天井裏で動物の物音がする?!考えられる野生動物について
2018.5.14
天井裏で何か生き物が動いているような物音がする・・・。
それは害獣かもしれませんね。害獣は犬や猫などとは違い人に飼われておらず、人間や生活環境に害を及ぼす哺乳類であり、天井裏で繁殖したり糞尿で屋根裏をボロボロに汚してしまっていたりするものです。
そのまま放置していると悪臭だけではなく、屋根裏が腐り落ちる危険性もあるため適切に対処しなければいけません。
屋根裏に何かいると感じた場合、それはいったいどんな動物なのか、ご紹介します。
この記事の目次
天井裏で動物の物音がする時、考えられる害獣は?
屋根裏に侵入する動物で考えられるのはまず第一にネズミです。
ネズミは低い場所にいると思いがちですがクマネズミやハツカネズミなど種類によっては高い場所にも上る事が出来るので、屋根裏に潜んでいる可能性が高いと言えます。
またハクビシンやイタチなども、断熱材が貼られた暖かい屋根裏を寝床としている場合があります。
屋根裏は他の動物に狙われる事もなく安全で住みやすい場所と言えるでしょう。
その他にも意外ですがアライグマが住み着く場合もあるようです。
アライグマは畑の作物や家の生ごみなどを目当てに敷地内に入り込み、屋根裏に入り込むことが考えられるでしょう。
お家の屋根裏には人が出入りできる点検口がありますから、もし動物が住み着いているような物音や気配を感じたら一度点検をしてみるといいですね。
天井裏の動物の物音を放置しない方が良い理由
屋根裏で物音がしたら・・・。動物かもしれないとわかっていても覗いてみるには勇気がいります。
しかし、そのまま放っておくのも実は危険なんです。
動物は病原菌を持っている可能性があり、屋根裏に住んでいる事で何らかのきっかけで私たちにそれが移ってしまう事も考えられます。
上記でご紹介したような屋根裏に住みつく動物のネズミやイタチなどは、サルモネラ菌などを病原菌を所持している事があります。
またペストやレプトスピラなどの人に移ると恐ろしい菌を保持している可能性もあるんです。
普段ではそうそう感染する事がないと考えられる菌も、こうした野生動物から感染してしまうかもしれません。これは屋根裏の物音を放っておけませんよね。
ちなみに大人よりも子供やお年寄りは抵抗力が低いので、同じ菌に感染しても症状が重く出てしまう場合があります。注意をして下さいね。
なぜ天井裏に動物が入り込むのか?物音を聞いたら調べてみよう
本来なら森や屋外で生活をする小動物たちが、なぜ屋根裏に侵入するのか?
それは住居の屋根裏には断熱材が使われ、特に冬場などは寒さに凍える事がなく過ごす事が出来る快適な場所だからです。
また外敵が襲ってくることがないため、屋根裏で子育てをするために侵入してくる場合もあります。
動物たちも自分の身を守るために、よりよい環境を探してたどり着いてきたという訳です。
また生ごみはエサにもなりますし、屋根裏に住んでいる虫を捕まえてエサにしている事もあります。
温かく外敵がいない、そしてエサの調達もしやすい。まさに小さな動物たちにとって住みやすい条件が屋根裏には揃っているんですよね。
その他にも断熱材は巣の材料にもなるので、業者の人に退治を頼んだら屋根裏の断熱材がひきちぎられていた、なんて事もあるようです。
天井裏のイタチは害獣だけど鳥獣保護法で保護されているので取り扱い注意
鳥獣保護法って知っていますか?この法律は鳥獣を勝手に捕獲したりしてはいけないという鳥獣を管理し保護する為の物です。
イタチなども鳥獣保護法があるために、もし屋根裏に住みついていても勝手に捕まえてはいけないんです。
なので屋根裏に住みついた動物を追い払いたい時には、専門業者にお願いをしなければいけません。
そして業者もイタチを処分するわけではなく、屋根裏にもう住み着かないように追い出すだけなのです。
この鳥獣保護法は動物を守るためにありますが、動物をむやみに処分しないという事は生態系を正常にする為という事につながっていきます。
イタチは被害を与えるだけではなく、ネズミや虫などを食べ生態系のバランスを取ってくれる役割を果たします。
森で済む場所を無くしたイタチが民家に現れたからと言って処分をしてしまうと、今度はイタチがエサとしていた小動物や虫などが異常に増えてしまうのです。
天井裏にイタチが棲みついた!自分で追い出す?業者に頼むもの?
なら追い出すだけなら自分で行っても構わないのでは?と考えますよね。捕獲もしないし処分もしなければ自分で対処しても良いのか?
しかしイタチは自分の身に危険が及んだ時に悪臭を放ちます。その臭いは本当に強烈な物です。そして狂暴な所もあるので、やはり業者に頼んだ方が安心です。
また先ほどもお話ししたように、野生の動物は病原菌を持っている可能性があります。見た目が可愛いために手を出してしまいがちですが、狂暴な上に病気を持っている可能性もあるのです。
これは軽い気持ちで自分でどうにかしようと考えると危険です。
このような被害を考えて業者にお願いする事と、もう一つ業者にお願いした方がいいと思われる点があります。
それは侵入場所を突き止めて処置をしてくれる事です。
お願いをすれば小動物が入り込みそうな隙間を見つけて、入り込まないように封鎖をしてくれるでしょう。
このような対処をしてくれれば、今後も屋根裏に動物が住み着くという心配をしなくても済みますよね。
自分で追い出す事も可能ですが、いろいろな点を考えると業者にお願いをした方が心配がないと言えるのではないでしょうか。