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ミシンの糸調子が悪いのか下糸ぐちゃぐちゃになる原因を紹介

2018.2.14

みなさんミシンは使っていますか?洋服や小物を作るのに趣味で使う人や、めったに使うことがない人などミシンを使う頻度は様々だと思います。

中でもミシンをあまり使わない人には、縫い目がぐちゃぐちゃ、下糸ぐちゃぐちゃになってしまうことってありますよね。

下糸がぐちゃぐちゃになるのはなぜ?ミシンの糸調子? ミシンについてまとめてみました。

ミシンをかけたら、糸調子が悪いのか下糸ぐちゃぐちゃに・・・

  • 上糸が糸調子皿に入っていない

押さえレバーを上げた状態で上糸をミシンに掛けなおしましょう。針穴に糸を通す前に押さえレバーを下ろして、上糸のテンションが掛かっていることを確認しましょう。

  • 上調子ダイヤルが0になっている

上調子ダイヤルは標準や自動にしてみましょう。

押さえレバーを下げずに縫った押さえレバーを下げて縫いましょう。

  • 内がまの板ばねに下糸が通っていない

板ばね部分に下糸が通っているか確認しましょう。もしも、機種に合っていないボビンを使っている場合は、専用のボビンを使いましょう。

  • ボビンの向きが合っていない

糸は左巻きになるようにボビンをセットします。

  • 下糸がボビンに正しく巻かれていない

糸駒を正しくせっとして、糸が手前から出るように下糸を巻きましょう。

  • 使用している糸の太さが合っていない

使用出来る糸の太さか確認しましょう。糸が絡まっている 上糸と下糸が絡まっている場合は、釜の掃除をしましょう。

下糸ぐちゃぐちゃ!原因はミシン?糸調子?

下糸の巻き方を間違えるとぐちゃぐちゃになってしまいます。

下糸はボビンに糸を巻き付けて使います。ボビンにはプラスチック製と金属の物がありますが、何でも合うわけではありません。

一般家庭用のミシンで取り入れられている水平釜式では、プラスチック製のボビンを使います。

最初はミシンに専用のボビンが付属していますので、追加購入する場合などは合うボビンの種類をしっかり確認してから買いましょう。

ボビンに糸を巻く方法は簡単です。ミシンで糸を巻く事が出来ます。ボビンをセットする側と糸縦棒があります。

下糸を巻いている時に糸がぐちゃぐちゃになってしまう場合は、糸の出る向きが間違っている可能性があります。

ちょっとしたコツですが、下側から手前に糸が出るようにすると、絡まずにきれいに糸をまけると思います。

糸駒のむきや糸駒抑えがしっかりセットされていないと、途中で糸が切れたりミシンの故障の原因になります。

また、糸駒押さえにはサイズがあります。糸駒の直径よりも大きな押さえを使う事が大切です。

ミシンの糸調子が悪いのか?下糸ぐちゃぐちゃになった時の直し方

縫い終わって裏返すとびっくりするほど下糸がぐちゃぐちゃになっていることがあります。縫い始める時は、よく見ると上糸もつっていたり目がゆるかったりもします。

上糸も下糸もミシンやボビンケースからいったん外して、正しく付け直しましょう。糸を掛けるときは、押さえは上げておきます。下糸はボビンケースに入れなおしましょう。

糸を掛けなおしてもぐちゃぐちゃになる時は、ボビンが入っている部分にゴミが溜まっていないか確認します。ゴミが溜まっている場合は綿棒などで掃除をしましょう。

次に針が下に降りて行き通る穴を確認します。もしも穴の周りに傷がついてざらついていたりする場合は、ヤスリを掛けて滑らかにしましょう。

ボビンケースの外側も同じように傷によって糸が引っかかりそうな部分がないか確認してみます。

色々試してもダメな時は糸やボビン、糸調子などに原因がある場合もあります。

本縫いミシンでは下糸ぐちゃぐちゃにはならない

「本縫いミシン」では下糸が絡まることはありません。なぜなら、下糸が絡まってしまう時の上糸と下糸の調節の仕方について勘違いが原因となっているためです。

と言うのも、通常は下糸が絡まることはありません。糸掛けや糸調子が悪くて絡まっているのは、上糸だからです。

しかし、見た目的に縫い目の裏側がぐちゃぐちゃになっていると、下糸が絡んでいると思ってしまいます。

そうして、下糸がゆるいせいだと思って下糸の調子ばかり調節してしまいます。すると、もっと調子が悪くなってしまうのです。

本縫いミシンでは、下糸と上糸は丁度良い力加減でつり合っている状態が理想です。

本縫いの縫い目は針とともに布を貫通した上糸が釜やボビンにくぐるように誘導されて、上糸と下糸が絡み合うのです。天秤で上糸のゆるみを取りながら布が送られることで、縫い目が作られていきます。

この縫い目を作るときに、上糸と下糸にはそれぞれに必要な圧力がかけられて、糸のしまり具合のバランスが保たれています。

そのため、糸調子を調節する時は、下糸が布の厚みや素材に合わせて調節されているかが大切です。

こんなにあった!ミシンの種類

家庭用ミシン
一般家庭で使われているミシン

電動ミシン

針の上下の動きを内蔵モーターで行うミシ

電子制御ミシン
電子回路でスピードコントロールが制御できるミシン

電子ミシン

電子回路によりワンタッチで自分のペースに合ったスピードや針の上下停止位置をコントロールすることが出来るミシン

コンピュータミシン
マイクロコンピュータ内蔵で針の動きや縫い目の長さを調整し、複雑な縫い目も簡単に縫えるミシンで、ボタンを押すだけで刺繍縫いも可能

刺繍ミシン

コンピュータ内蔵で複雑な模様や文字などの刺繍が縫えるミシン

トイミシン
子供向けのミシン

ロックミシン

布地の端を綺麗にかがれる専門的なミシン

職業用ミシン
洋裁学校の生徒やヘビーユーザーに使われているミシン

工業用ミシン

縫製工場などで使用されていて、回転数の早い産業用のミシン

この記事の編集者

INTELIVIA

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