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ピアノが弾けない子供…。やめる前に親ができること

2018.6.18

ピアノがなかなか弾けない。上達しない。
そんな子供の姿を見ているとついついイライラしてしまい「練習しなさい!」と子どもに対して、怒ってしまってはいませんか?

ピアノに限らず、習い事は教えてもらったからと言って、すぐにできるようになるわけではありません。
そして、レッスン以外の日は自主練習を怠ると、上達の道はないと考えてください。

また、親が不要な口出しをすることも、子どもの上達に悪影響を及ぼします。
先生に付いたなら、先生の指導をしっかり聞けるようにしましょう。

『練習環境・練習資金・食事管理』

親ができるのはこの3点です。
子どものピアノレッスンを邪魔しているのは親かもしれません。

ピアノが弾けないウチの子供…。とにかく練習は楽しいものだと思わせて!

ピアノの練習時間を楽しいと思わせる

音楽は「音を楽しむ」ものです。その子も楽しい気持ちは音色になって現れます。自宅での練習も「練習しなけれなならない」ではなく「楽しい」と思うことで伸びていきます。楽しいと思わせるためには、無理強いはいけません。

習い始めたばかりの頃に、ご飯の後、幼稚園から帰って来た後など、本人が練習時間を決める時間を一緒に決めたり、忘れている場合は「今日はご飯の後じゃなく寝る前に練習するの?」と声をかけてあげることが必要な場合もありますが、続けて習っている子供の場合、わかっていて練習をしないのです。

ピアノの練習時間を楽しい時間と思わせるためには?

子供の練習を聞く時は、間違えても泊まっても、先生の指導通りに弾いていなくても、ママは笑顔で楽しそうにしましょう。また「前の課題曲弾いて?」とたまには子供に弾いてもらいましょう。そうすると子供も楽しく弾けます。

ピアノが弾けないと悩んでいます…。ピアノが向いていると子供とは

子供のピアノの習い事。発表会などは華やかですが、実際には日頃の地道なレッスンと自宅でのおさらいが欠かせません。

最初は楽しくレッスンに通ったとしても、家で練習をしないとなかなか上達せず「ピアノを弾けるのは楽しい」というところまで到達することが出来ません。

ピアノの習い事が向いている子は、毎日ピアノに向かうことが出来る子、コツコツと練習を続けることが出来る子、人と争うことではなく「出来なかったことができるようになった」ことを喜びとして感じられる子です。

しかしこのような性質は幼少期には見抜きにくいです。先天的にそのような適性がなかったとしても、ピアノの習い事をすることで、そのような適性が伸ばされる可能性があります。

子供のピアノの習い事を始める時期は、3~4歳の早い時期が理想と言われていますが、小学校に入ってからでも遅い事はありません。しかし、小学校高学年になると、小さい頃からピアノを習ってきた子達との差がつき過ぎ、ピアノを習うことに対して、本人が抵抗を感じることもあります。

子供のピアノの習い事は、小学校中学年、高学年になると女子の割合が高くなるので、男の子は気にする傾向があります。

ピアノが弾けない子供は、単純に練習をしていないだけ?

ピアノの上達には毎日の練習が必要になります。しかし低学年の頃から、毎日自分から進んで練習する子供は多くありません。練習を自分から進んでする子供の方が少ないのです。

そのような子供達が自分から練習するようになったのは、偶然や才能よりも両親の方針や協力が関係あります。ピアノが上手な子、自分から練習する子など練習をしている家庭には共通点がありました。

  • 飴とムチの使い方
  • 他の子供と比べない
  • 先生の指示をきちんと聞く
  • 練習時間の設定が上手

ピアノの先生には、厳しい先生もいれば、怒らないで子供のペースで進めてくれる先生もいます。レッスンで厳しい先生に習っている場合は、親が一緒になって怒るよりも、褒める回数を増やし、甘い先生の場合は、親が気を引き締めてあげるなど調整が必要になります。

ピアノがなかなか上達しないのは当たり前。継続しないと見えてこないことがたくさんある

「子供がピアノが弾けるようになるか、ならないかは100%親の意志で決まる」「ほとんどの子供には才能なんてない」「子供は必ず嫌になる」「大人も必ず嫌になる」。ピアノが上達するために必要なのは10年以上継続する意思と、忍耐力です。

  • 子供の頃にピアノ習っていて良かったと思っている大人
  • 子供の頃にピアノを習っていて嫌だった、時間の無駄だったと感じている大人

違いは、ピアノをどれだけ続けたのかとうことです。私はモノに出来ていませんが、子供の頃にピアノを習っていて本当に良かったと思います。自分の子供が大人になった時「ピアノを習っていてよかった」と思ってもらえるようになるためには、親の覚悟が必要です。

何でも子供のせいにしない。子供が練習しない事を子供のせいにしない!練習できる環境を作ってあげるのは親の務めです。

ピアノの練習を楽しむために必要なこと

時間やスケジュールを決める

練習しようと思っていても、ついつい忘れてしまうということありますよね。「1日位いいか」と油断しているうちに、いつの間にか練習しないことが普通になり、「練習しない→上達しない→やる気が出ない」の悪循環になります。そうなると抜け出すことが難しくなります。

そこで何時になったら練習すると時間を決めたり「ご飯を食べる前に練習する」とスケジュールを決め、練習のきっかけを作りましょう。

ゲーム感覚でやる気を出す

子供達が夢中になってやっているゲームには、やる気をだすための仕掛けがたくさん入っています。魅力的なキャラクターやストーリー展開はなかなか真似ができませんが、最終目的がはっきりしていること、そこの至るまでの課題が次々と出てきます。経験を積むたびにわかりやすい形でレベルアップ出来ることはピアノの練習にも取り入れることが出来そうです。

この記事の編集者

INTELIVIA

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