくても、当時の仲間とは久しぶりにあっても気まずい空気になることはなく、当時の思い出話に花を咲かせるものです。
部の仲間はクラスメイト以上ともいえます。
クラスメイトの方が長い時間同じ部屋で勉強をしているものですが、1つの目標に対して仲間と頑張ってきた経験はより絆も強まるのかもしれません。チームワークがそうさせるのかもしれませんね。
これからもずっと仲良くしていきたい大切な友人となりますが、これは部活を続ける大きなメリットではないでしょうか。きっと続けてきた誇りと、友人との絆に感謝すると思います。
また、ずっと部活を続けることで、大人になってからも楽しめるメリットがあります。
社会人から始めた人よりも優位ですし、数年ブランクがあっても、やはり経験者にはかないません。会社以外の人との出会いも多くなりますし、これは続けるメリットの一つではないでしょうか。
退部に追い込まれる可能性もあり!?スポーツ推薦のデメリットとは
スポーツ推薦で入学したのですから、当然入った部は強豪校でしょう。強い選手を育てようと練習も厳しくなるのは当然です。
スカウトされるくらいですから実力もあると思いますので、練習自体はついていけると思います。
ただ、強豪校ともなると生活まで制限されることがほとんど。上下関係も厳しく、先輩の前ではスマホ禁止、買い食いも禁止、掃除も1年生が全て行うなど生活面で苦労することもあります。
入学先がどんな部なのか、可能であれば、SNSなどを駆使して事前に調べておくといいでしょう。
土日も練習や試合でつぶれることも多く、毎日練習が厳しくて勉強が疎かになってしまうこともあります。学力が落ちることも考えられます。
せっかく偏差値の高い高校に入学しても、指定校推薦の枠をもらえない事も考えられるので、偏差値重視で進学しても必ずしもメリットとは言えません。
ついていけるスポーツコースや学科へ進むべきです。
またレギュラー争いも激しいので、その辺も覚悟しておくべきかもしれません。
大学にスポーツ推薦に入ったからといって、勉強出来ないとは限らない!?
スポーツ推薦の問題点を挙げるとすれば、スポーツ中心の生活になってしまうため勉強が疎かになってしまうことかもしれません。
スポーツ推薦で入学した学生の学力に関する確実なデータがないと何とも言えませんが、以前某有名私立大学で、推薦入試で入学した人の方が、一般入試で入学した学生よりも好成績で卒業するというデーターを発表していました。
今までは一般入試とそれ以外の推薦入試とでは学力の差があると言われてきました。しかし、在学中の学力の差はむしろ逆転するというのです。
スポーツ推薦は学力が落ちるという部分を打ち消す根拠の一つといえるかもしれません。
一般入試で入学する人は受験勉強を必死で行います。
入学後すぐの学力の差はあれど、在学中の勉強で逆転する可能性はあるということです。
一般入試で入って在学中ずっと遊んでいる人もいるわけなので、スポーツ推薦だからといって勉強ができないとは限らないということなのです。