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東京での生活が苦しいと感じながらも東京にとどまる訳は

2018.3.10

東京で生活するなら、金銭的な余裕がないと生活苦に陥ってしまいます。
苦しい、苦しいと思いながらも東京での生活から抜け出せないのはどうしてなのでしょうか?

東京にさえ行けばどうにかなるという夢を抱いていざ上京してみたものの、東京は人間らしく暮らすには不向きな場所でした。

そんな東京で生活する人々の声を集めてみました。

東京の生活が苦しい… その実態とは?

女性専用のシェアハウスに住んでいます。部屋は個室ではなく、二段ベッドが並んでいるドミトリータイプで、それでも渋谷区なので月に5万円ほどの家賃が掛かります。

以前は別のシェアハウスに住んでいましたが、そこは住民同士のトラブルが多かったので、今はそういうこともなくとりあえずは満足しています。

もちろん一人暮らしをしたいというのが本音ですが、引っ越し資金が厳しいのでシェアハウス暮らしです。

実家も関東にありますが、とにかく親との折り合いが悪くて頼りたくないし帰りたくないのでシェアハウスで暮らしています。

仕事も大学卒業時の就職に失敗して希望の仕事には就けませんでした。その後、体を壊してしまって今も非正規雇用者として働いているので将来的な不安もあります。

安定した収入や低賃金で働いてて、大学の時の奨学金の返済もあるので今は生活していくのが精いっぱいで、奨学金を返し終わったら少しは将来や一人暮らしの事を考えられるようになると思います。

東京での生活は苦しい?結婚しても夫婦で協力できないと最悪な事態に。

結婚したら少しは生活が楽になると思っていたのに・・・

低賃金で激務を強いられ入れ替わりが激しい業界で働いています。給料は手取り17万円です。昨年、数年付き合っていた彼氏と結婚し、これで少しは生活が楽になるかと思っていたのですが、現実は厳しかったです。

夫の手取りは18万円で、夫婦とも福利厚生がないので給料は家賃や水道光熱費、保険や生活費などに消えて行ってしまいます。

ちなみに、夫からは生活費として毎月8万円貰っている状態です。私はプチプラの化粧品を数か月持たせて服も安い物を買ってやりくりしていますが、夫は手元に残ったお金は好きに使っています。

少しは貯金するなり考えて欲しいと言っても全然聞いてくれません。いずれは子供が欲しいけど、今のままでは子供を産んでも育てていく余裕はありません。そこで、仕方なく夜の仕事も始めました。

結婚する前より生活が厳しく、家事や仕事など負担が増えただけのような気がします。

また、最近は職場の人間関係が良くないらしく仕事を休む時もあって、結婚するならちゃんと収入や生活力のある人としなければ苦労するだけかもしれないと分かった気がします。

東京での生活が苦しい…。生活が苦しくて惨めな思いをした体験談とは?

あまり給料が良くない会社だと分かっていても、就職した当初はなれない仕事で残業も多く、もっと収入を得たいと思ってもどうすることも出来ませんでした。ただひたすら、昇給するのを待つしかないと思っていたのです。

そのため、毎月頑張って働いたお金が家賃や生活費などに当てても足りないので、お金を借りて生活していた時期もありました。

なるべくお金を使わないように生活しなければいけません。交際費は出費になるので、遊びたくても友達の誘いを断って一人で過ごす事も多かったです。

そんな生活を1年年間続けていましたが、幸運な事に私の勤める会社の業界が好景気になったのです。

大きな額ではなかったものの昇給しましたし、何よりボーナスの金額が変わりました。それまではボーナスはあってないような金額で生活費に消えるだけでしたから。

好景気になって収入が改善し借金を返すこと出来たので、生活も改善することが出来ました。と言っても、安定した生活を送れるようになったのはそれから3年後くらいでした。

それでも私は運が良い方だったと思います。

東京で暮らすにはお金がいる。

一人暮らしの女性を狙う犯罪は後を絶ちません。だからといって、セキュリティの高いマンションは家賃が高くて住めないのが現状です。

東京は地方よりも給与水準が高いと言いますが、手取り17万円以下という人も珍しくありません。奨学金を得て大学に進学し、就職をしてお金を得ても奨学金の返済や生活費で生活が苦しいという人も多いです。

低い手取りの上に奨学金の返済もあるような女性の場合、駅に近い物件やセキュリティ面が安心な物件は必然的に家賃が高くて住めません。そのため、駅から遠くてオートロックもないアパートに住む女性も多いです。

そうすると、どうしても駅から自宅までの道のりが長く、場合によっては薄暗い人通りの少ない道を通らないと行けなかったり、満員電車に乗っている時間が長いために痴漢被害に遭うリスクが高くなります。

女性達の中にはそういったリスクがあることを理解していても、先立つものが無くてセキュリティが高い家に住めないのが現状なのです。

田舎でのんびり?田舎は田舎の息苦しさがある。

田舎で生まれ育ったから、田舎には田舎の息苦しさがあるのを知っています。

就職してから数年、ほとんど帰省出来ていなかったですが、漠然といつかは地元に戻るのだろうと考えていました。そこで、転職する時に有休消化のため長めに帰省してみることにしました。

地元の駅に降り立った時は空が広くて解放感にあふれた気分になり、「地元は良いな」という気持ちになりました。しかし、すぐに田舎の息苦しさを改めて感じたのです。

年配の人達からは結婚のプレッシャーを掛けられ、30代でも独身だと変わり者扱いです。年末年始やお盆でもない時期に帰省したものだから近所の人には怪訝な目で見られました。

地元の大きな病院に行けば、誰かが病気なのでは?とすぐ噂になり、なかなか子供が出来ないと「仕事してるからだ、病院に行け」と言われる。

それでも、地元に残った友人たちは、結婚が女の幸せと信じているので、こちらにもどうして結婚しないのか?と無遠慮に聞いてくるのです。

都会育ちで嫁いできた母は、どこでも知り合いに会うし生活しずらいと言っていました。

もちろん、田舎の良さとこれらは表裏一体となっていると思います。地域のつながりがあって世話好きな人が多いということでもあるでしょう。

いつもと違う事が起こっていると噂になるのは、治安を保つのに繋がっています。

それでも、都会の自由さの方が私には合っていると気付き、地元に戻るという選択肢はほぼ消えました。

この記事の編集者

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