大学受験にかかる費用!気になる滑り止めの入学金について
2018.4.10
大学受験には様々なお金はかかってくるので、受験生を持つ親は大変ですよね。
目指すのは国立だとしても、やはり万が一のために滑り止めに別の大学を受ける人はほとんどでしょう。
では、本命の大学に合格したときは、滑り止めの大学へ支払った入学金は返ってくるのでしょうか?
そこで、気になる滑り止めの入学金についてまとめてみました。
この記事の目次
滑り止めの大学の入学金は返還されない!?
入学金は基本的に返還されない
入学金の返還問題について、今まで多くの裁判があり、判断も異なっていましたが、2006年の最高裁判で結論がでました。次のような内容です。大学では授業や施設の利用に対する対価は授業料とします。入学金は「入学できる地位を取得するための対価になり、合格者を新入生として受け入れるための事務手続き費用に当てられるとなりました。
入学金とは
- 合格者が支払い後に辞退した場合でも、基本的には返されない
- 例外として返還が認めれられるのは、入学金が「不当に高額」な場合のみ
という判断がされました。入学金を受け取った学校側は、合格者が実際に入学するかは関係なく、手続きをするから支払いもしないければならない。受験生にとっては厳しい状況になります。
授業料は返還される
授業料については3月31日までに、入学をしなけば原則返還が認められます。いったん納めた以上は、どのような理由でも変換しないと定めたとしても原則無効になります。滑り止めの場合でも一度入学金を支払いしてしまうと、返還してもらうのは難しいのです。
受験にかかる費用!大学の滑り止めの入学金
大学の滑り止めの入学手続きの費用は重複しないように注意!
入学金の重複を避けるようにしましょう。併願している学校を調整するようにしましょう。せっかく大学に合格しても、指定期限までに入学手続きをしないとしないと、入学資格は無効になります。私立大学の場合、合格発表から1週間から10日間の間位に入学手続きの締め切り日を設定している学校が多いです。問題なのは、入学手続きには30万近くの入学金を支払う必要があります。しかし、その後第一志望校に合格し、入学を辞退してもこの入学金は返って来ない場合がほとんどです。たくさんの併願校に入学金を払うと大きな出費になります。出来るだけ、志望順位の低い大学の入学手続き締切の前に、志望順位のより高い大学の合否がわかるようにし、入学金の支払い重複を避けたい。
しかし、受験校が多くなると思う通りに行かない場合もあります。国公立大学の合格発表を確認後に入学金や学費を納める大学もありますが、2月の私大入試の入学手続きの締め切りは、ほとんど国公立大学の合格発表前です。ですので私立大学を併願している人は私立大学の入学金の出費は覚悟しておきましょう。
滑り止めの大学の入学金ってどのくらい?
目指すは国公立大学!浪人はしたくない。ほとんどは第一志望の合格発表前に滑り止めで合格した私立大学の入学手続きの期限があります。そうなると、滑り止めで合格した私立大学の入学手続きをしておかなければいけません。入学書類をそろえ、初年度納付金を納めることになります。初年度納付金は大学によって異なりますが、入学金、授業料、施設費など平均すると150万程になります。
子供が無事、第一志望に合格してひと安心と思いながら、入学し手続きをしていて気が付くことがあります。「満期になった学資保険300万」このお金で大学にかかる費用をまかえると思っていたら・・・。滑り止めの大学に初年度納付金の支払いをしてしまい、第一志望の初年度納付金が足りない。
滑り止め大学に納めたお金は入学金以外は返還されます。でも返ってくるのは入学辞退届を提出して受理されてから3週間後になります。それまでは2つの大学分の初年度納付金が必要になります。しかも戻ってこない入学金は約30万円になります。入学後にかかる費用入学手続きも終わり、自宅以外から通う場合は家探しをします。そのための交通費、宿泊費、さらに家電製品などの生活用品の購入や、引っ越し費用なども必要になります。近年では敷金、礼金のない物件も増えて決ました。
滑り止めの大学の入学金は払うべき?
本命大学があって、浪人する覚悟がある場合は払う必要はありません。浪人するより30万は安いと思います。最終的に滑り止めに行く事になる場合は、本人は納得するでしょうか。行く気がないなら入学金は払う必要はないです。
浪人をしたくない場合は当然支払いして、行くかは後で考えます。保険として1校分の入学金を払うのは受験では当たり前です。浪人してでも行きたいを強い意志がある場合は別になりますが、一応親としては、入学金を支払い辞退したという話はよく耳にします。
滑り止めの大学に行ってもいいのか、行きたくないのか、浪人は可出来るのかなど本人の意志が大切だと思います。
滑り止めは必要!?保険は作るべき!
滑り止めなしは危険!必ず保険は作ろう
人により「滑り止めは必要ない」と考える人もいます。しかし、浪人できない場合滑り止めの大学を必ず受験しましょう。
自信がある場合でも、受験は何が起きるかわかりません。絶対に受かると思っていた大学の入試で例年と違う傾向の問題が出たり、回答の仕方を間違えてしまい、大きく点数を落とす場合もあります。
このような不測の事態に備えて滑り止めの大学を必ず決め受験する事をおススメします。浪人することを覚悟している場合は滑り止めを考える必要はありません。しかし浪人が出来ない、又は嫌な場合は酢目り止めについてきちんと考える必要があります。
滑り止めの大学を決める時は入学してもいいと思える学校にしよう
滑り止めの大学を決める時は「もし通うことになったとしても、楽しく過ごせそうな学校」を選びましょう。「志望校よりも偏差値が少し低いこの大学を滑り止めにする」ともしも入学した時納得いかないこともあります。大学で行われているオープンキャンパスには必ず足を運びましょう。
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