障害者支援施設での支援員として働くには?辛いけどやりがいも
2018.6.8
障害者支援施設で生活支援員として働くのはとても大変で辛いことが多いようです。
障害者支援施設の生活支援員としての仕事とは、高齢者の介護とはまた違い、知的障害を持つ人を支援する仕事なので、とても難しいものです。
では、そんな障害者支援施設での支援員として働くにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで、障害者支援施設での支援員として働くことのやりがいなどをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
障害者支援施設での支援員の仕事が辛いです・・・
知的障害者福祉に携わっている方は多いですが、介護技術が高齢者福祉よりも疎かになってしまっていることが問題にもなっています。
介護というよりは、支援という意味合いがどうしても強くなってしまうからです。
力まかせで介護をするのではなく、ボディメカニズムを利用した介護技術が必要なのです。知的障害者福祉に携わるのであれば、自分なりに介護技術を磨く必要がありますし、技術を身に付けることによって、自分も利用者さまにも負担が少なくて済むようになります。
ボディメカニズムを利用した介護技術が特に必要のない施設もあるでしょう。
しかし技術を知っているのと知らないとでは全然ちがいますし、利用者の状況は日々違ってきます。
まずは必要な技術を身に付け、出来ることを一つ一つゆっくりとこなしていくことが大切なのかもしれません。
どんな人でもすぐにできるようにはならないと思います。利用者相手の仕事なので、相性や利用者の好みも関係してくるは当然のことです。頑張ってみてください。
障害者支援施設で生活支援員として働くには?やりがいとは
障害者支援施設で生活支援員として働きたい人もいると思います。
施設によって異なりますが、資格がなくても働ける施設も多く、資格を持たず経験もない状態からスタートした方もたくさんいます。
ただ、社会福祉士や精神保健福祉士、ホームヘルパー2級以上などといった資格があると給料面でも優遇されやすいのは事実です。
勤務時間は3交代か4交替制の施設がほとんど。休みは4週8休制や週休2日制(月9日休み)、夜勤は月に4~5回が平均的です。
社会福祉基礎構造改革によって、今は臨時職員(パート・アルバイト)として施設採用になるケースが多くなりました。
日勤帯のみ、夜勤専従としての働き方もでき、休日の他に産休・育児休暇・介護休暇・有給休暇なども取得することが可能になったのは働く上のメリットの一つといえます。
障害者支援施設には、知的障害や発達障害といったさまざまな障害を持つ方が多く利用しています。
それぞれの利用者に合わせた支援、その方の将来を見据えた支援を考えていくことが必要となります。
毎日決められた業務を単純にこなすのではなく、利用者がもっと成長できるような支援を試行錯誤しながら続けていくことが大切なのです。
そんな中で、利用者の笑顔や意思疎通ができた時、やりがいと大きな責任を感じることができるのです。
生活支援員として働く先輩の声!「ありがとう」の一言がやりがい
生活支援員は利用者の方と一緒に、車の部品やカタログギフトの組み立て、外部での草取りや清掃、自主製品の作成等などの支援を行っています。
作業をする中で、利用者が作業を行いやすいように場所ややり方を工夫したり、働く上で大切な身だしなみや挨拶をと身に付けるように支援していきます。
利用者と関わるには根気強さも必要ですが、利用者の方の成長がやりがいや喜びを感じる瞬間でもあります。
一番嬉しいのは利用者の方からの感謝の言葉。
「ありがとう」の一言が何よりの喜びです。
生活支援員は、作業内容がその人にとって適切なものなのか、あるいはどうしたらもっと作業しやすくなるかなど、常に悩み考えながら仕事をしています。
一生懸命支援しても、それが利用者の方にとって満足のいく支援ができているのかと疑問に思う事もよくあります。
そんな時に「いつも一緒に作業してくれてありがとう。」と嬉しい言葉をかけてもらうだけで、嬉しく感じられるです。