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書類に印鑑を押す際の正しい位置とキレイに押すポイント!

2018.2.25

書類に印鑑を押す際、特に押す箇所が複数ある場合には、どの位置に押すべきなのか迷うこともありますよね。

印鑑を押す位置にマナーはあるの?正しい位置とは?キレイに押すポイントは?

署名捺印と記名押印の違いなども合わせてご説明します。

書類に印鑑を押す際の位置にマナーはあるの?

複数の箇所に印鑑を押さなければならない場合があります。
その場合は、「右から押す」のがマナーとなっています。

それは、役職が最も高い人が、左端の押印欄に印鑑を押すのが原則となっているからです。
よって、あなたの役職が一番下なら、押印は右端の欄が正解です。

 

また、左端の蘭に押印をする人は、「左斜めに印鑑を押す」といったマナーが浸透している企業もあります。
左斜めに印鑑を押すことで、左端の上司にお辞儀をしているように見えるからというのが理由のようで、奇妙な風習に思えますが、ごく一部の企業で浸透しているのも事実です。
あなたが勤めている企業で印鑑を押す際の奇妙な風習がある可能性もあるので、先輩などに確認してみると安心です。

 

また、縦書き書類で、縦に並んで押印欄がある場合は、役職が高い人が一番上に押印するのが基本です。
役職が下であるあなたが押印する際は、下から印鑑を押していきましょう。

押印の位置にはマナーがあります。
一社会人として、マナーを理解したうえで押印するようにしましょう。

請求書の書類に印鑑を押す際の正しい位置とは?

会社の印鑑には、「丸印」と「角印」がありますよね。
契約の内容によっても違いがありますが、丸印と角印の違い、請求書に印鑑を押す際の正しい位置についても理解しておくことが大切です。

丸印

これは企業における実印を意味するものです。
会社の実印として登記されるもので、金融機関など重要な契約を武図部際に使用されるものです。
よって、普段の業務で使用することはほとんどなく、会社の代表者が厳重に保管しているものです。

角印

会社の実印として使用される丸印に対し、請求書や納品書など、日常的な業務で使用される印鑑が角印になります。
認印としての役割があり、会社が正式に発効した書類を示すこともできる印となります。

書類に印鑑を押す正しい位置

請求書に社員を押す際は、自社名や所在地などが記載された部分が右側になるように押印します。ただ会社や書類によってもことなりますので、前もって確認しましょう。

社名の中央に押印するか、社名や所在地などの記載に少しかぶせるように押印するのが一般的です。これにより、社名が複製されるリスクを防ぐこともできるからです。

書類に印鑑を押す際、位置がずれることなくキレイに押すには?

書類に印鑑を押すのが苦手人も多いのでは?
ズレてしまったり、印鑑の一部が欠けてしまったりなど、キレイに押すのは意外と難しいものです。

契約の際によく割印を押すこともありますが、これもなかなかキレイに押せないものです。

2枚重なった部分に押す契印や割印ですが、段差があるため境界部分の印影がかすんでしまうしまうことが多々あります。

 

キレイに押すには、捺印面の高さを揃えることが大切なポイントになります。
そのためにも「捺印マット」は必ず用意しましょう。普通のものでも効果がありますが、真ん中が若干盛り上がっているタイプのものがあればベスト。

捺印箇所の下にマットを敷いて、下側の面から紙を差し込むようにし、上側部分の高和に合うよう紙を追加していきます。横の辺を境界線部分まで合わせることで、捺印面の段差をなくすことができます。

境界線の真上に印鑑の上端がくるよう調整し、印鑑を上からしたへ向かって押し込むようにゆっくりと押し付けます。
もう片方の手を使ってさらに少しずつ力を加え、小さく「の」を書くように数回押すようにします。
押し終わったらゆっくりと紙から話すだけです。力を入れ過ぎないようにご注意ください。

書類に印鑑を押す際の疑問、署名捺印と記名押印の違いとは?

書類に印鑑を押す機会は多々ありますが、署名捺印と記名押印の違いについて知っていますか?それぞれの違いについてご説明します。

署名捺印、署名押印についてですが、これは自らがペンを取って自分の氏名を書いて印鑑を押すことを意味します。
重要な書類などは、この署名捺印の形を求めるのが一般的です。
署名捺印と署名押印は単なる言葉の違いだけで、形式上の違いはあまりないようです。

一方の記名押印は、パソコンなどで名前を書いたり、社印などで人の手を使わず印字しそこに判を押すことを意味します。
自署ではないですが、商法上は有効となるのが一般的です。
少額の見積書や請求書などに使われることが多く、押印する印鑑もデジタルな印鑑で問題ない場合がほとんどです。
記名押印と捺印押印がありますが、これも言葉の違いだけで意味は同じです。

ちなみに署名、いわゆるサインのみという場合もあります。
欧米では一般的ですが、有効性はどのくらいあるのかは微妙なところです。
実際、欧米ではクレジットカードの返金処理などで、サインが同一だと判断されず返金ができなかった場合もあるようです。

書類に押す印鑑にはどんな種類があるの?

印鑑の種類はいくつあるかご存知ですか?
個人で使う印鑑は大きく分けて5種類になります。

実印

住民登録している自治体に登録申請し、印鑑登録として受理されている印鑑のことをいいます。
重要な契約の際に必要とされるもので、不動産取引などによく使われます。自治体によって印鑑の印面に規定がある場合もあるので、実印を付く際は注意しましょう。

銀行印

銀行を利用する際に使う印鑑です。
預金口座の開発や小切手の作成などに使うので、実印同様取り扱いには細心の注意が必要となります。

認印

日常的に用いる印鑑です。
郵便物の受け取りに使われることが多いですが、印を押すことは「承認」したことになるため、認印だからと気軽に使用するのではなく、実印や銀行印同様に、注意して扱いましょう。

シャチハタ

朱肉を使わず簡単にスタンプできるのがシャチハタです。インクなので消えやすい為、重要な書類に使う事はできません。

三文判

100円ショップなどで売られているような、大量生産されている出来合いの印鑑のことです。会社の書類などで使用することも多いですが、朱肉が必要になります。銀行でも使える場合もありますが、避けた方が無難です。

この記事の編集者

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