背中をボキボキ鳴らすのは良くない?日常生活で改善する方法
2018.6.10
背中や首が凝っているとボキボキと骨や関節を鳴らしてしまう人っていますよね。
しかし、背中や首をボキボキ鳴らすの実は凝りを悪化させる危険性もあるそうです。
では、癖になってしまっているような、ボキボキ鳴らすのを改善する方法とはあるのでしょうか?
そこで、肩甲骨はがしの効果やボキボキ鳴らす危険性、また日常生活で背中をボキボキ鳴らすのを改善する方法などについてご紹介いたします。
この記事の目次
背中がボキボキ?肩甲骨はがしの方法と効果とは
「肩甲骨はがし」は、ストレッチをしてから、筋トレをします。
肩甲骨の動かせる範囲を広げる「肩甲骨はがしストレッチ」
上げた腕を下に下げていく。出来るだけ遠くに手を伸ばしながら行うことで肩甲骨の柔軟性を徐々に高めていきます。
仕上げに菱型筋と肩甲挙筋を鍛え、肩甲骨を正しい位置に整える「肩甲骨はがし筋トレ」をします。
「肩甲挙筋は、肩甲骨を上げる筋肉です。菱形筋は肩甲骨の後ろに寄せる筋肉。2つの筋肉を効果的に鍛えられます。
「肩甲骨はがし」は猫背の改善にも効果があります。猫背だと、首に大きな負担がかかります。猫背が改善されると首のコリもよくなり、四十肩、五十肩が良くなる人もいます。
肩が凝ると、手で強くもみがちですが、「強くもむと、浅い部分の僧帽筋の血行はよくなり、一時的にコリ感は取れますが、深層の肩甲挙筋や菱形筋には届きません。ですのでしっかり動かすようにしましょう。
肩こりは自律神経にも影響します。肩が凝っていると筋肉の緊張が強くなり、交感神経が優位になり、血管が収縮するので、手足が冷えやすくなります。
背中がボキボキなる!?治す方法はあるの?
まず1週間背中を鳴らさないように意識
クセを直すのはなかなか難しいです。無意識にポキポキしてしまう場合はなおさらです。まず、1週間我慢してみてください。鳴らしたくなったら、音が鳴らないようにゆっくりとその部分を伸ばし、ストレッチをしましょう。
「関節を鳴らしたい」と思っているのは脳の勘違い。「その部分をストレッチしたい」というのが本当の目的です。ですから音が鳴らないようにゆっくりとストレッチをするだけでもかなりスッキリすることが出来ます。「物足りない」と思ってもとりあえず1週間我慢してみましょう。
1週間我慢すると「関節を鳴らしたい」と言う衝動は少なくなってきます。1週間の我慢が出来たら、更にもう1週間。
2週間すると、鳴らそうとしても上手く音がならないようになってきます。そうなるともう大丈夫です。
もしどうしても我慢が出来ずに鳴らしてしまう場合には、ペナルティを設けることで意識的に直すことが出来るようになります。
例えば、1回鳴らしたら罰金○○円、腹筋○○回などやりたくない事とセットにすることで、無意識に関節を鳴らしていた人も、鳴らす前に気が付けるようになります。その後は意識してゆっくりストレッチをしましょう。
背中をボキボキ鳴らすのは、危険な整体方法?
首や腰の骨をボキボキすることは、危ない整体法
首や腰をボキボキする整体法には、一定のリスクがあります。あまり勉強をしていない人が、誰にでもボキボキしているのを見ると、ヒヤッとすることがあります。知識と経験が必要になります。
骨をボキボキする意味
骨が鳴るのは、ずれた骨を元に戻す時に鳴る音。しかし実際は治る、治らないに限らず、身体の一定方向に伸ばすと音は鳴ります。ですから音が大きくなるから骨の位置が矯正されたわけではありません。
上手な人は、ずれている骨だけを的確に、元の位置に戻すように矯正し、必要以上に音もならしません。
骨が鳴ると、治ったきになる
骨を鳴らすことを目標にしている人もいます。ボキボキと音が鳴ると治った気になります。しかし、きちんと矯正された場合は後の感覚が全然違います。音が鳴ることは変わりないですが、効果に差が出るのです。
反り腰も良くない?日常生活で改善する方法
日常生活で出来る反り腰改善方法
反り腰を改善するには日常でどのようなことに気をつければいいのでしょうか?
座る場合は背もたれを使う
椅子に座る姿勢が悪いと骨盤が前方に傾いて反り腰になってしまいます。椅子は背もたれのあるものを用意し、背中を背もたれに常につけることを意識して座るようにしましょう。そうすることで、骨盤が正しい角度になり反り腰の改善につながります。
寝る姿勢を見直す
寝る際は腰に負担をかけないように横向きで寝るようにしましょう。腰と膝を少しまげて丸くなるような体勢がいいです。うつぶせは余計に腰はそってしまうので駄目です。
柔らかい靴を選ぶ
硬い素材の靴を履くと正しい姿勢であるくことが出来ず、体が歪み反り腰になることがあります。素材が柔らかく足にフィットする靴を履きましょう。
首ポキポキも凝りを悪化させているだけ!?
首ポキポキのリスク
どのようなリスクが潜んでいるのでしょうか?
懲りを悪化させているだけ
首の凝りをほぐしているような感覚になる首ポキポキ。しかし実際は凝りをためています。首に限らず、関節を鳴らすという行為は、コリがほぐれるのではなく靭帯がゆるんでキスがつき、関節軟骨がすり減ってしまうリスクが高くなります。首を支える事が出来にくくなり、慢性的な首肩コリ、頭痛へと移行することになります。
中には大事な神経がある
首の中には大切な脊髄や神経が通っています。それをポキポキと鳴らす行為は、神経や脊髄などに傷をつける危険性があります。手足のマヒに繋がったり、身体が思うように動かなくなることもあります。とても危険な症状や病気になる可能性もあるので首ポキポキはすぐにでもやめましょう。