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上司が香典を辞退した時の正しい対応について

2018.4.30

最近では家族葬など、近親者のみで葬儀を執り行うことが増えていますよね。

上司の親族が亡くなり「香典は辞退させていただきます」と言われたら、本当にお渡ししなくてもよいのかと悩んでしまいますよね?

本音と建前のある日本人ですが、この場合は本当に香典を渡さなくてもよいのです。

ですが、弔意を表す気持ちは必要です。
弔電を送ったり、供花をだすことを検討してください。
家族葬の場合、葬儀会場が狭いこともあります。

上司に確認してから、手続きするようにしましょう。

また、香典並びに供物等を固く辞退されたなら、後日気持ちばかりの御線香とろうそくのセットなどをお渡ししてはいかがですか?

冠婚葬祭に、マナーやルールはありますが、すべてマニュアル通りに対応できなのが難しいところです。

上司の気持ちをくみつつ、寄り添い対応できるとよいですね。

上司が香典を辞退した時の対応について

上司が香典を辞退したいと言ってきた場合、香典以外にも、弔意を示す方法はあります。
ですが、上司が「自分の身内の不幸に対して、同僚や部下たちに金銭的負担をかけたくない」という気持ちから「香典辞退」を申し出ているのであれば、供物や供花なども控えた方がいいかもしれません。
また、お線香やろうそくなどの供物も、葬儀が行われる葬儀社に依頼すればすぐに手配することもできますが、こちらの気持ちを押し通すとかえって気を使わせてしまうことになりかねません。

上司には、直接哀悼の意を表し香典や供物、供花などは上司の希望通りに辞退するようにするのが、スマートな対応と言えます。

上司が香典を辞退したけれど、やっぱり気持ちを表したい時には?

上司の身内に不幸がありましたが「家族葬だから通夜や葬儀への参列も不要。もちろん香典も辞退します」と言われた場合、これを真に受けてもいいのでしょうか?

上司から「家族葬ゆえ、気遣いは一切無用」と言われたら、どのように対応するべきなのでしょうか?

まずは「参列不要、香典辞退」と言われたら、その通り、参列せずに香典も渡さなくていいです。

ですが、上司はある意味家族より長い時間を、一緒に過ごしている相手ともいえます。
そんな、上司に対して、マニュアル通りの対応をするのは、人としてちょっと寂しい気がしますよね?

同僚・部下としてできることは、忌引き休暇を取得中には、仕事の負担は一切かけないように配慮し、頑張って仕事をすることです。
また、個人的には香典や供物を辞退させていただいたとしても、会社の福利厚生で供花や香典をする規定がある場合には、会社からの香典は受け取ってもらうようにしては、いかがですか?

上司は、個人的な負担をかけたくないという一心で、香典や参列を辞退しているのだと思われます。
ですが、会社からの香典なら、受け取っていただけると思われます。

香典辞退を前提とした葬儀では、香典返しの用意がされてません。
ですから、自分の香典を無理にお渡しすると、相手が香典返しを用意しなくてはなりません。
今までの常識では、香典を渡さないなんて非常識のように感じるかもしれません。
ですが、これからは渡さないのもマナーと言うお葬式もあるのだと認識していかなければなりません。

上司に香典は辞退すると言われたけど、どうして?

『香典』とは遺族の葬儀の負担を、親戚や近所の人たちで助け合うために生まれたものです。
ですが、近年では香典がなくとも家族だけで葬儀を執り行うことができるようになってきました。
こういったことから、葬儀を家族葬と言う形式で行い、周囲へは葬儀が終わってから報告するという形をとる方も多くみられますね。

また、個人とのお別れのために葬儀の案内はするけれども、香典や供物は固くお断りしますということもありますよね?
「そうは言っても、手ぶらで葬儀へ参列するわけにはいかない」と言う気持ち、よくわかります。
そういった場合には、一応香典を持参して葬儀へ参列してみてください。
受付で丁寧にお断りされると思います。
そうすれば、心置きなく故人とのお別れをすることができるでしょう。

「香典を辞退します」
と言うフレーズ以外にも、「供物、供花はお断りさせていただきます」や「ご厚志お断りさせていただきます」という場合もあります。

「香典辞退」の場合は、供花や供物を送ってもかまわないことと受け取れます。
葬儀場へ確認をしてみてください。
また、「供花・供物はお断り」と言う場合は、香典の辞退をしていないととらえて結構です。
さらに「ご厚志お断り」は、香典・供花・供物の一切をお断りさせていただくという意味となります。
この場合は、葬儀への参列が故人を悼む気持ちの表れとなります。

香典は不要と伝えたけど、いただいた時の対応について

会社勤めだと「葬儀のため」と言って、お休みをもらわなければなりません。
そうなると、いくら「香典を辞退します」と伝えても、気持ちだけと渡されてしまう場合がありますよね?

例えば、部署のみんなで「1人1,000円づつ」集めた香典などを渡された時には、香典返しに頭を悩ませることになりませんか?

このような場合には、香典返しではなく、お葬式が終わって出社する時に、有志の皆さんに行き渡る数量の菓子折りなどを用意して、無事に葬儀を終えることができましたと挨拶しながら配り歩けばよいかと思われます。

自分が逆の立場だとしたら、香典返しを期待しますか?
それとも「ありがとう」の気持ちを待ちますか?

上司から預かった香典の、お返しはいらないといわれたら?

香典を辞退しても「お返しはいらないから」といって、香典を預かってしまう場合もあると思います。
このように預かってしまった場合には、お礼状のみのお返しでも、失礼にはあたりません。

こういった、お付き合いについては一応マニュアルはありますが、一番大切なのは「気持ちです」

香典以外にも伝えられる弔意はあると思います。

ですが、最近増えてきた「香典辞退」と告げられた葬儀には、香典は持参しなくても失礼に当たらないということが「新常識」であり、「新マナー」だということに対応してください。

この記事の編集者

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