水泳のクロールや平泳ぎで息継ぎが苦しい時の注意点
2018.5.2
水泳をしていて一番の難点は息継ぎではないでしょうか。水泳が苦手と言う人の大半は息継ぎが苦しいという所です。
これさえ克服できれば、いつもよりも長く距離を泳げるようになるかもしれませんね。
息継ぎが苦しいという人の注意点は?苦しくなく泳げるようになるコツをご紹介いたします。
クロールと平泳ぎについて調べてみました。ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事の目次
水泳のクロールで息継ぎが苦しいと感じたらタイミングを意識して!
息継ぎで大切なのは「タイミング」です。
タイミングといっても、息が苦しいときが呼吸するタイミングでは?と思ってしまいますよね。
でもそれは大きな間違いです!
苦しくなってから呼吸をしてしまうと、大きく息を吸い込もうという意識が強くなってしまい、呼吸の時間が長くなります。
呼吸の時間が長くなるということは、呼吸の姿勢時間も長くなるということ。それによって呼吸する姿勢までも崩れてしまうのです。
必要以上に息を吸い込もうとすると、気持ちが強くなってしまい水まで飲みこんでしまいます。
息継ぎは、呼吸が苦しくなくても気持ちの余裕があるうちにどんどんすることがポイント。口で「パァー」と吐き、その反動で息を吸うのがコツです。あまり長く「パァー」をしないことも大切です。
以上の点を意識しながらクロールを行ってみてください。
水泳で息継ぎが苦しいのは頭をあげすぎているから!?
息継ぎが上手くできない初心者に多くみられるのが、呼吸ができないと恐怖心をもっているいこと。
確かに呼吸ができないと恐れる気持ちもわかりますが、泳いでいて呼吸しようしようと頑張り過ぎてしまうと、思いとは逆に呼吸しづらくなってしまいます。
呼吸をしようと思い過ぎないことも大切なのです。
特にクロールの場合は、呼吸をしようしようと頭を必要以上にあげてしまいます。頭を上げ過ぎたところで口の位置はそんなにかわりません。逆に頭をあげてしまうことで下半身を沈めてしまうことになります。
息継ぎをするタイミングが身に付いたら、今度は頭を上げ過ぎないよう意識することが大切です。
目安はゴーグル。
ゴーグルの片方が水没しているくらいに頭を傾け、頭を上げないように息継ぎをすると成功するでしょう。
余裕のあるうちの息継ぎ、頭を上げ過ぎないゴーグルの片方が水没するくらいの傾けポイントで驚くほど上達するでしょう。
水泳(クロール)で息継ぎが苦しいのはフォームにも関係している
息継ぎで大切なのは、呼吸をするタイミングと頭の上げ方と説明してきましたが、もう一つ「フォーム」も重要です。
フォームを作り出そうと腕と高々と上げてしまいがちですが、腕の形を作ろうと意識しすぎると腕の力が入ってしまい、息継ぎそのものの動作が苦しくなってしまいます。
息継ぎをする時に顔を出す側の腕は高いフォームになりますが、クロールの呼吸はあごが少し上がるだけでできます。
カチッとしたフォームを作ろうと腕を高く上げ過ぎず、息継ぎをしない時の腕の動かし方と同じように意識することが大切です。
ポイントは、顔を出す側の手の先を書いた時。
手の先が自分の顔の下にきたら、顔の向きをその手の指先あたりに合わせてみましょう。
手をかき終わって水面上に出てくるときには、顔が自然に後ろを向いてあごが水面上に上がってくるはず。その際に息継ぎをすれはいいのです。
指先をそのまま見続けるのはだめです。
そのままみてしまうと、腕が前にくるのに合わせて頭も回してしまいます。ご注意を。
平泳ぎで息継ぎが苦しいと感じたら・・・
平泳ぎの息継ぎが苦手な人も多いでしょう。
平泳ぎで息継ぎを行うタイミングは、腕かきが終わり、腕から上を水面上にあげるときです。
頭は口が水面上にあがるまであげる必要がありますが、むやみに頭を上げ過ぎてしまうと、今度は前へ進まなくなりますので、酸素が吸える程度の高さまであげるのがポイントです。
息継ぎをした後はまた頭を水中に沈め息を吐きます。両腕は伸ばしてリカバリーポジションにします。
息継ぎの時はたくさん酸素を吸った方が楽なように思えますが、水泳は必要な分だけの酸素を取り入れて吐く方が苦しくありません。
息を吸う吐くの動作は、息を止めて泳ぐよりもずっと楽なので、タイミングよく呼吸を行う方が長く泳げます。
顔を水面から出しっぱなしのまま平泳ぎをする方法もありますが、これも立派な息継ぎ方法です。
初心者が息継ぎできないのは、頭を水面上に上げられないのと、上げた時に息を止めてしまうからです。
腕の動きと足キックのパワーも大切です。
【確認編】苦しくないクロールの息継ぎ
息を吐かなきゃ息は吸えません。
当然のことですが、最初から息を吐いていてはだめです。
特に初心者の方は、泳ぎ始めは左手から回し、この時は息を止めることがコツです。
理由は一つ。
初心者は推進力による浮力がないため、泳ぎ始めは息を止めて肺に空気を入れて浮力を補うのです。
浮力を保つのもそうですが、最初から息を吐いてしまうと、肝心の息継ぎの時に息がなくなって苦しい思いをしてしまいます。
出だしは息を止める。最初から息を吐くのは25m泳げるようになってからです。
ぐるっと回して左手が前に戻って左右の手が前で揃いますが、この手が揃うタイミングで鼻から一気に空気を吐き出します。
コツは「ン〜ッ!」と音を出すこと。これで一気に吐き出すことができます。
手を前で揃えるよう意識することで水を体の面で受けることができます。沈むことがなくなるのです。
次に右手を回し、頭と体を回転させて息継ぎを行います。
口を大きく開け「パァー」と吐いた瞬間に酸素も吸い込むのです。
慣れるまで苦しいかもしれませんが頑張りましょう!