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小論文のタイトルのつけ方!興味を引く簡潔なタイトルが◎

2018.4.30

小論文のタイトルのつけ方はとても重要です。読み手の興味を引くようなタイトルで、なおかつ内容を的確に反映したタイトルでなければなりません。
そこで今回は、タイトルの付け方のポイント、どんな点に注意してタイトルを決めるべきなのかについて調べてみました。
また小論文の採点基準、小論文の構成の基本についてもご紹介します。

小論文のタイトルのつけ方で大切なこととは?

小論文のタイトルのつけ方で大切なことは、簡潔にすることです。タイトルなので、長くてはいけません。それでいて、読み手の興味を引けるものにしましょう。

タイトルで重要なのは、論文の内容を的確に要約することです。複合名詞句ではなく、動詞の能動態を使ったほうがわかりやすいでしょう。

ダラダラと長いタイトルの場合、「タイトルをまとめることもできないのか」と思われてしまいます。

 

タイトルでは、適切な単語、言葉を使うようにしてください。できれば、論文で使っているキーワードを入れましょう。研究は、どんな特徴があるか、その研究を検索したときに使う単語を入れるのもおすすめです。

しかし、注意したいのが省略形や専門用語です。誰もが知っている省略形のものであれば使ってもかまいませんが、特殊な省略形や専門語はそれだけで読者が引いてしまうこともあるので気をつけましょう。

小論文のタイトルは最も重要な文言!つけ方のポイントは?

タイトルを決めるときには、読み手のことを考える必要があります。読んでもらうということを意識してタイトルをつけましょう。

論文の中で使っている単語や言葉は、説明がなければ解りにくいのであまり使わないようにしましょう。しかし、特定の知識のある人が読む小論文であれば難しい単語や言葉でもいいでしょう。

論文を提出するときには、書かなくても当然だと判断されるものは省くことができます。「新たな」「発見」「興味深い」「に関する研究」などは使わないほうがいいでしょう。

小論文に質問形式のタイトルはどうでしょうか?

タイトルとしては、わかりやすいものとなりますが質問の答えを明確に書いてあるかが問題となります。いくつもの答えがあるようなときには向いていないでしょう。

タイトルはできるだけインパクトを残したいと思ってしまいますが、あまり過度な期待を持たせないというのもひとつの方法です。過少評価を受けないためにも、ほどほどにしておきましょう。タイトルに、特別や究極という言葉は適していません。

タイトルのつけ方に悩む・・・小論文のテーマの選び方について

テーマの選び方に迷ったときは、壮大なテーマを選ばないようにしましょう。小論文なので、発表する時間や文字数などを考えてテーマを決めてください。

テーマ選定については、常識的な是非論が6:4もしくは7:3程度になるようにしましょう。

できるだけ、あなたに関わりのあることをテーマにすることで行き詰っても広げることができます。

少子高齢化対策の課題であるなら、高齢者の寿命や健康のことだけをとりあげるのではなく、子どもの少ない原因、解決方法などを小論文にまとめるといいでしょう。

論文の、構成は起承転結ではなく起承結となります。「序論」、「本論」、「結論」になりますが、その割合は「序論」が1割、「本論」が8割、「結論」が1割ぐらいが理想的です。

「本論」が8割となるような、テーマを選ぶことが大切です。論文であれば、いくつかの章にわけることができますが、小論文はそこまでいくつもの章や節に分けることができないので、テーマの決めるときが一番重要かもしれません。

小論文のタイトルにも採点がつく!?ある大学の採点基準

小論文の採点の基準とはどんなものなのでしょうか?

大学の採点票の例を紹介します。

100点満点として、タイトルの正確さは16%、内容の独創性などは28%、論旨(段落構成)の明確さ28%、文章表現16%、漢字やかなづかい12%となります。

この他に、文字数に達していれば減点はないものとし、足りなければそのぶん減点となるそうです。

この小論文の採点は、大学によって変わるでしょう。

紹介したものは、一般的な採点方法と言えますがタイトルの正確さの採点に大きくとっていると感じます。

小論文が完成したときには、大学の採点を意識したタイトルとそうではない自分がつけたいタイトルの両方を考えてみるのもいいでしょう。できるだけ、小論文の内容が理解できる人に読んでもらいタイトルと内容がかけ離れていないか確認してもらいましょう。

小論文の採点を考えて、タイトルを決めるのも大切ですが論旨(段落構成)の明確さ、説得力や文章表現と漢字なども再確認できるといいですね。

小論文のタイトルが決まったら3部構成を意識して文章を書こう

小論文では、論理的な書き方にする必要があります。さきほど、論文の構成となる「序論」、「本論」、「結論」の割合を紹介しましたが、「序論」、「本論」、「結論」を詳しく説明していきます。

「序論」は、「本論」への導入部分となります。前置きとなるのですが、具体的に論文の中で論じる問題を書き主張や考えの方向性をまとめます。

小論文では、あなたの主張・意見を述べるといいでしょう。序論において「結論の提示」を行うことで本論・結論に繋げやすくなります。

「本論」は、小論文の中心部分になります。あなたの意見や主張をサポートする部分になり根拠や証拠を論理的に積み上げていく場所です。あなたの意見や主張の正当性を証明するためには、論理的なければいけません。根拠や具体例を十分に含んだものにしましょう。

「結論」は、「序論」の答えです。また、序論と本論に対しての自分の意見や主張をわかりやすく伝えることがポイントとなります。

この記事の編集者

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