ウール素材についた毛玉をコートなどから上手に取る除去方法
2018.1.26
ウールコートに毛玉がついてしまった!そんな経験はありませんか?特にお気に入りのものだと、毛玉を上手に取りたいものですよね。
そんな時にはどんな方法でとればよいのでしょうか?気をつけたい注意点などはあるのでしょうか?そんな悩める疑問について調べてみました。
また、毛玉がつかない為のケア方法と対策についても併せてご紹介します。
この記事の目次
ウールコートなどに毛玉がつく原因や予防方法
まずは毛玉がどうやってできるかについてご紹介します。セーターやコートなどを着ている時や洗濯時にこすれることによってできてしまいます。
最初はこすれ合った時に出来る毛羽立ちですが、それが集まって皆さんが知っている立派な毛玉の出来上がりです。
洗濯をした時に摩擦が出来るのはわかりますが、どうして着用時にも毛玉が出来てしまうのか?それは腕を振る時など日々の行動や、人と触れ合う満員電車などでも起こっているんです。
その他にもサイズの小さなセーターなどを着ると、動作の際に必要以上に摩擦が起こるため毛玉ができやすくなってしまいます。
毛玉を出来ずらくするためには、コートなどでも毎日着ないようにしてお休みの日を作ること。
また自分に合ったサイズの服を着ることが毛玉の予防になります。気を付けてみてくださいね。
ウールコートの毛玉を上手にとる方法について
どんな所に毛玉ができやすいか知ることができれば、毛玉予防もできるでしょう。
毛玉のできやすい場所は、やはり動作時に摩擦が生じる腕や襟周り、わきの下や腰、肩回りなどができやすくなります。
また手をコートのポケットにいつも入れる方は、ポケットの周りにも毛玉が付きやすくなるでしょう。
このような場所は毛玉が出来る前の毛羽立ちを少なくするために、着用した後はブラッシングをしてお手入れをすることをおススメします。
しかし、これはコートの場合です。
柔らかいニットなどのセーターで同じように擦ってしまうと、逆に生地を傷めてしまう事になるので注意をしてください。
充分にケアをしていても毛玉が出来てしまう事もあります。そんな時は無理に毛玉を引っ張ってむしらずに、毛玉取り器などを利用して毛玉をとりましょう。
毛玉取り器が無いという方は、少し面倒ですが毛玉を一つずつハサミでカットをしてくださいね。
ウールコートに毛玉がつかない為のケア方法と対策
毛玉はついてしまうと、取り除くのがなかなか面倒です。毛玉取り器があればいいですが、上記したようにない場合はハサミで取り除かなければいけません。
このような手間を考えると毛玉を付けないことが一番!少々手間でも日頃のケアをすることが大切です。
コートなどは毛玉の前の毛羽たちを無くすために、毛玉になりやすい場所は丁寧にブラッシングをしておきましょう。
そして摩擦が起こりやすい洗濯ですが、ニットなどを洗濯する時は摩擦をできるだけ減らすように手洗いできると良いですね。いちいち手洗いをしていられない。という方は洗濯機に入れる時は必ずネットに入れてからにしましょう。
これだけでも摩擦を減らすことができます。
毛玉を予防するには洗濯方法などにも気をつけて!
洗濯にはネットを使用してください。とお話ししましたがネットの大きさにも注意が必要です。それはせっかくネットに入れても、服の割に大きなネットを使用してしまうと結局ネットの中で摩擦が起こってしまうからなんです。
なので、ネットは何種類か用意して服に合ったサイズの物を使用しましょう。
そしてネットに入れる時は服の表面に毛玉が付かないように、裏返して入れるとよりいいですね。
さらに毛玉に気を付けるのなら、優しく手洗いをしてください。手洗いをする時もゴシゴシと擦らずに押し洗いをしましょう。特別な汚れが無ければ、押し洗いをするだけでも十分に汚れを落とすことが可能です。
また摩擦が起きずらくなるように柔軟剤を利用してください。柔軟剤は仕上がりを柔らかくするばかりか静電気も予防してくれます。
静電気は摩擦の原因となり、摩擦は毛玉の原因となります。お気に入りの服を洗濯する時には洗濯方法だけでなく、柔軟剤や洗剤などにも気をつかってみてください。
毛玉取りとして最適なアイテムは不繊布研磨材のスポンジがおすすめ!
毛玉を処理する時に一番やっていけないのは、むしり取ること!このように毛玉を取ってしまうと生地を傷めてしまいます。
毛玉取り器やハサミを使って取り除いてください。
でも毛玉取り器を持っていない方も、少なくはないのでは!?ハサミで一つずつ毛玉をカットするのはなかなかの手間ですよね~。
実は台所にあるもので代用することができるんですよ!それはスポンジ!もちろん使用していないものを使ってください。
スポンジの固い方、焦げなどを取る時に使う緑色の部分です。こちらの面で毛玉が付いているところを優しく撫でましょう。
これで厄介な毛玉が取れちゃいます。
しかし力の入れ過ぎは、やっぱり生地を傷めてしまうので押さえつけずに優しく撫でてください。
この方法はコートなど生地がしっかりしているものには有効ですが、柔らかい生地やニットには不向きなので生地の素材を確認して行ってください。
お気に入りの服で失敗をしない為に、まずは諦めていた毛玉だらけの服で試してみてはいかがですか。