猫の脱走防止に扉に柵を付ける方法とは?網戸にも注意!
2018.1.12
元気な飼い猫が自宅から脱走しそうになることありますよね。
脱走防止として扉にゲートを取り付ける必要がありますが、DIYでも可能なのでしょうか。簡易ゲートと簡易扉にするメリットやデメリットとは?
猫が脱走してしまった場合の対処法も合わせてご覧ください。
この記事の目次
猫の脱走防止に扉をつけたいけど・・・方法は?
家の中で飼っている猫が外に脱走?
家の中だけで生活している猫の場合は、パニックになって迷子になってしまうかも。
飼い主にべったりの甘えん坊な猫が脱走したなんて、心配でしかたないですよね。
ペットグッズにも脱走防止の関連商品はありますが、大掛かりになると高価で手が出ないことが多いのです。
DIYの心得があれば、ちょっとした手間と工夫で脱走防止扉を作ることができます。
2×4(ツーバイフォー)材専用の壁面突っ張りシステムなどを使ったものなら、1日から数日あれば大丈夫。
賃貸マンションやアパートなど、大掛かりな改造・リフォームが出来なくても、猫の脱走を防ぐ仕組みを作ることができるのです。
電動ドリルさえあれば、後は高価な道具は必要ありません。猫が脱走するまえに、チャレンジしてみませんか?
猫の脱走防止対策!簡易ゲート・簡易扉にするメリット・デメリットは?
猫が玄関から脱走しないようにするには、2つのポイントがあります。
- 玄関に向かう廊下への行き来を制限する
- 玄関での出入りを困難にする
簡易ゲートを作るのは、「1」に当たります。
猫が玄関に近づくこと自体を難しくすることで、猫の脱走を防止します。
簡易ゲートは、設置が楽であることや費用が比較的安く済むこと、普段使いが楽だというメリットがあります。
活発な猫では飛び越えてしまう恐れがありますが、おとなしい猫や、高齢の猫などは簡易ゲートでも充分脱走への抑止になるでしょう。
ゲートではなく、簡易パーテーションだと飛び越えることが防止できます。
一方デメリットとして、高価であったり、手ごろな商品は見た目が安っぽかったり、設置に手間がかかったりすることも。
安物を買っては見たものの、日常生活で荷物などが引っかかるという不便を感じることもあるようです。
ただ、猫が外に逃げ出してしまうリスクを極力避けるのであれば、こちらも一考の価値があるでしょう。
猫の脱走防止は扉だけではなく網戸にも注意が必要!?
猫は本能からか、外に出たがってしまうもの。
よく窓から空や外の様子を眺めていたりしますよね。
頭の良い猫だとL字型のドアノブなら、自分で開けられることを学習してしまう場合がありますから油断大敵。
ふすまや引き戸も、スムーズに開く場所は難なく開けることができます。
そこで、注意したい脱走経路としての窓。アルミサッシの窓は、ロックしておけば問題ありませんが、ちょっとでも開いていたりすると爪や前足を器用に使って開けてしまいます。
きちんとロックしておくか、窓用のストッパーで猫が逃げられる隙間を作らないようにしましょう。
そのままではロックがない網戸はさらに要注意。網戸のフレームにもストッパーでガードすることを忘れずに。
それでも場合によっては勢いで網が外れる、破れることや、爪で引っ搔いて破ってしまうこともあります。
金属製の網や、ペット用の破れにくい網戸を使用するなどして、猫が家から脱走することを防ぎましょう。
脱走防止をくぐり抜けて猫が脱走!家に帰ってくる確率は?
外飼いや半外飼いで自由に家と外を行き来する猫の8割は、トラブルに遭遇していなければきちんと帰って来るそうです。
ちょっとしたトラブルで何日も帰って来なかったのが、ふらっと帰って来てみたりと猫は気まぐれ。
ただし、子猫の頃から室内だけで暮らしている猫の場合は、何かに驚いたリ興奮した勢いで脱走してしまったときに、自力で帰って来れない確率が高いのです。
脱走から数日経って帰って来たということもありますが、おそらく自宅から近い場所で身を潜めて隠れていた可能性が高いと考えられます。
道を歩く人や車。近所の猫や犬。聞いたことがない音や臭いに溢れた外は、未知の世界。
自分の縄張りである家から出たとたん、警戒心から通常は遠くへ行くことは少ないのです。
では、近くにいたのになぜ帰ってこなかったのでしょう。
それは、自分の家ということがわかっても、どこから入ればいいのかが、わからないからではないかと思うのです。
猫が扉の隙間から脱走して帰ってこない場合の探し方は?
外に飛び出した猫を見つけても、慌てて追いかけてはいけません。
追いかけられると、つい逃げたくなる心理は人間にもありますよね。
勢いよく追いかけると、猫も勢いよく逃げてしまいます。
いつものように名前を呼びながら、追いかけるのではなく逆にしゃがみこんだりして来るのを待ちます。
近づいて来ても慌てて捕まえたりせずに、優しくなでたりしながらゆっくり抱き上げましょう。
猫の縄張りは、野良猫で500メートル程度。室内飼いの猫で50~100メートルほどです。あまり遠くを探す必要はなく、家の近くを徹底的に探しましょう。
数日以上経っている場合は、エサやキャリーを持ちながら探してもいいですね。
お腹が空いているでしょうからエサで注意を惹きつけたり、パニックになってまた逃げられる前にキャリーに入れます。
3日以上経っても帰って来ない場合には、チラシを作るなどして近隣住人に協力を求めるといいかもしれません。
猫の写真(顔・全身)と名前・性別・年齢とわかりやすい特徴などがあれば書き添え、忘れずに飼い主の電話番号など連絡先を入れます。
「謝礼を差し上げます」と一言あると連絡が来やすいかもしれません。