人が亡くなる時の言い方について!訃報の意味を確認しよう!
2018.5.22
人が亡くなると関係のある人に訃報の連絡をしなくてはいけません。あなたの元に訃報が届くこともあるでしょう。
この「訃報」の読み方や意味をしっかりわかっていますか?間違った読み方や使い方をしていないでしょうか?
また、亡くなるの言い方にも注意が必要ですよ。ここでは訃報についてや亡くなるの言葉についてなどをご紹介していきます。しっかりと理解し失礼のない使い方をしましょう。
この記事の目次
亡くなるの言い方!訃報の読み方について
人が亡くなったときに、「突然の訃報に驚きました」や「訃報が届いたので帰路します」などと使う事があると思います。
この「訃報」という字なんて読むのか知っていますか?「とほう」などと間違った読み方をしていないでしょうか?
カタカナの「ト」がつくので「とほう」と読みたくなりますが、「訃報」は「ふほう」と読みます。
「訃」は音読みで「フ」としか読まないので間違わないようにしましょうね!
訃報は「死去のお知らせ」「人が亡くなったことを連絡します」という意味になります。
個人の名前や年齢、喪主、葬儀場などの情報が届くので訃報が届いた場合には自分との関係を確認し行動しましょう。
学生時代にはあまりつかわない言葉ではありますが、社会人になると必ずといってもいいくらい嫌でも届くものです。しっかり対応できるようにしておきましょうね。
訃報の言い方について!亡くなると知らせるの意味がある?
あなたは訃報という言葉をどのように使っていつでしょうか?「訃報をお知らせします」と使っていませんか?
「訃報のお知らせ」というのはおかしい使い方です。訃報には「訃」と「報」にそれぞれ意味があります。
「訃」には人が亡くなったことを知らせる、死亡の通知の意味があります。訃だけでも訃報の意味を持つという事です。
そして「報」には「お知らせ」の意味があります。なので、訃報という言葉だけで「人が亡くなったことをお知らせします」という意味です。
そこにさらに「お知らせします」をつけてしまうと、「人が亡くなったことをお知らせします。をお知らせします」という風になってしまい、おかしな言葉使いになってしまうのです。
訃報という言葉を使う時にはその言葉の意味を考えてから使うようにしましょうね!
身内が亡くなる。訃報の言い方、内容について
身内が亡くなって訃報の連絡をする時にどんな事に気をつければいいのでしょうか?
身内がなくなると思っている以上に動揺している事もあります。無理して急いで連絡する必要はありません。気持ちが落ち着いてから行動するようにしましょうね!
訃報の連絡をするときには必ず伝えなくてはいけない事がいくつかあります。必要な事をメモに取ってから連絡すると漏れなく連絡することができますよ。
訃報の連絡をするときには、亡くなった人の名前、亡くなった日時、簡単な死因、お葬式の日時や場所、連絡先をつたえるようにしましょう。
まだお葬式の日時や場所が決まっていないときには後日連絡するという事を伝えておきましょう。
例として親族に連絡するときは「今朝、父が心不全で亡くなりました。お葬式についてはまだ決まっていないので決まり次第連絡します。霊安室に安置しているので面会になりたいときには連絡ください。電話番号は○○ー×××です」
友人などへの連絡の場合には「○○の息子の○○です。昨夜父が心不全で亡くなりました。生前は大変お世話になりました。葬儀は○○で行い、通夜は○○日の○時から告別式は○時から行います。ご連絡いただく場合は○○ー○○〇までお願い致します。」などと連絡すると漏れなく伝える事ができますよ。
亡くなるの正しい言い方。二重敬語にならないようにしましょう!
人が亡くなるという言葉に敬語を使おうとするとおかしな使い方になっていることがあります。
敬語を使う時に「~される」と使いたくなり「亡くなられる」と使っている人もいるのではないでしょうか?
「亡くなられる」は「亡くなる」と尊敬の助動詞の「れる」を使っていて二重敬語になっています。
なので、丁寧に言いたいのであれば「お亡くなりになる」が正しい使い方です。
また、「お亡くなりになられました」もよく聞きますがこれもおかしな言葉になります。「お亡くなりになられました」は「お亡くなりになる」と「亡くなられる」を混合している言い方になります。
話ことばの場合「なられる」という言葉をつけてしまう事が多いですが、二重敬語になることがあるので使う時には気をつけましょう!
訃報を受けてメールを送る場合の注意点について
訃報の連絡があった場合、葬儀に参列したり参列できない場合には電報や手紙を出すのがマナーになりますが、相手との関係によってはお悔やみの言葉をメールで伝えても問題ないです。
訃報の連絡をメールで受けた場合にはメールで返したほうが相手への気遣いにもなります。
お悔やみのメールを送ってもいい相手は、親しい友人や親しい上司や同僚、親しい仕事関係の人になります。
お悔やみをメールで送ってはいけない相手は、親族、気の許せない友人や上司、同僚、関係の薄い仕事関係の人です。
お悔やみのメールを送るときには直接会っているわけではないので相手の精神状態までわかりません。突然の死で相手の気持ちが追い付けずいつもとは違う精神状態になっていることも考えられます。
なので普段の会話をするようにメールを送ってしまうのはやめましょう。お悔やみのメールを送るときには相手の心境をよく考えて言葉を選び送るようにしてくださいね!