自転車通勤の交通費・・・雨で電車等を使った場合について
2018.4.25
電車やバス等で通勤する社員だけではなく、自転車通勤をする社員に対しても交通費を支給する企業も増えてきました。
しかしここで問題になるのは「雨」が降った場合。自転車を使わずその日だけ電車等を利用して通勤した場合、それでも交通費は支給されるのでしょうか?
自転車通勤の交通費に関する疑問についてお答えします!
この記事の目次
自転車通勤で交通費を支給されている場合、雨が降っても支払われる?
企業によっては交通費を支給している会社と、支給していない会社がありますが、これは会社規定によるので、必ず支給しなければならない企業の義務ではありません。
交通費支給が義務ではないという前提で、簡単にご説明いたします。
自転車通勤に限らず、交通費を支給していない場合は雨などが降っても、交通費は支払われません。もし自転車通勤で交通費を支給されている場合でも、雨が降ったからと言ってその分多くの交通費を支給されることはありません。
もし雨が降って自転車通勤で会社に行った場合には、会社の方で、雨の日の自転車通勤は危険だから、なるべく交通機関を利用して来るようにと促されることもあるでしょう。
雨の日は、交通事故のリスクが5倍になることが多く、自転車通勤をされている方なら、雨の日にひやりとした経験をされた方も多いのではないかと思います。
なので自転車通勤で交通費を支給されている場合も、そうでない場合も一般的にはその分の交通費が支払われたリ、多くもらえると言うことはないと考えて良いでしょう。
自転車通勤を始めるなら会社に言うべき?雨の場合の交通費はどうなる?
会社の規定にもよりますが、一般的には自転車通勤を始めるなら会社に申請をしなければならないかと思います。もしそれで交通費を支給しないし、天候が悪くて公共機関を利用して出勤しても交通費は支給しないと言う企業もあるかと思います。
これは法律で決められていることではないので、会社の規定に従うしかありません。
それでも、自転車通勤の方が良いと言う方は、交通費が支給されなくても会社の方針に従うしかありません。
もし梅雨の時期に自転車通勤ができなく、交通費が支給されてない場合は、自分で交通費を負担しなければならないことになり、いままで負担する必要がなかった交通費を負担することになり、損をすることとなってしまいますよね。
なので、自転車通勤をする際には会社規定がどのようになっているのかを確認しておいた方が良いでしょう。
しかしある会社では社長が大の自転車マニアで、自転車通勤手当として毎月2万円を支給をしている企業もあるようです。
これはとても嬉しい限りですね。
さらには国家公務員も車やバイクと同じように、通勤の距離に応じて交通費が支給されるようです。
雨などの天気にかかわらず、自転車通勤でも交通費を支払う会社が増えている?
そもそも企業が従業員に支払う交通費は、自転車でも電車でも支払わなければいけないという法律は存在しません。
だいたいの会社では、以下のように規定が定められていることが多いです。
片道2㎞以上の距離を通勤する場合、手当が一定額まで非課税となるので具体例をあげるとこうなります。
- 片道2㎞以上の距離の場合は、1ヵ月 4200円前後
- 片道10㎞以上の距離の場合は、1ヵ月 7100円前後
- 片道15㎞以上の距離の場合は、1ヵ月 12900円前後
この場合のみ非課税の対象となるので、交通費を支給する会社も増えてきているようです。
なので、自転車通勤をしている人でもこの規定に満たしていれば、交通費を支給してくれる会社もあるようです。
上記の金額はあくまでも一般的な参考例となってますので、参考にしてください。
バス通勤で交通費を申請しているのに自転車通勤した場合どうなる?
会社にはバス通勤をしていると交通費の申請をしているが、実際には会社近くまで自転車で通勤をしていると言う方も多いのではないかと思います。
もし会社の規則が厳しく、バス通勤・電車通勤の場合の交通費が交通機関によって決められており、徒歩や自転車の場合は支給されないのであれば、これは嘘の申請をしたこととなり、これは不当利得にあたるため、交通費の返還をしなければなりません。
しかし会社規定が『寄り駅から公共交通機関を利用した際の額を交通費とする』となっている場合には、どのような手段で通勤していたとしても、同じ距離なら同じ額と考えられる為、この場合は交通費を返還する義務はないと考えます。
もし自転車通勤で会社に行くのであれば、まず会社規定をきちんと確認しておきましょう。
交通費は会社規定によって異なることが多いので、間違った認識をしていると、あとあと困ることにもなるので、人事の方と相談をし確認しておいた方が良さそうです。
自転車通勤の人に気を付けてほしいこと!
自転車通勤をする時には、以下のことに気をつけながら自転車に乗って頂きたいと願います。
雨の日には視界が悪くなることもあり、路面がとても滑りやすい状態となっています。
またブレーキも効きにくくなることがあるので、その日は自転車ではなく、公共機関などを利用して会社に行く事をおすすめします。
また、自転車は車道を走らなければならない為、自動車にも気を配りながら走行をしてほしいと思います。特に夜は車のドライバーも視界が悪くなりますので、自転車の前後に絶対ライトをつけて走行するようにしてください。
その他にも、自転車にはパンクがつきものです。なんだか自転車が変かも?と感じた時にはすぐにメンテナンスするように心がけてください。
パンクを予防するために、週に1回は空気を入れるようにしましょう。