ハリネズミがペットシーツに潜るのは習性だから仕方ない!
2018.6.17
ハリネズミを飼育していると、掃除が楽な点からペットシーツを使う事も多いかと思いますが、そのペットシーツにハリネズミが潜ってしまったり破いてしまうなどでお悩みの飼い主さんもいるかと思います。
ハリネズミは名前にネズミと入ってはいますがモグラの仲間です。ですから本来潜るのは得意な習性でもあるため、仕方ない事とも言えます。
こちらではハリネズミがペットシーツに潜るその理由や対策法についてご紹介します。
この記事の目次
ハリネズミはなぜペットシーツに潜るのをやめられないの?
ハリネズミは「ネズミ」ではなく「モグラ」の仲間だということを知っていましたか?
モグラと同じように掘って潜る習性があり、視力が悪く、聴覚と嗅覚によって行動します。
ですから、この掘って潜る習性を考えると、ペットシーツに限らず、潜ります。
毎回、ペットシーツを変えるたびに掘って潜られたら、正直お金が…。と感じてしまいますよね?
ですから、飼い主さんとしては、ハリネズミがペットシーツに潜ることを止めて欲しいと思っているかもしれません。
ですが、これはハリネズミの習性ですから、簡単にやめさせるわけにはいきません。
ペットシーツに潜り込むのがハリネズミ。
こう諦めてしまうことが大切かもしれません。
ハリネズミにペットシーツを使うメリット! 潜る事をしない子なら使いやすい
ハリネズミの飼育にはケージを利用しているかと思います。
この時に、ペットシーツを使う場合が多いと思います。
その、ペットシーツを使うメリットとデメリットを考えてみました。
ハリネズミの飼育にペットシーツを使うメリット
ケージの底に、床材としてペットシーツを使用するメリットとしてあげられるのはなんと言っても「掃除がラク」と言うことではないのでしょうか?
ペットシーツを取り替えるだけで、いつでも衛生状態を保つことができます。
また、ホームセンターやペットショップ、スーパーなどで買うことができ、安く手間がかからないのが一番のメリットだと言えます。
ハリネズミの飼育にペットシーツを使うデメリット
掘ったり潜ったりする習性があるハリネズミは、ペットシーツをすぐにダメにしてしまうこともあります。
安いペットシーツは破けやすく、間違ってハリネズミが食べてしまうことがあります。
掘ったり潜ったりすることがあまりないハリネズミなら、安いペットシーツを使ってもさほど被害はありませんが、ペットシーツに潜ったり掘ってやぶったりするハリネズミは、多少値段が高くても丈夫で破けにくいペットシーツを購入した方がよいでしょう。
ハリネズミがペットシーツに潜る時は人工芝に切り替えてみては?
ハリネズミを飼育する時に、ケージの床材としてペットシーツを用いることはスタンダードですが、このペットシーツに潜ったりすることで、あまり床材の意味をなさなくて困っている飼い主さんは多くいらっしゃると思います。
一度、ハリネズミのケージに用いる床材をペットシーツから、人工芝へと変更してみてはいかがですか?
ペットシーツの上に人工芝を敷いてみましょう。
緑色ですから、なんとなく見た目がとっても良くなったように感じるはずです。
オシッコをしても、下に落ちますし、排せつ物は乾けば逆に掃除をしやすいと感じるかもしれません。
やんちゃなハリネズミでもこの人工芝を、一生懸命に掘ってもなかなか下に潜ることはできないでしょう。
また、人工芝を定期的に水やお湯で洗ってあげれば経済的です。
もちろん、デメリットもあります。
人工芝に入り込んでしまった排せつ物をキレイにすることは難しいです。
また、人工芝の足触りが嫌いなハリネズミ君もいるでしょう。
また、小さなハリネズミ君は人工芝のすき間に足が挟まってしまって身動きが取れなくなってしまうなんて言うことも。
これはこれで見ている分には可愛らしいのですが、ハリネズミ君にとってはストレスです。
ですが、ペットシーツをボロボロにしてしまうクセのハリネズミ君には、一度人工芝を敷いて様子を見てみるのもいいかもしれません。
ハリネズミに床材は必要なの?ペットシーツに潜るなら別の物に変えてみよう
ハリネズミのケージの中に用いる床材でスタンダードなのはペットシーツです。
人工芝も勧めましたが、他にはウッドチップやペーパーチップ、新聞紙、コーンリターやくるみリター、などがあげられます。
ウッドチップを利用する場合の注意点があります。
ハリネズミは針葉樹に対してアレルギーを持っています。
ですから、絶対に針葉樹のウッドチップは使用しないでください。
必ず広葉樹の材質のものを使うようにしてくださいね。
ハリネズミ君一人一人に性格がありますから、色々と試してあげるのもいいでしょう。
ハリネズミの様子をみて、お気に入りの床材が見つかるといいですね。
ハリネズミの居心地の良い飼育環境とは?
潜る習性のあるハリネズミは視力は弱く、聴力が発達しています。
ですから、人間にとってストレスのない音量でも、ハリネズミ君にとっては超ストレスを感じているかもしれません。
絶対に、テレビの近くにゲージを置くことはやめましょう。
また、窓付近に置くのもいけません。
外の音もストレスになりますし、直射日光が当たる環境はハリネズミにとって最適な飼育環境だとは言えません。
温度差ない環境を作ってあげることも大切です。
室内環境において、どうしても温度差が出てしまうのなら、サーモスタットなどを利用して、ケージの温度を一定に保つようにしましょう。