本を選んだ理由も?読書感想文によって大学が求めるものとは
2018.3.22
読書感想文とは、その本のあらすじや紹介などを書くものではありません。
では、大学の読書感想文とはどのように書いたら良いのでしょうか?
それによって、大学は学生にどのようなことを求めているのか?また、書き出しはどのようにはじめたら良いのでしょうか?
そこで、読書感想文によって大学が求めるものや読書感想文の書き方のコツなどについてご紹介致します。
この記事の目次
本を読んだ後の読書感想文の書き方で大学が求めるもの
読書感想文の書き方で大学が求めるもの
大学生のあなたが本を読み、それを書きましょうと言われたら、作者の主張に対し自分はどのように考えるという点が論点が必要になります。
大学側の考えとして、入学前や最初の課題で感想文を求めるのは中身も大切ですが、一般常識的な、原稿用紙の使い方などを見ます。ですのでいつもよりも段落や句読点の使い方や言葉にも気をつけて書くようにしましょう。
感想文を書くときに、意見文にならないように気を付ける事です。例えば社会問題や経済などのテーマの感想文の場合、本の内容からズレ、社会問題や経済についていの自分の考えだけを書くと「感想文」ではなくなり「意見文」になります。
- 序論=この本を選んだ理由、全評判、最初の感想などを書く。
- 本論=本の主題や心に残ったことや自分の体験や考えなどを書く。
- 結論=主題を踏まえたまとめの感想や自分に与えた影響などを書く。
- 学校などでは感想文の書き方について指導はしてくれませんので、自分で本などを参考にしましょう。
どうしてその本を選んだのか?大学生の読書感想文の書き方
大学生の読書感想文の書き方
書き方の基本は、原稿用紙の使い方からです。ここを間違ってしまうと、いい文章が書けても一般常識が出来ていないと思われてしまいます。
きちんと書くコツ
- タイトルを3マスもしくは2マス空ける。
- 次の行にマス、姓と名の間を1マス空ける。
次の行から文章を書き始めます。書き出しは1マス空け、改行後も1マス空けます。句読点や閉じカギは必ず文末にしましょう。
書き終わったら、誤字脱字がないかきちんと見るようにしましょう。接続詞などおかしなところがないかも確認しましょう。
枚数の指定がある場合になりますが、例えば6枚と指定があった場合は、最後の6枚目は半分以上書いて6枚と数えます。間違わないようにしましょう。
読書感想文の書き方の構成とあらすじを入れる場所
感想文の内容をわかりやすくするために3分割にしましょう。
はじめの書き出し部分は、本を選んだ理由や読んだ感想について書くようにしましょう。あらすじを書くときはここ部分をわかりやすく書きましょう。あらすじを長く書くと文字を稼ごうとしているように見えてしまい、印象が悪くなります。
メインの部分ではしっかり感想を書きましょう。何がどのようになったのかなどを書きます。
この部分に自分の体験談などを書くと広がりますし、人から聞いた話など具体的な例を入れるとしっかりとした感想文が出来ます。
まとめはその本が自分に与えた影響を書きましょう。「この本を読む前まで私は○○~でも今は○○」と書くとその本を選らんだ理由につながってきます。
大学生の課題本の読書感想文をスムースに描くコツ!
読書感想文をなめらかに書くために
読書感想文の書き方のコツについて色々な書き方がありますが、やってはいけないことの確認です。
やってはいけないこと
- Twitter、SNSのコピペ。
- あらすじを書く。
- 本全体の説明。
- 本のレビューを信用してそのまま写す。
すぐにバレてしまうので、レポートの評価が悪くなります。
大学生に出される課題は読む本を指定していることが多いので、あらすじは必要があり、本全体について書く必要もありません。これをすると文字数稼ぎと思われてしまします。
感想文を読む大学教授はプロです。課題に出す本は何百回も読んでいるはずなので、その本のついての研究書や書評についてはわかっているので、自分の感想をしっかり書くようにしましょう。
読書感想文は、このように書くといい
- 1つの章や印象に残った内容について書く。
- 自分の体験談を内容に結びつける。
この2つの事をすると感想文はとても書きやすくなるでしょう。
1つの章や印象に残った内容に特化するとは、内容に一部分を掘り下げることになります。同じ本でも人それぞれ感動する場所は異なります。その部分についての感想を書くことです。
自分の体験談の内容を結びつけることにより、他の人とは異なる感想文になります。
個人的な体験は自分だけの事なので、このことが出来るとコピーする必要もなくなるのでオリジナルの読書感想文が書けるようになります。体験談を結び付けて書きやすくするためには内容を掘り下げて書くようにしましょう。
読書感想文の書き出しがわからないときは?
本との出会いやきっかけを簡単に書く
読書感想文を書くにあたり、本との出会いやきっかけを書きましょう。本の表紙が良かったり、ポップに惹かれることもあります。
または、あなたが今悩んでいる事を解決してくれそうな本だったのかもしれません。そのような理由であれば、その本を読む前はあなたはどのような事で悩んでいたのかを書くのもいいです。
他にも、本の主人公との境遇とあなたが似ていたかもしれません。「読もうと思った理由」について書くようにしましょう。
読書感想文の流れ
本との出会いや、読むきっかけを書く。
本を読んでどのような感想を持ったのかを書く。
読む前の自分と読んだ後の自分について。
本を読んでどのように生活が変わったのか?どのように変えたいのかを書く。
本を読む前の自分について
本を読んでからどのようなことが変わったのか。そのことを明確にして、読む前に自分について書きましょう。
例えば、本を読んで勇気が出たのであれば、勇気が出なかった時の自分について書けばいいのです。
読書感想文の構成について
読書感想文の構成
文章には「起承転結」という原則があります。感想文にも「序論、本論、結論」があります。レポートを書く時に一番大切なポイントになります。レポートを書く時、序論や結論には1つの段落をあてます。本論は論理に従いいくつかの段落に分けます。200文字程度で改行をして段落を作ります。1つの段落には1つの主題があります。小見出しをつけ、それらを並べていくと全体の論旨につながりが見えてきます。
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