動物は言葉をどのくらい理解しているのかについて
2018.3.11
犬や猫など飼っている人は動物がどのくらい、人の言葉を理解できているのか気になりますよね。
ご飯の時や散歩の時など話せば喜んだり近くに来たり、言葉としてしっかり理解しているのでしょうか?
そんな気になる動物の言葉の理解力についてご紹介します。
この記事の目次
動物は言葉を理解しているのではなく音を聞いている?
犬や猫などのペットは飼っていますか?どのくらい言葉を理解しているんだろう?と思う事ってありませんか?
動物は、人間の話す言葉を意味のあるものというよりも、音として聞いているそうです。
聞こえてくる音とその時の状況を繋げて記憶しているのだそうです。
そしてその記憶によって、様々な行動をしているといいます。
「ご飯だよー」と言われたら、ご飯がでてくるという事を覚えているのです。
「お散歩だよー」と言われたら、散歩、外に出るといった感じですね。
犬やネコやうさぎなどの、ペットとして飼われている動物の多くは人の表情や雰囲気もよむことが出来るといいます。
「ご飯だよー」と言わなくても、ご飯を準備する様子や音などでご飯を用意していることを理解しています。
飼い主の動作や顔の表情まで見て、全体的に判断しているそうです。
「お散歩だよー」といわなくても、首輪やリードを用意しただけでも「散歩だな」と理解してペットのほうが行動するという事です。
動物は言葉を理解している?犬について
ペットのなかでも、特に犬は言葉をわかっている?と感じることは多いですね。
実際にはどうなのでしょうか。
ある大学で行われた実験を紹介します。
まず犬に、犬にMRI装置をつけます。
そして飼い主のニオイをかがせます。
そうすると、犬の脳はどうなったでしょう?
脳の報酬系が反応したそうです。
脳のなかの心地よい感覚という部分の報酬系が反応したといいます。
また他のニオイもかがせてみましたが、特に人に対するニオイに敏感に反応したそうです。このことから、犬は人間が好きということがわかります。
また鳴き声などの色んな種類の音を聞かせた実験では、泣き声などの感情的な音の場合に人間と同じような反応をしたそうです。
犬も感情を理解できるといえ、喜びや悲しみなどの感情はあるといえるようです。
音と行動を結びつけ、何度も経験することで言葉を理解しているといったことがそうです。
動物は言葉を理解している?猫について
最近は犬よりもネコ派!という人も増えてきています。
ではネコの場合はどうでしょう?
ネコにはどんなイメージがありますか?ネコは一人が好き?
ネコは思ったよりも社交的だと言われています。
実際には、ネコにも社会生活があるそうです。その中で一人が好き、集まるのが好きという感じになっているようです。
またネコも、人の気持をよんでいるといいます。
ネコは自分勝手な生き物のように言われますが、ちゃんと人とも絆を結んでいます。
飼い主が落ち込んでいる様子ならそれ察して、頭をこすりつけてくるといった行動が多くなるそうです。
飼い主のその時の感情によってネコも行動を変えているといいます。
またネコは数を数えることが出来るそうですよ。
ネコは頭がいいのでしょうか?小さい数は認識できるといいます。
エサを使った実験では、2つ、3つと区別できたそうです。
そしていつも寝ているイメージがありますが、時間の感覚もあるそうです。
ある実験では、5秒間と20秒間の区別が出来たといいます。また大体の体内時計もあるそうですよ。
動物は言葉を理解できなくてもコミュニケーションをとります
動物だって人間と同じようにコミュニケーションをとっています。
色んな例を見てみましょう。
- カニ
カニにはハサミがありますね。そのハサミを使ってコミュニケーションをとっています。自分の状態を相手に知らせるそうです。 - ミツバチ
ミツバチのダンスって聞いたことはありますか?ダンスをして、食料のある場所をほかの仲間に知らせています。
ハチのそのダンスは、動きや角度や時間によって伝えるといいます。 - コウイカ
肌細胞を使って色を変えカムフラージュしたりします。
動物の言葉は理解できなくても行動で会話できるのです!
できれば、ペットと会話したいと思いませんか?会話が出来なくても、何を言いたいのか知りたいですよね。
よくネコや犬がしゃべった!という動画などをみますが、本当にそう聞こえる場合もあれば、飼い主にしかわからい・・・という場合もあります。
飼い主にしてみたらホントにそう聞こえるのでしょう。ペットと会話したいという気持ちが強いのでしょうね。
犬やネコは言葉も持たないので、会話することはやはりムリですね。
ですが、ペットは違った言葉で飼い主に話しかけているとしたらどうですか?
もし、道で外国人に何かを聞かれたらどうしますか?もちろん外国語は話せません。
できるだけ伝えようとジェスチャーで教えませんか?
ペットも同じといえます。言葉は話せないので、自分の体を使ったり鳴き声をあげたりして一生懸命に伝えようとしています。
ペットの動きの一つ一つが飼い主へのメッセージなんですね。
付き合いが長いとペットも飼い主も、言葉がでなくても何を言いたいかわかる・・・ということもたくさんありますよね。