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焼酎とウイスキーの違いとは?その原料や造り方など知る

2018.4.6

焼酎やウイスキーは他のお酒に比べると低カロリーで、二日酔いにもなりにくいそうです。
そんな焼酎とウイスキーにはどんな違いがあるのでしょうか?

どちらも蒸留酒ではあるけど、その原料や方法には違いがあるようです。
では、焼酎とウイスキーそれぞれの原料と、造り方とはどのようなものなのでしょうか?

そこで、気になる原料や造り方など、焼酎とウイスキーの違いについてご紹介いたします。

焼酎とウイスキーの違いってなに?

ウイスキー

  • 麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させさせた蒸留酒のこと
  • 樽で熟成させ琥珀色へと変化させていく
  • 原料・・・トウモロコシ ライ麦 小麦 など

焼酎

  • 麦芽は使わず(使ってはいけない)、麹を使って発酵させ蒸留
  • 樽で熟成させることもできるけれど、酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達で着色度0.080以下でなければならない
  • 原料・・・芋 麦 そば 米

ウイスキー、焼酎と共にどちらも蒸留酒ですが、ウイスキーは材料に大麦麦芽を加えて糖化発酵させます。

本格焼酎は麹の酵母を加えて糖化発酵させて蒸留します。
ここが、ウイスキーと焼酎の違いですね。

どちらも蒸留酒です。
ですから、アルコール度数は高くなります。

あなたはストレートで飲みますか?
ロックですか?
それとも炭酸ソーダで割りますか?

私は芋焼酎のお湯割りが大好きです!

焼酎とウイスキーの材料の違いについて

ウイスキーと焼酎の材料が大きく違うのは「原料の発芽」です。
ウイスキーも焼酎もともに大麦を使用しますが、発芽させているかさせていないかで大きく変わってきます。

大麦は発芽させずにそのままだと「アミラーゼ」などの糖化酵素は存在しません。
大麦の栄養素がお酒にした時に、うまみやコクを引き出す要となるのです。

麦芽にすると、消化されやすくなっているため比較的にライトで軽い味わいとなります。

同じ麦を原料に使用するウイスキーと麦焼酎でも、味わいや香りが全く違いますよね?

アイルランドのウイスキーは原料に発芽していない大麦を使い、コクのある仕上がりを実現させているようです。

焼酎とウイスキーの違いは蒸留の回数?

お酒には、製法の定義があり、その作り方によって名前が違います。

麦を原料としていても、ビール・ウイスキー・焼酎・ウォッカなど、色々な種類のアルコールがありますよね?

焼酎の蒸留回数は1回で、ウイスキーの蒸留回数は2回です。

ウイスキーの最大の特徴は「麦を糖化させる」ということ。
焼酎の糖化には「麹」を使用します。
この2点が、ウイスキーと焼酎の決定的な違いとも言えますよね?

また、焼酎は酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達で着色度0・080以下でなければならないとされていますので、熟成させて色を付けてはならないのです。
これってどうしてでしょう…?

酔うと、麦焼酎割なのか、ウイスキー割なのかよくわからなくなってくる時があります。

ウイスキーや焼酎は健康効果も期待できるお酒?

「プリン体」や「糖質」って健康の敵みたいな風潮がある昨今。
そんなことを気にしていては、食べるものも飲むものもなくなってしまうわ!と思いますが、健康診断の結果などを見ると「糖質を控えよう」「コレステロール値が…」「お酒は飲まない方がいいのかな?」なんて反省してしまいますよね?

美味しいものは身体によくない、なんて言われますが、美味しいものを食べるのは生きていくための喜びですよね?

でも、食べたいものを食べたいだけ食べるのは健康管理上、あまり好ましくはありませんよね?
食事もアルコールもバランスよく摂取するように心掛けましょう。

お酒を飲んだ後、罪悪感を覚えてしまうのは、私だけではないはず。
楽しく美味しくお酒を飲んだ後に、罪悪感を抱かないために、ウイスキーと焼酎の「体にいい」と言われていることをご紹介します!

ウイスキーも焼酎も『蒸留酒』なので、糖質やプリン体が少ない!
ウイスキーには、ポリフェノールの一種「エラグ酸」が含まれていて、酵素の働きを阻害したり、メラニンの生成を強く抑制する効果があると言われています。

また、焼酎には血中の血栓を溶かす「プラスミン」という物質を増加させる作用があると言われています。
中でも本格焼酎はその効果が高く、ご長寿さんがよく飲むお酒は「本格焼酎」だと言われています。
焼酎を飲むと、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞の予防にもなると言われていますが、飲みすぎては本末転倒ですよ。

美味しい食事と、適度なお酒で人生を楽しみましょう!

ウイスキーが焼酎と違うのは「熟成」

焼酎は比較的にどんなものでも、原料にして作ることができるお酒と言えます。

ウイスキーのうっとりするくらい美しい琥珀色は、木の樽でじっくりと時間をかけて熟成されることにより色づいてきます。
一般的には、スコッチは8年、バーボンは4年以上の熟成を必要とします。

ですが、一般的な焼酎は熟成させることはありません。
ですから、ウイスキーはコク、焼酎はさっぱりとした口当たりなのですね。

熟成させたお酒が、必ずしも質がいいのかと言えばそうでもありません。
長い時間熟成させたウイスキーよりも価格の高い焼酎はたくさんあります。

アルコールですから、好みと言えば好みですが、ウイスキーでも焼酎でもその美味しさを楽しみ、製造過程に思いをはせながら飲むのは楽しいですよね。

この記事の編集者

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