二世帯同居の場合、生活費はいくら入れるのが相場か調べてみた
2018.3.11
結婚後親との同居生活になった場合に、いくらくらいの生活費を入れるのが一般的な相場なのでしょうか。
自分の親か、配偶者の親かでも意識は違うでしょう。しかし、最低限のルールは決めておかないと後々大きなトラブルになることも。
一般的な相場や、未婚で実家に残り続ける成人した子どもたちの財布事情も調べてみました。親子とはいえ、お金のことはクリアにしておくことが大切ですよ。
この記事の目次
結婚後、親と同居するなら生活費はいくら入れるのが相場?
結婚生活で、同居をすることになると、ほとんどはキッチン、お風呂、トイレ、玄関は1つになります。キッチンが2つある二世帯住宅の同居なら、生活費や食費を別にすることは出来ますが、完全同居の場合は寝る部屋以外は全部一緒に使わないといけません。
そうすると、生活費や食費を親に渡す、もしくは親から生活費をもらうようになります。キッチンが1つの同居の時は、同居する前にきちんとルールを決めておく必要があります。
問題は生活費、食費をどのくらい入れるかになります。
- 親と同居している場合の大体の相場は5~9万円。
各家庭にもよりますが、1人あたり2.5万から3万円になります。 - 独身で親と同居の場合
調べて見ると、それぞれの手取りの給与で金額が違って来ます。他にも就職してからどのくらいの期間勤めているかでも、金額に違いがありました。
20代前半=3万円
20代後半~30代=5万円~8万円
一人暮らしをすると10万円以上はかかるので10万円入れている人もいました。
親との同居で生活費は何を参考に設定するの?相場は立場でも大きく違う
親への生活費の他に同居では、家事の種類によって分担を
家事といっても、炊事、洗濯、掃除などいろいろな仕事があります。もう少し細かくすると、朝食の支度、お弁当作り、後片付け、洗濯、洗濯干し、取り込み、アイロン、洗濯物収納、部屋、玄関、トイレ、バスの掃除やゴミ出しなどがあります。
お姑さん、お嫁さん2人とも専業主婦でも、お姑さんが専業主婦で、お嫁さんが働いていても、誰がどの仕事をするのか担当を決めておくようにしましょう。お嫁さんが働いている場合、ほとんどの仕事はお姑さんが担当することになりますが、全部任せるのではなく、朝食の支度とお弁当作りはお嫁さんがするなどにした方がいいです。もしお嫁さんが最後にお風呂に入る場合は、お風呂同時もするという方法もいいです。
親との生活費の他に家事当番などは、曜日によって分担も
お姑さんが専業主婦で、お嫁さんが働いている場合に多い分担です。姑が専業主婦で日中のほとんど家に居る場合、家事を担当できそうです。その代わり、土日はお嫁さんが家事を担当し、お姑さんが休むようにしましょう。お嫁さんも自分が食べたい食事を作ることが出来るので、お互いにメリットがあります。
親に生活費を払っていても、掃除や洗濯は世帯ごとに分担
親子といってもプライバシーは大切にしましょう。部屋の掃除は各自。洗濯物は全部一緒ではなく、世帯間で分けるようにしましょう。
両親を受け入れて同居になった場合の生活費の一般的な相場とは?
家を建てる時に援助してくれた親ではない方の両親と住む場合
子の場合ほとんどが、家を建てるときに親からなんらかの援助を受けていました。ですので残りのローンを自分達で支払っている夫婦が多かったです。
両親がまだ働いている場合は、3万円~7万円ほどの生活費を入れてもらっているという意見も多くありました。両親が引退して年金で暮らしている場合は0円~3万円でした。
複雑なケースなのは例えば妻の両親が家を建ててくれた、又は援助をしてくれけど、夫の両親の方が早く具合が悪くなり介護が必要になったので、家に一緒住む場合です。解決策としては妻の両親に相談して、最終的には援助してもらった分を返すという方法以外ありません。
私の知っているケースで、実母を自分の家に住まわせて介護していた女性は、母親の年金を全部彼女が管理し、年金から病院代、光熱費、食費の足しにしていました。同居することにより、バリアフリーにしたのでその工事代金も年金から出したそうです。
親・義親とはいえ同居するなら生活費のルールはキッチリと
トラブルにならないために、家計負担のルールを決める
生活スタイルの違う2つの世帯が同居するとなると、注意するポイントがあります。特に生活費の負担ルールについてはあらかじめ明確に決めておきましょう。使った分だけ支払いするのか、折半にするのか、仲にはローンを子世帯が支払うので、親世帯が生活費を出すというケースもあります。
使った分だけ支払う場合各種「メーター」と別々に設置する方法です。1棟の建物に個別の住宅をして分けた完全分離タイプの場合は親世帯と子世帯が個別に契約することが出来ます。
ちなみに未婚で親と同居する大人たちは親にいくら渡している?
首都圏近郊で親と同居している30代~40代の会社員男女が、毎月親に支払っている生活費の平均は5.2万円でした。また調査対象の2割の人が「生活費を入れていない」と答えました。実家に入れる生活費はいくら?
1位 5~6万円
2位 3~4万円
3位 10万円
となっていていました。
親と同居している理由については「家を出て暮らすきっかけがない」が全体の6割でした。今後親と離れて暮らすきっかけについて7割の人が「自分が結婚したら」と回答しました。
調査対象者の平均年収は男性が435万円、女性が348万円、預貯金や有価証券などの金融資産は男性が平均681万円、女性が618万円でした。