みりんはアルコール?飲酒運転で検挙される可能性もあります!
2018.2.15
料理に使うことがあるみりんですが、みりんを使った料理を食べた後に運転をすると、飲酒運転になってしまうのでしょうか。
みりんにはアルコールが含まれているため、車の運転については気になる人もいますよね。みりん以外でも料理にお酒を使った場合は飲酒運転になるの?
みりんで飲酒運転になる可能性とアルコールを飛ばす方法についてまとめました!
この記事の目次
みりんはアルコール?運転への影響はある?
本みりんや料理酒は酒類に分類されるため、料理に使うときは充分に加熱を行ってアルコール分を飛ばすことが必要になります。
このことを「煮切り」と言いますが、この工程を行うことによって車の運転をしても酒気帯び運転にはならないでしょう。
加熱をしない状態で摂取すると、酒気帯びの状態になってしまう可能性があるため注意が必要です。
また「みりん風調味料」というものもありますが、これはアルコール度数が低いため酒類には分類されていません。
みりん風調味料では酒気帯び運転にならないだろうと推測されていますが、お酒が強くない人や、アルコールが体質に合わない人は、みりん風調味料でも酒気帯びと同じような状態になることがありますので、自分でも注意をするようにしましょう。
本みりんのアルコール分はどれくらい?運転前は気を付けよう!
そもそも「本みりん」とはどのようなものを言うのでしょうか。
本みりんは、もち米と米麹にアルコールや焼酎を加えて作ります。
40日間~60日間熟させて作るもので、麹の酵素の働きによってもち米のでんぷん質が糖化されます。
アミノ酸や香気成分が作られていくことによって、みりんの風味が出来ていくのです。
本みりんのアルコール度数は約14%前後になり、みりんを絞った後に出るもろみは奈良漬けなどにも使用されています。
また、みりん風調味料は、ブドウ糖や水あめにグルタミン酸や香料を混ぜ合わせたものになります。
発酵調味超と呼ばれているものは、本みりんを作る過程で不可飲処置というものを行って塩分を加えて飲めないようにした調味料のことを言います。
みりん風調味料も発酵調味料も酒類にはなりません。
みりん以外のアルコールを使った料理は運転に影響するの?
Q:明日車を運転してレストランに行こうと思います。
車で行くため、お酒を飲む予定はありませんが、お料理の中に隠し味としてワインを使った料理が出るようです。
この料理を食べた後に車を運転すると飲酒運転になりますか?
A:飲酒運転は、アルコールを飲んだ時だけに適応されるものではないようです。
このため、食べ物や飲み物を指定していないことになります。
ノンアルコールのビールでも、アルコール分が1%未満入っていますので、たくさん飲むと飲酒運転になってしまう可能性もあります。
ブランデーが入っているチョコレートを食べた人や、栄養ドリンクを飲んでから車を運転した人が飲酒運転で捕まったという話を聞いたこともありますので、『飲酒運転にはならない』と言い切ることは出来ないですね。
本みりんとみりん風調味料の違いは?
料理を作るとき、本みりんと同じような目的で使われることがあるのがみりん風調味料です。
本みりんはみりん風調味料とは違うものになりますが、この二つの違いは一体何なのでしょうか。
本みりんやみりん風調味料のアルコール分について
本みりんやみりん風調味料にはアルコールが含まれています。
このため、お魚やお肉の生臭さを消してくれる効果があり、煮崩れを防いで食材の中にうまみを浸透させてくれる効果もあります。
本みりんを加熱をしない料理に使う場合は、煮切りをしてアルコールを飛ばすことが必要になりますが、みりん風調味料はアルコール分が少ないので煮切りをしなくても大丈夫です。
本みりんやみりん風調味料は原料や作り方が違う
本みりんの原料は、「もち米、米麹、焼酎又は醸造アルコール」になります。
じっくりと熟成をすることで作られるものです。
一方でみりん風調味料の原料は、「水あめなどの糖類、米、米麹、うま味調味料」などになり、これらを混ぜ合わせて作られています。
みりん風調味料には塩分が入っている
みりん風調味料には塩が含まれています。本みりん同様に醸造調味料になり、アルコール分も含んでいますが、塩を加えることで飲めないようにしてあります。
このため酒類には分類されておらず、酒税もかかりません。
みりんや料理酒は妊婦さんが摂取しても大丈夫?
本みりんが酒類に分類されていることで、妊婦さんが摂取しても問題はないのか気になることだと思います。
料理酒も同じですが、加熱をすることでしっかりとアルコール分を飛ばしていますので、心配することは無いでしょう。
アルコールの成分は常温で保存している時でも蒸発していきます。
どれくらいの量を加えるかによっても違いますが、加熱した熱い料理に加えるとアルコールが飛んでいきますので、心配しすぎなくても大丈夫です。
あさりの酒蒸しのように、お酒を使った料理ですと心配になると思いますが、風味は残っていますが、アルコール分は蒸発しているのでこれも心配はありません。
それでも心配だという場合は、アルコールの量を少なくするか、加熱する時間を長くすると良いですよ!
アルコールの沸点は「78.32度」になりますので、この温度を目安にしてみましょう。
煮立って蒸気が出てきたらアルコールが飛んだということになります。