豆苗の育て方には水耕栽培と土から育てる方法がある!
2018.1.10
スーパーなどでよく目にするようになった豆苗。自宅で水耕栽培や土に植えると繰り返し再生され何回でも食べることができるようです。
大きく育てば実はさやえんどうにもなります!そんな優れた食べ物の豆苗の、育て方や注意点やポイントなどを調べまとめてみました。
是非、自宅でも豆苗を育ててみて収穫してみては、いかがでしょうか。
この記事の目次
豆苗の育て方と植え付けの時期や土づくりについて
豆苗の植え付けは秋に行います。一般的には10月の中旬から11月頃が良いとされています。
豆苗を育てる土づくり
エンドウは酸性の土に弱いため、事前に苦土石灰を混ぜ込み中和してください。
湿度も苦手ですので、赤玉土を加えるなどして水はけをよくしましょう。
余裕があれば、あらかじめ有機肥料を混ぜ込んでおけば、より成長を助けてくれます。
豆苗の種まき
種をまくときは3センチ程度の穴を掘って、3~4粒ずつ植えます。
手間はかかりますが、一旦ポットに撒いて育て、成長して本葉が出たころに植え替えると丈夫に育てることができます。
注意したいのは、この植え替えのときに根を傷付けないようにすること。
もとの土ごと植えるようにして、苗の感覚は30センチほど離して植えます。
植えた後は、周辺の土を軽く抑えるようにして、土がなじむようにすると根が成長しやすくなります。
豆苗を水耕栽培や土で育てる時の育て方とコツ
豆苗はとても育てやすく、どんどん成長します。
また、再生能力が高いことでも有名です。
しかし、そんな豆苗が上手く育たないと悩んでいるあなた。育て方や環境を見直してみましょう。
- 水の量
- 日当たり
- こまめな水の交換
この3つが必要です。
与える水は、豆苗についている豆の部分に届かない程度です。
日の当たらない場所でも育てられる豆苗。日光が当たる場所に置くと、咬合性して緑色も濃くなります。
ただし直射日光は厳禁です。
空気も重要なので、締め切らずに、時々換気をすることもポイント。
ついついキッチン周りに置かれる豆苗ですが、高温多湿は好まない性質です。
何度も繰り返すと、さすがに豆部分の養分は失われるので、収穫は2回程度。
3回以上の収穫予定なら、土を使った栽培にしましょう。
豆苗を土に植えた時の育て方は大変?水耕栽培の方が楽?
豆苗は、水耕栽培と土壌栽培のどちらでも育てることができます。
販売されている種子は、グリーンピースが多く見えますが、必ずというわけではありません。
秋植えで春に収穫するのが一般的。地植えでも水耕栽培でも、収穫は3回程度という場合が多いようです。
さすがに再生栽培でも、ずっと収穫し続けることは無理なようです。
あまり密度が高いと根が絡み合い、成長しずらくなってしまいます。
室内でも育てられるので、季節など関係なさそうですが、冬を越さないと花芽が付きにくいのだそうです。
スーパーの野菜売り場で売られているものは、冷蔵庫を経験しているので、冬を越したと勘違いしているからなのでしょう。
水耕栽培の場合は、雑菌が少ないというメリットがあります。
土壌栽培ではそうはいきませんので、生で食べずに加熱調理するようにしてください。
豆苗を水耕栽培で育てる時の注意点とポイント
豆苗を順調に育てるには、日光に当てる必要があるのでしょうか。
豆苗は、もちろん日当たりも必要ですが、なくても生育はします。
ただ、育ち方に違いは生じます。
オススメなのは室内の窓辺で受ける程度の日差し。
ベランダに置いて直射日光が当たったものは、茎が筋張って頑丈な感じに。
逆に日光の当たらない場所で育てたものは、細く弱弱しい感じになります
その中間程度、ガラス越しの日差しを浴びる室内の窓辺なら、柔らかさを保ったまま元気に育ってくれます。
豆苗を水耕栽培した場合、豆や根にカビが発生することがあります。
水の多すぎや室温の高過ぎることが原因です。
カビくらい洗い流せば平気!という方もいるでしょうが、やはりカビが発生したものは捨てて、また新たにチャレンジする方がいいのではないでしょうか。
豆苗は豆から育てることができ生で食べることもできる
エンドウ豆の種から水耕栽培で豆苗を栽培することができます。
容器は100円ショップで売られているザルなどが利用できます。
エンドウ豆の種から豆苗を育てる
- エンドウ豆の種をたっぷりの水に5~8時間浸し、水を吸わせる。
- 種をザルに上げ、平らにならします。豆がザルの目からすり抜けそうなら、ザルにネットを張り、広げてください。
- 豆の半分ほど水に浸かる状態にして、毎日水を交換する。
- 夏場で4~7日、冬場でも10~15日程度で食べごろに育ちますし、生でも食べられます。
豆苗は、栄養に富み体に良い緑黄色野菜の一つです。
再生栽培は、水を交換するだけと本当に簡単。キッチンに居ながらにして新鮮な素材が手に入るって嬉しいですよね。
ラー油やマヨネーズで和えるだけで立派なおつまみに。
生に抵抗があるなら、加熱して炒め物にしたり、サラダや和え物もおすすめです。