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犬同士の喧嘩と遊びの違いについて教えます

2018.4.1

犬を数匹飼っている飼い主さんの場合「うちの犬達は遊んでいるの?喧嘩しているの?」と思った経験ありませんか?

ほとんどの場合じゃれあいから喧嘩になるケースが多いのですが、じゃれあいなのか喧嘩をしているのか見極めが難しいですよね。

そこで今回は犬同士の喧嘩と遊び(じゃれいあい)の違いについて調べてみましたので紹介します。

犬同士がじゃれあいから喧嘩になる?喧嘩と遊びの違い

犬同士が噛み合う姿を見ると「喧嘩してる!」と感じますが、これは喧嘩ではなく「じゃれあい」です。
噛んでいるように見えますが、これは甘噛みでじゃれて遊んでいるのです。
犬が本気で噛んだら絶対に離しません。
テレビなどで野生動物が、獲物を捕らえて噛んで離さずに、首を振ってぶんぶんと振り回す光景を見たことはありませんか?
あれは、獲物に噛みついてぶんぶんと首を振り回しながら自分の牙を噛んだ獲物に食い込ませているのです。

犬も本気でケンカし噛みついたのなら絶対に離すことはありません。

飼い犬は、きちんとエサを与えてもらうので、普段野生動物のような行動は見せませんが、防衛本能が働いた時などはそういった一面も見せることがあるでしょう。

犬同士の噛み合いが『ケンカ』なのか『じゃれ合い』なのかを判断するには、まず「牙をむきだしているか」と言うことが判断基準になります。
牙をむきだして唸っている時は喧嘩腰だと判断してもいいでしょう。

犬のしつけがきちんと出来ていないと喧嘩する?遊びではない?

多頭飼いしている犬の場合、犬同士の序列を決めるために喧嘩を繰返すことがあります。
しつけがしっかりとなされている多頭飼いの飼い犬ならそういったことは見られませんが、しつけがされていない多頭飼いの犬は、喧嘩によって自分の序列を決めたがります。

また、縄張り意識が強いオスにもこのような行動がよくみられます。
犬同士の喧嘩により、決着が付き序列が決まると、それ以降はおとなしくなり喧嘩をしなくなります。

犬は自分の縄張りの中で自分の順位をはっきりと決めたい動物です。
本能的に1位は飼い主で2位は自分、3位がもう1匹の犬と言うように自分の地位を確立しておきたいのです。

ですが、しつけ次第では、そんなこだわりを捨て、他の犬とも仲良くできるようになるんですよ。

まず、他の犬は「仲間」であるということを認識させ、「仲間意識」の大切さを教えましょう。
地位が一番高い「飼い主」が権力を行使します。
そして、飼い主以外の犬は「仲間」であるということを強く認識させるのです。
では、具体的にはどのようにしつけをおこなえばよいのでしょうか?

まずは犬同士のどんな喧嘩も止めます。
そして、どちらの犬も同じように叱り、どちらの犬にも厳しく接します。
あくまでも飼い主が1位であり、その他大勢に順位はないと認識させます。

産まれた時からペットとして存在する犬に、野生本能が強くみられることは少なくなってしまいましたがやはり、犬としての本能は存在します。

多頭飼いをしたければ、喧嘩に限らず飼い主の威厳を保ち、しっかりとしつけをおこなうようにしてくださいね。

犬は喧嘩や遊びが大好きです!喧嘩に見えても遊んでいる

子犬期における犬同士のじゃれ合いは、見守る方がいいかもしれません。
ケンカをしているように見えても、大抵の場合はじゃれ合っています。
この『じゃれ合い』によって、子犬の心身を発達させるとともに、手加減を覚えていくからです。

じゃれ合いがエスカレートして、喧嘩になりそうになったら、どちらかの犬がプレイバウをして「これは遊びです」とアピールします。
また、しっぽを大きく振る行為も「本気じゃないよ」と言うアピールになります。

犬の喧嘩はこのようなサインが多い!見極める方法

飼っている犬の声によって、飼い犬の気持ちを量ることができます。

最初は遊びだったのに、じゃれ合っているうちに相手の犬に対して怒り始めてしまうことがあります。
そうして、喧嘩に発展すると、相手の犬に向かって喉の奥底から低い声を発し唸り始めます。
こうなると、飼い主もこのじゃれ合いが喧嘩に発展しそうになると予測できますし、相手の犬も「まずい!相手を怒らせちゃった!」と気付くことができます。
お互いに低い声を出し合っているなら、飼い主が威厳をもって止めに入った方がよいでしょう。

さらに、背中や尾っぽの毛を逆立たせたり、牙をむきだしたりするのも怒りを表すサインで「やってやるぞ!いいのか!」と言う表れです。

犬がじゃれている時の特徴ってどのような仕草?

自分のお腹を相手に見せたり、手足をバタバタさせたり、しっぽを大きく振り近寄ってくる仕草は、「遊ぼう!遊ぼう!」のサインですよね?

噛むけれども甘噛みで、力を入れない。
噛むけれど牙がむき出しになっていない。

このようなじゃれ合いは、楽しんでいる証拠なので見守ってあげましょう。

飼い主が声を掛けると、すぐに反応するのもじゃれ合いのサインです。
本気でやり合っているなら、周りの声など聞き入ることはないでしょう。

見極めや、止め時を判断するのが難しい場合もありますが、飼い主が1位、その他の犬はみんな仲間だということをしっかりとしつけできれば、楽しい共同生活を続けることができるでしょう。

この記事の編集者

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