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米の神様の人数とは?気になるお米の神様を紹介します

2018.5.20

お米には神様がのっているなんてことを聞いたことはありませんか?実際、お米の神様 の人数は何人なのでしょうか?

とくに聞くのは、七福神の7人説?米の字を分解すると「八十八」と読めることから、88人説もあったり・・とにかく大勢いるようです。

お米に関する神様を紹介します。お米のありがたさが身に沁みますね。

米の神様の人数に含まれている?お米に関する神様

日本神話に登場する、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の孫です。

天照大御神(アマテラスオオミカミ)は日本がもっともっと幸せで豊かな国になるように、日向国高千穂峰(ひゅうがのくにたかちほのみね)現在の宮崎県へ送り出しました。

その時に持たせたものが、お米の稲だったそうです。

この天照大御神(アマテラスオオミカミ)から渡された稲を、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が植えたところ、稲が実り、豊作となったそうです。

日本にお米を伝えた神様は『瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)』となるのではないでしょうか?

米の神様の人数に含まれている大黒天について

大黒天は仏教からきています。インドのシヴァ神と日本の大黒主命の神仏習合の農業神と言われています。

ふくよかな体つきからして「一杯ご飯を食べて太っている」と想像できますよね?

頭には頭巾をかぶり、右手には打ち出の小槌、左肩には大きな白い袋、米俵の上で大きな体と大きな耳を揺らしながら笑っているのが大黒天(だいこくてん)です。

大黒天の頭巾には「上を見ない」と言う謙虚な気持ちを表し、2俵の米俵には「これで取るに足りる」という欲を出さないという気持ちを表しています。

打ち出の小槌の『槌』は『土』を表しているようです。

もとは、インドの神様で、仏教の守護神である大黒天ですが、日本では、五穀豊穣・商売繁盛・出世開運の神として知られています。

米の神様の人数は7人?「七福神説」や「七貴神説」

五穀豊穣祭の際に祭られるという神様の七貴神は、大黒天とその子神六神を合わせて7人となります。

また、大黒天には7つの別名があるそうで、このことからもお米の神様はやはり大黒天のことをさしていると言われる所以でもあります。

子供がご飯を食べない時に、イライラしてしまうのはどうしてでしょうか?

まずは、出されたものはきちんと食べなさいと言う教育的観点からでしょう。次に「残すともったいない」と言う気持ちですよね?

でも、子供にはそんなことは理解できないので、お米や食べ物のありがたさを教えるためにも「お米には神様がいて粗末にすると罰があたるんだよ」と言い聞かせるのも効果的ですよね。

目に見えない力により生かされていることも、知ることが大切です。

お米の神様の人数は1000人?

京都にある794年創建の五條神社に日本最古の『宝船絵図』があるのをご存知ですか?

この絵図はとてもシンプルで一側の稲穂のみ描かれています。これが、宝船の始まりだと言われています。

この稲穂が七福神に転じたのだと言われています。

恵比寿・・・コトシロヌシ(神道)

五穀豊穣・商売繁盛の福の神。唯一日本由来の神様で、漁業の神様です。

大黒天・・・オオクニヌシ(神道)

インドのシヴァ神と大黒主命の神仏習合の神。農業の神で、大地を掌握している神様とも言われています。

毘沙門天・・・クベーラ(ヒンズー教)

インドのクベーラ神が仏教に取り入れられた神様です。インドでは財宝の神。日本では財福の神であるとともに、無病息災の神でもある。

弁財天・・・サラスヴァティ(ヒンズー教)

インドのヒンドゥー教の女神。音楽や知恵の徳のある天女。七福神の紅一点。

福禄寿・・・道教

長寿と福禄をもたらす神。南極星の化身。

寿老人・・・道教

中国の伝説上の人物で、酒を好み長寿の神として知られている。持っている扇で難を払っていた。

布 袋・・・弥勒菩薩(仏教)

中国に実在したと言われる仏教の禅僧。ふくよかでおおらかな風貌が好まれている。

持っている袋には宝物がたくさん入っていて、信仰の熱い人々に与えていたのだとか。夫婦円満・笑門来福・子宝の神

お米と神様の深い関係 お米を大切にいただこう!

1本の稲穂には約100粒程度のお米が実ります。
一粒の種もみから1本の苗ができ、そこから茎が増え、10本くらいの稲穂に成長していきます。

1粒の種もみから6約1000粒のお米がとれる計算になります。これは、子孫繁栄をイメージさせますよね?

ご飯茶碗1杯のお米が出来上がるのに、長い時間と手間暇がかかります。

機械による作業で、昔よりはお米作りの生産性は向上したと言えるかもしれませんが、それでも田植えをした次の日に収穫できるような、技術開発はなされてはいません。

やはり、人が手間をかけ大地の恵みを吸収しながら少しづづ成長していくからこそ、お米にはありがたみがあるのですね。

時間と手間、自然の恵みにより、私たちの命の元になっているお米。海外へ出張すると、日本のお米がどれだけ質が高くおいしいのかを知ることになります。

白いご飯を食べると力が湧いてきますし、安心しますよね?今は色々な食べ物がありますが、やっぱり日本人の基本のキは白いご飯でしょう。

赤ちゃんの離乳食だって、お米のうわずみから始めますしね。神様に守られ支えられているお米を、感謝しながらいただきましょう。

この記事の編集者

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