単独事故でも保険屋や警察に届け出ないと後悔する
2018.5.9
単独事故の事を自損事故とも言います。他の人を巻き込んでいない事故でガードレールにぶつかる事故等の事です。
この単独事故、ガードレールに軽くぶつかったり少しこすってしまった程度だと警察に届け出をしない人もいます。
しかし、単独事故であっても警察へ届け出をする必要があります。届け出をしないと保険が出ない?などデメリットをご紹介します。
この記事の目次
単独事故の場合も保険や警察に届け出が必要?
単独で事故をおこしてしまった場合警察に連絡していますか?ガードレールや塀などにぶつかってしまった場合、傷が目立たなければ連絡しない人も多いと思います。
ですが、このような事故であっても警察への連絡は必要になります。物を壊した場合でも警察への連絡の義務があるのです。
事故を届け出る時は、事故を起こした場所、日時、壊したものなどの状況、事故後に行った安全確認についてなどを連絡します。
警察に連絡すると警察が来てくれます。そして色々な対応をしてくれるのでそれに従いましょう。
警察に連絡しておけば物損事故の賠償請求をされても保険会社に連絡すれば事故証明をとって保険金の支払いについて手続きを進めてくれます。
ほとんどの保険会社でこのように動いてくれますので、賠償請求された場合は保険会社に連絡をして相談してみましょう。
単独事故で警察に届け出する方法!届け出ないと保険が出ない?
単独事故を起こしたときは警察に事故の場所や日時、状況や事故後の安全確認などについて連絡する事が必要だという事を上で説明しました。
では警察に連絡をしなかったらどのような問題が起こるのでしょうか?
事故で車の修理をする場合や物を壊してしまってその物を修理するために保険金を請求する事があると思います。
この保険金を請求するときに事故証明が必要になることがあるのです。しかし、警察に後から事故の届け出をすると事故証明を出してもらえない事もあります。
そうなると保険金も支払ってもらえなくなり全部自腹で払う事になるのです。
また、後から届け出る事で飲酒運転を免れようとしたのではないかと疑われる事もあります。
飲酒運転をしていたのなら仕方ありませんが、自分の運転ミスで事故を起こしてしまった場合には損ですよね。
このような事もあるので軽い単独事故だとしても警察に連絡しておいた方がいいのです。
単独事故でも保険や警察に言わなくていいケースとは?
単独事故を起こしたときには警察に連絡する必要があるという事を上で説明してきましたが、場合によっては連絡する必要がないこともあります。
それは、自宅や私有地での事故です。
自宅やの塀や物を壊したとしても個人の問題になるので警察への連絡は義務ではありません。
また、自宅敷地内の場合は自宅の名義人と車の所有者の名義が同じ、またその家族の場合は任意保険の対物保険の対象にならない場合があります。
そして私有地での単独事故も塀や物を壊したとしてもそこの所有者と示談出来れば警察へ連絡しなくても問題ありません。
ただ、連絡の義務がないからと言って黙って逃げる事は問題になります。所有者に謝罪しどうするのかを決める事が大切です。
任意保険を使って修理する場合には事故証明が必要になることがあります。このような場合には警察に連絡しなくてはいけないので、自分の入っている保険の内容をしっかり確かめておきましょう。
対物保険の契約額が定められていることがありその金額を上回った時には事故負担になるのでその金額も確認し保険を使うかどうかなど検討しましょう!
単独事故にも備えた保険に入ろう
車の任意保険の内容ってしっかりわかっていますか?事故にあいいざ保険金の請求をしようとしたときに対象外なんてこともあります。特に単独事故の保障に入っていない事も多いので事故に備えて入っておきましょう。
もし、車を電柱にぶつけてしまった場合は対物賠償保険に入っていないと保障の対象になりません。
対物賠償保険は店舗やトラックの積み荷などに損害を与えた場合も対象になります。多額な賠償請求をされることもあるのでしっかり入っておきましょうね。
また、自分の車を傷つけてしまった場合保険を使って直すなら車両保険に入っておく必要があります。車両保険は対物賠償保険の対象外になるので注意が必要です。
相手のいない単独事故の場合自賠責保険の適用にならないので自損事故保険から保険金を受ける事になります。この自損事故保険は対人賠償保険に付帯されていることが多いです。
保障の限度額は自賠責保険よりも低く、死亡保険金が1500万円、後遺傷害保険金が2000万円になります。
そのほかにも、車に乗せている人が怪我をした場合に保険金が支払われる搭乗者傷害保険や、自分が怪我をした場合に保険金が支払われる人身傷害賠償保険などもつけて置くといざという時にたすかりますよ。
自損事故、物損事故、単独事故・・・車の事故の種類について
交通事故には大きく分けると物損事故と人身事故に分ける事ができます。
物損事故はけが人はなく物を壊すだけの事故の事をいい、人身事故は他人を怪我させてしまった時の事故の事を言います。
物損事故は運転していた自分は怪我をしたとしても他人を傷つけたりしていなくてすべての過失が自分にある場合には単独事故と言われます。
また自分で自分に損害をくわえていることから自損事故とも言われます。そして損害がものだけなので物損事故と呼ばれるのです。
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