日本の電車はとても正確だった!その仕組みや理由
2018.3.13
毎日当たり前のように利用している電車ですが、日本の電車は本当に正確だと思いませんか?
その正確さは、公共交通機関は世界でもトップクラスだと言います。
私たちは普通のことのように生活の一部となっていますが、海外からみると驚くほどだそうです。海外ではこんなにも電車が遅れることがあるそうです。
日本の電車が正確な理由や仕組みを紹介します。
この記事の目次
日本の電車が正確な仕組みについて
電車のダイヤってどんなふうに作られているのか気になりますよね。
「いつ」、「どこで」、「何人くらい」の人が電車に乗るのかを予測して作られているそうです。
予想した数を基準にして何分間隔で走らせたらいいかを計画していて、この運行の計画を「ダイヤ」と呼んでいます。
正しい「ダイヤ」の計画を作ることが、時間の通りに電車を走行させるとても大切なことなんです。
「ダイヤ」の計画の他にも重要なことはあります!
電車の運転指令室での仕事とは!
司令員がコンピューターで、現在の電車の場所や速度をみています。
電車のダイヤを正確に守れることが出来るように、信号機や運転手に指示を出したりして制御しています。
なにかのトラブルで電車に遅れが出ることってありますよね。そんな時も、ダイヤを正確に戻すように運行の変更がされています。
現在ではコンピューター制御によって連絡をとることが出来るのでとてもスムーズになったと言います。
そう考えると昔は大変そうですね。
日本の電車が正確なのはなぜ?
日本の電車は正確だというのはよく耳にしますね。
例を挙げてみますと、東海道新幹線の平均的な遅延の時分は0・5分(一列車あたり)という数字が出ているそうです。
ほとんど遅延がないと言っていいレベルではないでしょうか。
どうして日本の鉄道は、それほどまでに正確なのか
- 日本人は時間に細かいから?
- 日本人はせっかちな性格の人が多いから?
- 日本の技術が高いから?
色んな答えが出てきそうですね。
日本の鉄道が正確なのには、そうならざるを得ない状況があったと言います。
日本の大正期には、急激な都市化が進み、産業も発達し多くの人や荷物を運ぶ必要がありました。
輸送という需要が大きく、急激に増えていきました。そんな中で鉄道業界たちに、正確な鉄道が求められたのです。
他に、日本の鉄道設備の小ささも関係しているといいます。
当時の日本は、東京駅の東北、上越新幹線は、2本の線路で一番多いときには200本以上もの電車を走らせていたそうです。
すごい数ですね!
日本の電車は正確!20秒早い出発を謝罪
こんなニュースがありました。
「日本の電車が、定刻よりも約20秒早く出発したため謝罪した!」
東京とつくば間を結ぶ、「つくばエクスプレス」という路線で出発時間が早まったことを謝罪したそうです。
発車時刻は44分40秒の予定でした。ところが実際に発車したのは、44分20秒という時間。20秒ほど早く発車してしまったというのです。
この謝罪の発表に対して、ソーシャルメディアユーザーは驚きの反応を示してるそうでsす。
みなさんはどう感じますか?
今回の早い出発は、乗務員が発車時刻をしっかり確認しなかったことが原因で、早い発車に対して、お客からの苦情はなかったそうです。
20秒には誰にも気が付かなかったのではないでしょうか。
日本の鉄道ネットワークは信頼性が高いことで有名です。そこで発車時間にズレが出るのは珍しいことでもあります。
世界からの意見は、今回の日本の鉄道会社の対応は素晴らしいと賛辞の声が上がっているそうです。
外国からみた日本の電車のすごいところ
日本で生活する海外の人の声を聞いてみましょう。
Q・・・日本の電車で「すごい!」と思うところはどこですか?
日本の電車は、車内がすごい。
- 冷房がしっかり効いているのにびっくりです。私の国のウズベキスタンでは、学校や他の公共施設にも冷房装置はありません。もちろん電車にもありません。(ウズベキスタン/女性)
- ジャケットのハンガーがついています。スーツやコートを掛けるのにすごく便利だと思います。日本らしい心配りだと思います。(スペイン/男性)
- 画面でニュースやコマーシャルなどが流れているのに驚きました。日本でしか見られないと思いました。(ネパール/男性)
新幹線の窓のところにについてあるフックのことらしいです。
目立ちませんが、とても便利だと感じたそうです。
日本人でも驚いた!という方は多いようです。例を挙げると山手線では、2002年ころから放送が始まったそうです。
ドイツの電車が遅れるワケとは・・・
ドイツで生活している人の聞いてみました。
ドイツでは、鉄道の遅れが頻繁にあります。
昔は列車のダイヤは、とても正確だったというので驚きです。
ドイツでは6分以上遅れると、遅延とされます。
ですが、6分どころか15分・・・30分・・・一時間近く遅れることもあります。
遅れる理由としては、車両の不足からはじまり、工事や技術的な問題があります。
またドイツは、鉄道網が過密状態にあることも言えます。
乗客からの報告では、3割以上もの遅れがあることがリサーチとしてありました。
ですが、ドイツ鉄道の公式情報では「時間厳守率93・7%」とあるそうですよ・・・。
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