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祖母が亡くなると休んで大丈夫?会社への連絡やマナーについて

2018.4.9

大好きだった祖父や祖母が亡くなるのは、とても悲しいことですよね。

では、祖父や祖母が亡くなったときは会社を休んで葬式に参列してもいいのでしょうか?
また、会社への連絡マナーや忌引きで休暇する際の注意点とはどんなことでしょうか?

そこで、祖父や祖母が亡くなったときの気を付けたいマナーについてご紹介いたします。

祖母が亡くなる。会社への連絡マナーとは

祖母や親族が亡くなった時の、忌引きと有給休暇の違い

忌引き休暇は法律で定められていませんが、有給休暇は労働基準法により定められています。

忌引き休暇は基本的に、無給としている会社が多いですが、有給休暇は休暇を取っても給与が出ます。忌引きを有給休暇にして欲しいと思う会社員も多くいますが、忌引きを有給にしてしまうと、ウソの報告で休暇を取る人が増える可能性もあると言う懸念もあるので、無給にしている会社が多いのです。

引きでの休暇の日数は?

忌引き休暇の日数は、会社によって違いますが、一般的には血縁関係が濃いと日数が長くなります。亡くなった当日か数え始める会社もあれば、次の日から数え始める会社もありますので、就業規則を確認しましょう。

一般的な忌引き休暇の設定日数

  • 配偶者:10日間
  • 自分の父母 7日間(喪主の場合は10日間)
  • 子 5日間
  • 兄弟姉妹 3日間
  • 祖父母 3日間
  • 配偶者の父母 3日間
  • 叔父、叔母 1日間
  • 孫 1日間
  • 配偶者の祖父母 1日間
  • 配偶者の兄弟 1日間

忌引きで休む時の注意点

会社によっては、弔電を準備したり、参列を予定するなどの対応する会社もあります。忌引きの連絡は、直属の上司にしましょう。

どのような方法で連絡する?

基本は電話で伝えることがマナーですが時間帯(深夜、早朝)により難しい場合は一度メールなどで報告し、その後電話をかけるようにしましょう。

祖母が亡くなる・・・会社を休んで参列するべき?

祖母や親族が亡くなったときの、お葬式の参列について

両親が亡くなった場合

子の場合お葬式に参列しないこと自体が非常識になります。会社も休みを取得することについて口出しはしません。

弟が亡くなった場合

こちらも両親と同じですが、参列して当たり前の間柄になります。

祖父母の場合

こちらも当然参列するべきです。例外として参列しないとなると、生まれてから1度も会った事がないなど、まったく接点がない時に参列しない場合があります。

どの程度の親族の参列?

6等身以内の血族と3等身以内の親戚は休みをとってでも参列するべきと言われています。
6親等以内の親族
父・母
祖父・祖母
自分より上の世代6代
伯叔高祖父母
伯叔曾祖父母
またいとこ
めい
めい孫
従めい
従めい孫
曾めい孫
玄めい孫
伯叔従祖父母
伯叔父母
いとこ
3親等以内の親戚とは自分からみて
配偶者の父母
配偶者の祖父母
配偶者の曾祖父母
配偶者の伯叔父母
配偶者の兄弟
甥、姪

祖母が亡くなることで会社を忌引きで休暇する際の注意

祖母や親族が亡くなった時に忌引きで休暇する時に注意すること

忌引きで会社を休むとなると、会社に迷惑をかける場合もあるので、忌引き休暇を取る場合に注意しておくことについて理解しておきましょう。特に注意することは、会社の業務に支障が出ないように連絡することになります。

引継ぎ業務がある場合の注意点は、口頭で伝えて後日メールも送る

忌引き休暇の日にちが長い場合は引継ぎをしなければいけない場合もあります。その場合は、電話で連絡した後に、メールで詳細について送るようにしましょう。なかなか時間がないかもしれませんが、会社に迷惑をかけないための最低限のマナーになります。

お通夜や葬儀の日程の注意点

弔電を出したり、社内に通知する企業もあるので、お通夜やお葬式の予定が決まったらすぐに上司もしくは総務に連絡しましょう。伝えることは、日時、場所、喪主、会場の住所です。

忌引き休暇明けに出社した時の対応や注意点

忌引き休暇明けに出社した時、先輩や同僚にあいさつをして感謝の気持ちを伝えましょう。3日以上の休暇や長い休暇を取った場合は菓子折りなどを配る気配りをしましょう。先輩、同僚からの香典をもらった場合は香典返しをしましょう。

祖父・祖母の葬式参列時の服装について

祖父母のお葬式になると、孫にあたるあなたは正喪服が一般的になります。

  • 男性の場合、和装であれば、黒無地の五つ紋付着物と羽織袴。洋装の場合、黒いスーツに黒無地のネクタイが正喪服になります。
  • 女性の場合、和装は黒無地の五つ紋の着物、黒帯。洋装の場合黒無地のワンピースやスーツを着ます。

正喪服をイメージする時に押さえておくことは肌の露出は控える事です。夏になると男女とも涼しげな服装になりがちですが、正喪服を着る時は夏も長袖にしましょう。小物類にも注意が必要です。手にもつバックは布製の素材し、色も黒が理想です。

どうしても葬式に参列できないときは・・・

どうしてもやむを得ない事情で祖父母のお葬式に参列できない時もあります。

仕事以外でも例えば受験、入社試験、結婚式など人生にかかわる大きなイベントがあったり、病気や怪我で行けないなどの場合は親族に行けない理由を説明する必要があります。そして香典を送るようにします。誰かに持って行ってもらえる場合は預けてもいいです。弔電や供花も準備するとさらにいいでしょう。

お葬式に最初から最後まで参列が難しい場合は、少しだけ顔を出し親族に挨拶してもいいです。

この記事の編集者

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