車の運転をすると性格が変わる人の心理について
2018.2.24
車のハンドルを握ると性格が変わる人を見たことはありませんか?普段は温厚でいい人なのにハンドルを握るといきなりスイッチが入ってしまい、乱暴な運転をしたり、イライラしたり。
本当に運転すると性格が変わる?もしかすると元からそのような性格なのかもしれません。
車の運転をすると性格が変わってしまう心理について調べてまとめてみました。
この記事の目次
車の運転をすると性格が変わるのはどうして?
車の中は、いわば自分の部屋のような「自分の空間」。リラックスできる分、運転する人間の「素」の部分が表に現れてしまうこともあるといいます。
全ての人がそうだというわけではありませんが、運転しているときの性格が、その人本来のパーソナリティーである可能性もあるわけです。
また、日常生活でストレスをためやすい人は運転で性格が豹変するタイプも多いと言われています。
車の中は狭く閉鎖された空間です。個室の漫画喫茶やカラオケボックスなどもいえますが、閉鎖空間にはストレスを発散させる効果を及ぼす場合があるのです。
狭い空間には集中を促す効果があり、瞑想に近いストレスの解消効果もあるといいます。
それに加え、車に乗っていると自分が大きくなったように錯覚してしまう場合もあり、横柄な態度になるのです。
車の運転をすると性格が変わる人の心理とは?
運転中は性格が変わってしまうという場合、考えられる要因が二つあります。
一つ目は「戦闘モード」になってしまうということ。
車を運転する行為は、考え方を変えると危険な行為でもあります。人間は危険な状況に晒されると血圧が上昇するなど身体的にも変化が起こります。
いわゆる戦闘モードのような状態になるため、小さな出来事にも過剰反応して怒りっぽくなったり、臆病な行動を取るなど普段とは違う性格が表面化するのです。
二つ目は、「外づら」と「内づら」とでもいうような、性格の使い分けです。
学校や仕事など、社会生活の上でさまざまな我慢を強いられていたり、自分を押し殺して生活することが多い人の場合は、運転中に性格が豹変して見えることになる可能性があります。
乱暴な運転をしたり、周囲の車に暴言や暴力的な態度を取るのは自分自身を悪く見せてしまうもの。普通に考えるとわかりそうなことです。
しかし、運転しているときには「自分が一番強い・優秀だ」と思ってしまったり、逆に周囲に劣等感を感じてそんな態度になります。
加えて、単に荒っぽい運転をしている自分が「カッコイイ」、「カッコよく見せたい」という幼児性による場合もあります。
車の運転をすると性格が変わる?ではなく本性かも?
乱暴な運転をする人の中には、普段の生活では極めて温厚に見える人も多いのです。
家庭・仕事・人間関係…様々なストレスにさらされながらも、じっと耐えてやり過ごしている。
そんな人の中には、自分でも気づかないうちに心にストレスをためこんでいることも多いのです。
それがたまたま車の運転で発散するスイッチが入ってしまう…というタイプの人がいるのです。
心の底では「認められたい」「チヤホヤされたい」という欲求があるのに、それを満たすことができない。
その欲求不満の状態を車を運転しているときに「自分はこれほどのことができる人間なんだ」と誇示しようとする無意識が働いて、性格が豹変してしまうことがあるのです。
車のハンドルを握ると性格が変わる理由は?
車を運転する場合に起こる心理的な効果の一つに「ドレス効果」というものがあります。
特に男性に多く、「自分を大きく見せたい」「カッコよく見せたい」という心理が働いて乱暴な運転に繋がってしまうというもの。
乗る車の選び方にも、このドレス効果は関係していて、スタイリッシュなスポーツカーや大型の車、誰もが知っているような高級車に乗りたいと思うのも同じことです。
会社の「社長」クラスが社用車にも使うからと高級車に乗っていることがよくありますよね。
税金対策だと言う人もいますが、心の奥底には「俺は社長だ!こんなに偉いんだ!」という心理が現れているという可能性もあるわけです。
運転自体では、自分の運転技術が優れていることを顕示したい気持ちから危険運転に至ることもあります。
運転中はむき出しの「我」が出やすくなり、ちょっとしたことをきっかけに気持ちにゆとりが無くなると言ったケースも少なくありません。
車の運転をすると性格がわかる行動はコレ!
【要注意度 ★☆☆】
車を運転しているときに、前の車と自分の車の距離を「車間距離」と言います。
一般的にノロノロ運転であっても車1台分以上は開けて走らなければ危険です。
この距離が非常に近く、前の車が少ししか進んでいないのにグイグイ進んでしまう人は、すぐにイライラするせっかちの可能性があります。
【要注意度 ★★☆】
ドライブなどプライベートの運転中に、会話を楽しめていますか?
運転することに極度に集中していたり、緊張しすぎて話しかけにくい張りつめた空気になってしまう。
同乗者がいて緊張しているだけかもしれないとはいえ、楽しいドライブには向かないタイプです。
【要注意度 ★★★】
信号待ちや車の流れが少し悪くなっただけで指先を「トントン…」とハンドルに打ち付ける。
空いている左足を「タンタンタン…」と踏み鳴らす。
そんな行動の陰には短気な性格が垣間見えています。
声に出してもんくを言うのもいい気持ちではありませんが、無言でトントン、タンタンはイヤな空気になります。