日本はどうなの?世界一お金持ちの国を決める基準を調査
2018.3.12
世界一のお金持ちと言われる国はどこなのでしょうか?
その基準にもさまざまあると思います。
日本は豊かな国と言われますが、世界の中で見た日本はどうなのか気になりますよね。
また、お金持ちの国とは別に『幸せな国』という観点から見た場合、順位は異なるようです。
世界一のお金持ちの国を決める基準や、億万長者が多い国、世界の国の幸福度などを調べてみました。
この記事の目次
日本はどう?世界一のお金持ちの国は
1位 カタール
原油と天然ガスで輸出の大半も石油や天然ガス、その関連製品で占められています。オイルマネーにより豊かで所得税が無く、なんと医療費や電気代、電話代までも無料です。
2位 ルクセンブルク
重工業と金融業が主な国内生産となっていて情報通信の分野でもヨーロッパの中核を担っている国です。21世紀以降、1人当たりのGDPにおいて世界首位の座を維持し続けています。
3位 シンガポール
観光都市として有名ですが、ビジネス都市としても有名で国際競争力が強いです。
富裕層の割合が世界で最も高いとされ、6世帯に1世帯は金融資産100万ドルを超えているとされています。
この結果をご覧になってどんな感想を持ったでしょうか?想像していた国がランクインしていましたか?知識のあまりない私としては2位が少し意外でした。豊かと思われている日本ですが、このランキングには入りませんでした。
世界一のお金持ちを決める基準は?日本の場合は…
「お金持ちな人」とはどんな人をイメージしますか?
例えば、無職でも親の遺産で優雅に暮らしている人、年収3000万円で羽振りが良く派手な暮らしをしているけど貯金はない人、平均的な年収でも150万円程度の生活をして1億円ためた人・・・お金持ちにも色々あり、この中ならお金持ちだと思うかは人それぞれ違うと思います。
生活水準を見るときは一人当たりのGDPを比較すると分かりやすいです。人や企業が働いてどれくらい稼いだかをみるにはGDP統計をみると分かります。
日本で生み出されたものは大体国内で消費しますので、日本人の生活水準を表すと考えて良いと思います。
日本の一人当たりのGDPは、以前は世界最高水準に近かったのですが、バブル崩壊後に多くの国に抜かれてしまいました。とはいえ、世界平均と比べれば今でも高い水準です。先進国の日本は豊かである、日本人はお金持ちという世界のイメージも間違っていないでしょう。
日本は?お金持ちが多く住む世界一は?億万長者が住む国
1位 アメリカ
GDPは約1043兆円!2位以下を見てもらえると分かるように、圧倒的な数字です。アメリカには世界的にも影響力を持つ人材も豊富ですよね。世界中からアメリカンドリームを求めて留学や移住する人が後を絶ちません。
アメリカで億万長者というと、エンジニア、会計士、起業家などが多いそうです。日本にもなじみのある起業家も多いですよね。世界一若い億万長者もアメリカ人で、日本人も多く利用しているあのSNSの創立者です。
2位 中国
GDPは約190兆円。昔からのお金持ちが多く、さらに中国バブルと言われる急激な経済成長があります。
ハイテク製品の開発や組み立てに携わるエンジニアの活躍が目覚しく、家電や重機など広いシェアをもっています。実際、中国の億万長者1位の業種は建設機械メーカーです。
3位 ロシア
GDPは約104兆円です。石油、天然ガス、レアメタル、金、ダイヤモンドなどの資源が豊富で恵まれています。首都は億万長者が住む世界有数の年として有名です。
お金持ちが住む国のランキングにも、やはり日本はランキングに入っていませんでした。
日本の対外資産について
対外純資産を計算するには、日本が海外に持つ資産から海外が日本に持つ資産額を引くと分かり、この年の年末では366兆円余となりました。円安の影響で外貨建ての株式や債券の金額が膨らみ、前年よりも41兆円増えました。
日本政府や企業、個人が海外に持っている資産額はこの年の年末の時点で945兆円を超え、前年よりも増えています。更に海外政府や企業が日本に持つ総資産額も578兆円を超えていて前年より増えたため対外純資産が前年度よりも増えています。
日本の借金、国の借金などの表現をよく見ますが、この言葉を使う場合は政府の負債ではなく日本の対外負債となるでしょう。日本の対外負債は578兆円を超えている、つまり莫大な金額の借金を抱えていることになります。
対外負債の金額を見ると莫大な借金の額ですが、日本には945兆円以上の対外資産を保有しているので、対外純資産が366兆円を超えているのです。
世界の幸せな国はどこ?幸せの理由とは
金銭的に豊かな事が幸せとは限りません。世界幸福度ランキングを見るとそれが分かります。
2016年度の世界幸福度ランキングは以下の通りです。
1位 デンマーク
2位 スイス
3位 アイルランド
4位 ノルウェー
5位 フィンランド
北欧が多いですが、デンマークが1位の理由を紐解いてみましょう。
デンマークにはデンマーク固有の概念「ヒュッゲ」というものがあり、それが幸福度ランキング一位に繋がっていると考えられます。
ヒュッゲを言葉で説明するのは難しいのですが、親近感を生み出すもの・魂が快適だと感じる環境・いらだちがない状態などの快適さを指す言葉のようです。
ちなみに、気になる日本の順位は53位でした。53位という順位が高いと思うか低いと思うかは人それぞれだと思いますが、日本の幸福度ランキングの順位はどんどん下がっています。
デンマークのヒュッゲの概念からすると、日本人は耐え忍ぶ精神が強く幸福からは遠いのかもしれませんね。
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